湿度の高さが特徴とされている日本の夏、日々の着こなしには「さて、今日は何を着ていこうか…」など悩みの種も多いもの。特にビジネスパーソンにとっては、当日のスケジュールに合わせながら「なるべく暑さも回避したい」と考えるはずです。時と場所、場面を考慮すれば、Tシャツ＆ショートパンツというわけにはいきません…。そこには社会性を考慮したうえで、気温との相談も必要になるというわけです。
2023年夏、大人の男性は何を着る？
2023年5月23日に気象庁は、本年は夏までにエルニーニョ現象（*1）が発生し観測史上最大規模になる恐れもあると警鐘を鳴らしています。通常エルニーニョ発生時は、日本では冷夏（夏の気温が低くなる）になる傾向が比較的多いという統計もあるようですが、気象庁の予報はその反対、「2023年の今夏は日本全国的に気温が平年並みか…高い」とする予報を発表しています。
また2023年6月～8月の天候は、「全国的に気温は平年並みか高くなり、降水量は平年並み」ということ。つまりは、着心地だけなく、通気性も考慮しなければならず、着こなしに取り入れるアイテムひとつが重要な選択になってくるでしょう。
アンダーウェアのスペシャリストが手掛ける肌触りの良さを追求したポロシャツ
1860年代に、英国レース産業の中心地であったノッティンガムで創業された「サンスペル（Sunspel）」。そんな歴史あるブランドとの新たなコラボレーションのため、メンズウェアメーカーの「Mr Porter（ミスターポーター）」は、このブランドのアーカイブからインスピレーションを得ました。そこには見習うべきサンプルが山ほどあり、謙虚な下着メーカーが有名な高級ブランドとなるまでの物語に満ちていました。
「サンスペル」はこれまで、カシミヤやメリノウール、シルク、コットンなどを素材にストッキングやソックス、アンダーウェアをつくり、世界中にラグジュアリーな日常着を提供するまでに拡大してきたブランドです。
そうして今回「ミスターポーター」は、1940年代までさかのぼる衣服サンプルやデザインをヒントに、当社で独自開発したメッシュ素材を使って上品でオーセンティックな雰囲気をもちながらモダンにフィニッシュされた限定コレクションを完成させました。
それは4つのシルエットで構成される、8ピースのカプセルコレクションです。それぞれ、「エクリュ（Ecru＝淡いベージュ）」と「オーツ（Oat＝ブラウン）」の 2 つの素朴な色合いがラインアップされています。
ボタンレスのポロシャツは、素材にエジプト産ロングステープルコットン（長繊維コットン）が使用されており、チャンキーで厚手のメッシュニットで仕上げらています。ゆったりとした雰囲気とフィット感を持ち、ボタンのない首元は涼し気な印象を与えてくれることでしょう。夏季にも取り入れられる、通気性の良いデザインになっています。
キャンプカラーのシャツには、エキストラロングステープル（超長繊維）スーピマコットンが使用されており、涼しく軽量なデザインは暑い中でも夏らしさを演出しながら快適に着られるアイテムです。（俳優ダニエル・クレイグが演じる）ジェームズ・ボンドも着用し、「サンスペル」のシグネチャーとなったリヴィエラポロシャツのためにデザインされたワープニットメッシュ素材が使用されています。通気性があり軽量なので、暑い季節でも快適に過ごせるはずです。
インナーとしても活用できる、（上述の）ワープニットメッシュ素材を採用したタンクトップもあります。さらに、旅先や急な温度変化に活用できる長袖のメッシュニットジャケットもそろえられており、こちらは夏を念頭にラインアップされていますが、秋口まで重宝できることでしょう。
このように、今夏のワードローブにぜひとも取り入れたいコレクションに仕上がっています。
*1「エルニーニョ現象」とは…南米のペルー沖で海面の水温が平年より高くなる現象をさします。
Source / Esquire UK
