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思い立ったら、すぐにお湯を沸かせる「電気ケトル」。従来の電気ポットで沸かしたお湯を溜めておくよりも電気代が安く済み、省エネで効率的とされています。そういった使い勝手の良さから、すっかり定番家電となりました。
最近ではおしゃれな製品や、掃除しやすいもの、温度設定や保温ができるものなど、さまざまな電気ケトルが登場しています。このページでは、電気ケトルを選ぶときのポイントを解説し、ティファール、タイガー、デロンギなどの人気メーカーからおすすめの製品を紹介します。
電気ケトルを選ぶときのポイント
電気ケトルの容量は小さい物で400ml、大きい物なら1.8L程度まであります。お湯を沸かす目的と使う人数によって、電気ケトルの容量を決めるのがおすすめです。以下に使うお湯の量の目安を記載しておきます。
【使うお湯の量の例】
- コーヒー1杯:140~200ml
- カップラーメン:350ml~550ml
- カップ焼きそば(大盛り):700~850ml
電気ケトルはお湯が沸騰したらスイッチオフになる製品がほとんどですが、中には事前に温度を設定できる製品も登場しています。
例えば緑茶は、80℃前後で煎れると最も美味しくなるとされており、こだわりのある人にとっては便利な機能と言えるでしょう。また、さらに低い温度設定ができるものなら、粉ミルクづくりの強い味方にもなるはずです。
電気ケトルによっては、蓋(ふた)が外せたり、蓋のパッキンを分解できたりと、掃除のしやすさが違います。
電気ケトルはお湯を沸騰させる道具なので、雑菌が繁殖しづらい環境です。過度に神経質になる必要はありませんが、お湯を沸かすとカルキが溜まることがあるため、気になる人は掃除のしやすさに注目して選ぶとよいでしょう。
電気ケトルをコーヒーのドリップに使うなら、先端の細くなったドリップポットタイプを選ぶのがおすすめです。ただし、このタイプは大量のお湯を沸かして使うのには向いていません。先が細すぎて、お湯を注ぐのに時間がかかるためです。コーヒーのドリップ以外にも使うのであれば、バランスを考えて選びましょう。
電気ケトルのおすすめ10選
ティファール ジャスティンプラス 1.2L
電気ケトルで最も売れている定番商品が、ティファールのジャスティンプラスです。1.2Lというやや大きめのサイズで、カップ麺用のお湯を一回で2~3人分沸かせるなど、何かと便利です。
機能はシンプルで、ON/OFFボタンだけ。使い方に迷うことはないでしょう。リーズナブルな価格で、さまざまな用途に使えるオーソドックスな電気ケトルを探しているなら、コチラのケトルがおすすめです。
- 容量:1.2L
- 満水での沸騰時間:6分18秒(参考値)
ティファール アプレシア プラス 0.8L
ティファールの定番製品で、改良しながら売れ続けているロングセラーモデルの電気ケトルです。やや小さめの0.8Lサイズで、1人暮らし~2人暮らしにおすすめです。
このモデルは蓋を外すことはできませんが、片手で取っ手を持ったままフタを開けられる構造が便利です。蓋がこういった構造になっている製品は意外に少なく、使い込むほどに良さがわかるはずです。
- 容量:0.8L
- 満水での沸騰時間:―
タイガー魔法瓶 電気ケトル わく子 PCM-A080
0.8Lとコンパクトサイズの電気ケトルです。この製品の魅力は、日本メーカーらしい細やかな設計にあります。例えば、転倒してもお湯が漏れない構造になっているので、小さな子どもがいる家庭でも使いやすくなっています。また、外に吹き出す蒸気を約90%も減らしています。
- 容量:0.8L
- 満水での沸騰時間:4分(参考値)
アイリスオーヤマ BLIKE-D1000-B
リーズナブルな価格の電気ケトルは似たようなデザインが多いですが、ちょっと個性的なデザインのものを探しているならコチラがおすすめです。男性の部屋にもなじむシックなデザインです。
使い方は簡単で、スイッチを入れるだけ。複雑な操作はありません。サイズは少し大きめの1.0L。のぞき窓があるので、中に入れた水の量もひと目でわかり便利です。
- 容量:1.0L
- 満水での沸騰時間:―
ツヴィリング J.A. ヘンケルス ENFINIGY 53101-400
高級感があって、機能がシンプルな電気ケトルは探してみると意外と少ないものです。この製品は、包丁で有名なヘンケルスの電気ケトルで、美しいステンレスボディが魅力です。
片手で開閉できる蓋で、しかも1.5Lの大容量。大人数のお茶を煎れたり、料理で使うためにお湯を沸かすことが多い人に便利です。上質な電気ケトルが欲しいけれど、複雑な機能は要らないという人には特におすすめです。
- 容量:1.5L
- 満水での沸騰時間:―
ティファール アプレシア エージー・プラス コントロール 0.8L
ロングセラーの「アプレシア」に、温度調整機能と、60分間の保温機能をつけた製品です。60℃~100℃まで7段階で細やかに温度調整ができるので、いろいろな種類のお茶を美味しく煎れられます。
60分の保温機能も忙しい台所仕事では何かと便利。バリエーション豊富な「アプレシア」シリーズの中でも、コチラは蓋を取り外せるようになっているので、より清潔に使いやすいはずです。
- 容量:0.8L
- 満水での沸騰時間:3分35秒(参考値)
- その他機能:温度調整(7段階)、60分間の保温機能
象印 CK-AX10
象印らしく、電気ポットの技術を活かした電気ケトルです。特筆すベきは、蒸気が完全に外に出ないこと。そのため、蒸気によるやけどの心配が大きく減少します。
密閉構造のため、蓋が閉まっていれば倒れてもお湯がこぼれません。しかも、沸いたときにはメロディでお知らせ。日本の家電メーカーらしい、細やかな配慮が行き届いた設計です。
- 容量:1.0L
- 満水での沸騰時間:5分(参考値)
- その他機能:60分間の保温機能
アイリスオーヤマ IKE-C600T
人気のアイリスオーヤマの、コーヒードリップ向け電気ケトルです。見た目が美しく、値段もリーズナブルなことから、主婦層を中心に人気に火が付き、ロングセラーとなっています。
70℃、90℃、100℃の3段階で温度調整が可能で、保温機能もついています。のぞき窓はありませんが、中に目盛りが刻まれているので入れた水の量はひと目でわかります。
- 容量:0.6L
- 満水での沸騰時間:―
- その他機能:温度調整(3段階)、60分間の保温機能
デロンギ アイコナ KBOE1230J
根強い人気のデロンギの調理家電。イタリアメーカーらしい洒落たデザインは、電気ケトルでも健在です。紹介するのはコーヒードリップタイプですが、通常の注ぎ口のものもあります。5つの設定温度ボタンがついているので、矢印キーを押さずに一発で希望の温度を設定できるのは他の製品にない使いやすさです。
- 容量:1.0L
- 満水での沸騰時間:―
- その他機能:温度調整(5段階)、20分間の保温機能
アイリスオーヤマ IKE-G1500T
本体がガラス製のポットになっていて、中のお湯が見える、目にも楽しい電気ケトルです。付属の茶こしを使えば、このポットでお茶を煎れることもでき、ホームパーティーなどでも活躍します。
温度設定は、今回紹介した製品で最も細やかで、60~100℃の間で5℃刻みの設定が可能。しかも大容量の1.5Lなので、さまざまな場面で使えます。例えば、熱燗づくりや、粉ミルクづくりにも活躍しそうです。
- 容量:1.5L
- 満水での沸騰時間:―
- その他機能:温度調整(8段階)、60分間の保温機能
まとめ
似たように見える電気ケトルですが、洗いやすさや安全性への考え方にはメーカーごとに特色があり、製品によって機能も異なります。このページを参考に自分の用途に合った電気ケトルを選んで、すぐにお湯が沸く、便利な生活を楽しみましょう。