サファイアは古くから王家の宝石であり、献身と高潔さの象徴ともされてきた石です。そしてロイヤルファミリーの多くが、婚約指輪に選んできたものでもあります。
エリザベス王太后(クイーン・マザー)が、1923年にヨーク公(後のジョージ6世)のプロポーズを受けたときに選んだのは、オーバルシェイプのサファイアでした。
アン王女が1973年に、そして1986年に2度目の結婚をしたときも、選んだのはサファイアを使った婚約指輪。オギルヴィ令夫人アレクサンドラ王女も、同じ宝石を選んでいます。
ダイアナ元妃の婚約指輪は、王室内で批判を浴びたとされています。が、サファイアを選ぶのが古くからの伝統であるなら、それはなぜだったのでしょうか。