記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がEsquireに還元されることがあります。記事中に記載の価格は、記事公開当時の価格です。
長いものから短いもの、そして、頭の大きさほどあるボリューミーなものまでそろっています。
マフラーというのは、驚くほどシンプルなアイテムです。しかしながら、自己表現のためには最強のツールの1つと言っていいでしょう。レニー・クラヴィッツのようにオーバーサイズのマフラーを巻きつけ、ロック・スターのようなスタイルにしてもいいですし、逆にレッドカーペットのジュード・ロウのように、ミニマルなスタイルにしてもいいでしょう。ジャケットの下襟の下に忍ばせれば、スーツをさりげなく引き立ててくれます。好きなスポーツチームや政治的な立場をアピーする手段にもなります。そして何より、首を温めてくれるのです。
マフラーやスカーフの歴史は単純で、人は寒くなると首に何かを巻いてきました。(紀元前1350年にエジプトのネフェルティティ王妃が巻いたのが最初だと言われている)スカーフの興味深いところは、歴史の中でさまざまなサブカルチャーによって、多様な使われ方をしてきたということになります。
例えばモッズ(1950年代後半から1960年代中頃にかけて、イギリスで流行した音楽やファッションなどのスタイルを支持する人々)は、ペイズリーや水玉模様のシルクやサテンを使ったルーズなスカーフを好んで着用していました。また、サッカーファンは、何十年にもわたってチームへの忠誠心を示すために、そして暖かくチームを見守るためにスカーフを使用してきました。どちらのスタイルも、今シーズンのメンズウエアの重要なトレンドである2つのスタイルにつながっています。
2020年1月に開催された2020年秋冬のショーでは、ランウェイに控えめな60年代風マフラーが登場しました。その中にはもちろん、スウィンギング・ロンドンの復活に必死になっている「セリーヌ」や、ロックなコミュニティに欠かせない「サンローラン」も含まれます。「ランバン」はよりカジュアルでボリュームのあるシルエットのスカーフをスタイリングし、「グッチ」は90年代風の秋冬コレクションのアクセントとして使用していました。
ファッションブランドが独自のサッカーマフラーをつくるトレンドも、まだ続いています。が、2019年と比べるとその勢いは落ち着いているようです。「アリーズ」、「マーティンローズ」、「バレンシアガ」、「ヴェルサーチェ」のようなブランドを見るとわかりますが、「イートウツ」や「アミ」のマフラーのように、ストライプやスローガンのようなおなじみのデザインがオーバーサイズの長いマフラーにあしらわれるようになりました。2008年に製作されたイギリスの映画『情愛と友情』に出てくるような堅苦しいデザインになっているので、ツイードや履き慣らしたブローグシューズなどに合うはずです。
オーバーサイズのマフラーもまた、今シーズンの流行りです。どっしりして着けごこちのいいものとしては「フェンディ」、「ドルチェ&ガッバーナ」、「アルマーニ」などが挙げられますが、ベーシックなデザインとなっています。シンプルなカシミヤのマフラーでも何ら問題はありませんし、クラシックな「バーバリー」のチェックを身につけているからといって、街から追い出されることもないでしょう(笑)。
クールに、そして暖かく、マフラーを楽しみましょう。
クラシックでスタンダードなデザインは、1つ持っておくと重宝します。起毛加工で保温性も高く、オーバーサイズシルエットなので、首元にボリュームをもたせることができます。
「Joshua Ellis(ジョシュア エリス)」は、英国テキスタイルの歴史の中でも最古のファクトリーのひとつで、創業は1767年。カシミヤマフラーとストールをつくり続ける老舗ブランドです。
「Burberry(バーバリー)」のチェックのカシミアマフラーは究極です。確かに安くはありませんが、クラス感とクラシックな英国スタイルはきちんと担保されています。
和の雰囲気を醸(かも)す、ジャパニーズソウルを持つインディゴ染のスカーフは、英国でも人気のアイテムの1つです。
マルチカラーの「Loewe(ロエベ)」のマフラーは、ダークトーンでまとめがちな秋冬ファッションの差し色にぴったりです。
こちらの温かみのあるベージュのケーブルニットは、見た目同様に保温性の高いアイテムです。なぜなら、非常に希少なベビーカシミアを使用しており、軽量で滑らかな肌触りで、冬の寒さの中でも心地よく包み込んでくれるはずです。
ポケットつきのマフラーという斬新なデザインを提案した「Prada(プラダ)」。ナイロン生地がラグジュアリーストリートを演出しています。
モヘアとバージンウールが混紡された、上質なブレンド素材を使用を使用しています。
肉厚で保温性抜群のヘリンボーンツイードマフラー。色物にあまり慣れていない方でも、ワインレッドなら落ち着いた色味なのでオンオフ兼用で使用することができ、挑戦しやすいでしょう。
Source / ESQUIRE UKTranslation / Yuka Ogasawara※この翻訳は抄訳です。
坂口健太郎やKARINA(aespa)も。プラダ2024秋冬メンズ・コレクションのディナー写真集
マスメディアの歪みを斬る、ダラ・バーンバウムのアート展開催。プラダ青山店にて
【メンズクラブのおすすめ:プラダ】名品に新色が仲間入り! 主張するデイリーバッグ
「プラダ」2023年春夏コレクションに、デザイナー2人が込めた意志とは?
ファッションヲタクの夢がかなう。「MIU MIU(ミュウ ミュウ)」メンズの復活
プラダ財団、展覧会「Role Play」を2022年3月11日からプラダ 青山店にて開催
プラダ、「真冬の夜の夢」2021年ホリデーキャンペーン
俳優リー・ペイスが着こなす秋冬メンズファッション|独占インタビュー
「プラダ リネア・ロッサ」2021秋冬キャンペーン
ファッションを旅する方法
2021年春夏秋冬、年間を通して予想されるメンズファッションのトレンド21
ラフ・シモンズ加入後の、新生「プラダ」2021年秋冬 メンズ コレクションで表現された“感情”