外出自粛をするようになってから、クローゼットを整理したり、身体が痛くなるほど寝転んでNetflixを観たり、やけに凝った料理を試してみたり、家中を掃除したり…など、これまで後回しにしてきたことができた人も多いことでしょう。

 また、ヒゲをどれだけ伸ばせるか挑戦したり、この期間に新しいファッションに挑戦している人もいます。

これはpollの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

 気温も上がりつつあり、毎日似たような服装に飽きてきた方は、今こそ自宅を実験室にするチャンスです。これまで、レッドカーペット上でセレブたちが挑戦してきた、スタイルの数々にあなたも挑戦してみてください。

 万人受けしないスタイルもあるかもしれません。ですが目新しく、慣れないだけかもしれませんよ。それをここで調査してみましょう。

ニック・ジョナス、オーランド・ブルームによる「ワンカラースタイル」

ニック・ジョナスのレッドカーペットスタイル
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 時間があればワードローブをくまなくチェックして、同じ色の服を探してみてください。できればパンツ、Tシャツまたはシャツ、そして全く同じ色のジャケットがあれば完璧です。

 ニック・ジョナスは靴まで同一色ですが、今シーズンは似た色合いの服で統一するだけで十分でしょう。オーランド・ブルームに関しては、自らの服装にペットまでリンクさせていました。

 ニック・ジョナスのようにゴールドで統一するのは、難がありますね。ですが、「ワンカラースタイル」なら挑戦しやすいでしょう。

シャイア・ラブーフによるスポーツソックスとダブルブレストスーツ

シャイア・ラブーフによるスポーツソックスとダブルブレストスーツ
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 ダブルブレストスーツが好きな方は、もう挑戦しているかもしれません…。

 しかし、このスタイルはすぐにトライしてみる人と、確信が得られずためらう人に分かれるでしょう。もしあなたが後者なら、このアイディアをスタイルに取り入れるには、あるステップが必要となるでしょう。

 デヴィッド・ベッカムがこれまで幾度となくスーツにスニーカーを組み合わせてきたように、まずはスニーカー × スーツのスタイルに慣れましょう。そうして、慣れてきたころにシャイア・ラブーフのようにローファーとスポーツソックス、そしてダブルブレストのスーツと合わせてみてください。

 自宅で数日間このスタイルに挑戦してみてください。さらに時に、オンラインミーティングにこのスタイルで参加し、そのときの反応などを参考にしながら、自身の新しいコーディネートの1つに追加できそうかどうかを検証してみてください。

ティモシー・シャラメによる「気軽にタキシード」

ティモシー・シャラメのレッドカーペットスタイル
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 タキシードは購入するとなると高価であり、しかも、なかなか着ていく機会もありません。ですがティモシー・シャラメは違います。結婚式から逃げ出してきたように見せることなくタキシードを定期的に着こなし、コーディネートの幅を広げています(明確なことはわかりませんが、彼自身のアイデアではなく、専属スタイリストのアイデアの可能性も大ですが…)。

 タキシードには着用ルールがつきものです。が、一旦無視してプリントTシャツを合わせてみましょう。もし「やりすぎかな?」と思ったのであれば写真を撮っておき、次のパーティー前にもう一度考え直してみればいいのです…。

ブルックリン・ベッカムのマニキュア

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 2020年1月下旬に行われた、ディオールのメンズコレクションのフロントローに座ったベッカム一家。全身ディオールを纏(まと)った一家のスタイルに注目が集まったのはもちろんのことですが、ブルックリンの「マニキュア」も見逃せませんでした。「女の子に塗ってもらったのか?」とも考えられますが、これは彼のファッションのひとつなのだと考えていいでしょう。

 ベッカムの他にも2020年のゴールデングローブ賞でアンセル・エルゴートは、ペールグリーンのマニキュアを、2019年のビルボード・ミュージック・アワードではバッド・バニーがネオンイエローのマニキュアをしていました。他にも、ハリー・スタイルズやピート・デヴィッドソンなどもしています。

 定期的に手や爪を綺麗に手入れする良い機会だと思って、この期間に挑戦してみるのもいいかもしれません。 しかし、彼らを見てわかるように、あまり派手にデコレーションするのは良案ではなさそうです。

ラミ・マレックの完璧なるミニマリズム

ラミ・マレックのレッドカーペットスタイル
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 在宅ワークでめまいがするほど忙しい日々を送っている方は、新しいスタイルの服を試す時間はあまりないでしょう。結局のところ最も簡単なのは、何も考えずにいつもの服を着ることです。そんな方に注意しておきたいことは、言いたいことは、パジャマやジャージーがいつもの服ではないですよね? ジーンズやチノパンにはき替えることから初めてください…ということです。

 ワードローブに、たくさんの服を抱える必要はありません。ただ、いつも同じ組み合わせなら、その中からいつもは組み合わせないアイテムを組み合わせることが、新しいスタイルを生むきっかけになるはずですので…。

デイヴィッド・ベッカムによるビーニー帽

デイヴィッド・ベッカムのビーニー帽
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 2019年冬から2020年春にかけて、トレンド浮上していた「ビーニー帽」ですが、挑戦したいと思いつつ被り方も難しく、なおかつ帽子慣れしていない方はその格好に少々恥じらいを感じて外に出ないままで…クローゼットの肥やしになっていませんか?

 ビーニー帽に限らず、買ったもののいまいち見慣れずお蔵入りしてしまったアイテムを引っ張り出して、数日着用してみるのもいいでしょう。そのうち新しいアイテムも、着なれればあなたに馴染んでくるはずですから…。

ハリー・スタイルズの「レースの襟」

ハリー・スタイルズのファッション
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 ハリー・スタイルズは偏見や性別の壁をすべて取り除くという決心のもと、確固たるスタイルを確立して2020年をスタートさせました…と言っていいでしょう。

 まるで子どもが持つ赤ちゃんの人形が着ていそうなレースの襟がついた服は、なるで祖母の服を着ているかのように見えました。実際、それはアイデアソースだったかもしれません。しかし実際のところ、彼と関係の深い「グッチ」がこのジェンダーレスなスタイルに大きく関与していました。

 万人受けはしないかもしれません。ですが、あなたの考えや姿勢をファッションで主張できるいい機会となるはずです。

ブルックリン・ベッカムのようなワイドパンツ

ブルックリンベッカムのようなワイドパンツ
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 ドラマ「ピーキー・ブラインダーズ」に夢中で、あの世界のファッションを真似したいと思ったのなら、ブルックリンのスタイルに倣(なら)いましょう。

 1930年代のスタイルであるワイドパンツに、今こそ挑戦するチャンスです。毎日そのパンツを制服にして、着まわしてみるのです。シャツや長袖のポロシャツ、ベーシックなハイゲージのニット、もしくは白い綿のTシャツなどと組み合わせも簡単です。

 きっと外出自粛がほどけたころには、そのスタイルがしっかり板についていることでしょう。

Source / ESQUIRE ES