カルティエは、動物が登場する広告キャンペーンを展開するたびに寄付を行い、自然保護に努めます

 カルティエはブランドや自然保護活動家、消費者が一体となって、世界の自然や生物多様性、気候などの危機に取り組む「ライオンズシェア基金(The Lion’s Share Fund)」に加盟しました。 

 この基金の活動目的は、「生物多様性の喪失」に歯止めを掛けて生息環境を保護すること。今回加盟したカルティエをはじめ「ライオンズシェア基金」に加盟したブランドは、動物が登場する広告キャンペーンを展開するたびに広告媒体費の0.5%を同基金に寄付を行い、地球環境の危機に立ち向かいます。

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Cartier

 「自然界の美は、カルティエのタイムレスな作品にとって常にインスピレーションと創造性の源となってきました。この世界に生きるものとして、“生物多様性”を守り、野生動物を保護することはカルティエの務めだと確信しています。これは、『ライオンズシェア基金』のような画期的なパートナーシップに対する私たちの支援を強化し、未来の世代のために世界の自然的遺産を保護すべく力を合わせることを意味します」と、カルティエ インターナショナル プレジデント&CEOのシリル・ヴィニュロン氏はコメントを発表しています。

 動物が登場する広告は、世界の広告全体の約20%となっています。それにもかかわらず動物は、受けて当然な支援を必ずしも受けているわけではないのです。集まった資金は動物保護、生息環境の喪失、気候危機に大きな影響をもたらす全世界のプロジェクトに分配されます。

 ライオンズシェア基金は、貧困を終わらせ地球を守るための、国連の世界的な行動の呼びかけである持続可能な開発目標に貢献しています。

 
Cartier

カルティエについて

 1847年にフランスで創業した世界有数のラグジュアリーメゾン。ジュエリー、ファインジュエリー、ウォッチ、フレグランス、レザーグッズ、小物などのクリエイションは、たぐい稀なクラフツマンシップと時代を超えたシグネチャーとの融合を象徴しています。現在、メゾンは世界中に265店のブティックを擁しています。

ライオンズシェア基金について

 ライオンズシェア基金は、Finch・Mars・Nielsen・BBDOというグローバル企業を創設メンバーとして、「国連開発計画(UNDP:United Nations Development Programme)」によって主導されています。今後5年以内に年間1億ドル(約105億円)超を募ることを目指し、2018年9月の活動開始以来、自然環境保護に向けた取り組みを行っています。

 まずはゾウの密猟を根絶するため、野生動物を保護する法執行官の無線システムを改善。そうすることでモザンビークのニアッサ国立保護区を支援してきました。

 さらに、インドネシアの北スマトラ州で絶滅の危機に瀕しているオランウータン・ゾウ・トラのための土地購入を共同融資する他、女性のみからなる森林警備部隊やスマトラ島初のサイ保護区域を創設しています。

 そして2020年2月には、オーストラリアの大規模な森林火災に対して、野生動物保護を目的とした2つの少額助成金を送る共に、ニューサウスウェールズ州各地の傷ついた野生動物の治療とリハビリ、カンガルー島のスミントプシスを絶滅から守るための取り組みも行っています。

国連開発計画(UNDP)について

 「国連開発計画」は貧困や格差、気候変動といった不公正に終止符を打つためにたたかう国連の主要機関です。170か国において、人間と地球のために総合的かつ恒久的な解決策を構築すべく、さまざまな専門家や連携機関からなる幅広いネットワークを通じ支援を行っています。