[目次]

▼ 育毛シャンプーは抜け毛対策などの効果が期待できる

▼ 育毛シャンプーの選び方

▼ 育毛シャンプーのおすすめ6選

▼ まとめ


男性の大きな悩みのひとつである薄毛の要因は、ストレス・生活の乱れ・睡眠不足などが考えられていますが、頭皮の状態の悪化が直接の原因となっているケースも少なくないようです。そこで、「頭皮を良い状態に保ち、強い髪の毛を育むために…」と考えられたものが、育毛シャンプーとなります。

育毛シャンプーには、頭皮への負担を努めて抑えている洗浄成分や、頭皮の血行を促進する成分などが含まれています。そんなわけで現在、薄毛で悩まれている方だけでなく、将来への薄毛対策としても育毛効果が期待できると考えられています。

そこでここでは、育毛シャンプーの選び方の基礎知識と、Amazonで購入できるおすすめの市販の育毛シャンプー(スカルプDやMARO、アデノバイタルシャンプーなど)をご紹介します。

育毛シャンプーは抜け毛対策などの効果が期待できる

棚に並んだシャンプーボトル
Diane Keough//Getty Images

育毛シャンプーは、ときに「スカルプシャンプー」とも呼ばれます。「スカルプ(scalp)」とは、英語で「頭皮」のことで、育毛を目的として、この頭皮の環境を整えることを第一に開発・製造されたシャンプーが「スカルプシャンプー」となります。

育毛シャンプーは、「洗浄=髪や頭皮を洗う」という役割に加え、「頭皮環境を整える」ための成分が配合されているのも特徴です。具体的には以下のような効果が期待できます。

【育毛シャンプーに期待できる効果】

  • フケやかゆみの予防・改善
  • 髪のボリュームアップ
  • 髪のハリ・コシのアップ
  • 抜け毛の予防

育毛シャンプーの選び方

シャンプーを選ぶ男性
zoranm//Getty Images

市販の男性用育毛シャンプーは数多くありますが、その選び方のポイントとして、以下の3つは必ずチェックしておきましょう。

頭皮ケア成分が含まれている物を選ぶ

洗浄力が強いシャンプーは、洗い上がりに爽快感があります。しかし、中には必要以上に皮脂を落としてしまうことも。そうなると、頭皮の乾燥やフケ・かゆみの発生を招きやすくなることもあります。そして頭皮環境は悪化し、薄毛を進行させる原因の1つになるとも考えられています。

そこでまずは、どのような「育毛成分」が配合されているかをチェックしましょう。

「頭皮の血行促進」「頭皮の保湿」「頭皮の炎症の抑制」「毛母細胞の活性化」が期待できる成分を確認しましょう。以下の成分をご参考ください。

  1. 頭皮の血行促進に期待:センブリエキス・ショウガエキス
  2. 頭皮の保湿に期待:ヒアルロン酸Na・豆乳発酵液
  3. 頭皮の炎症の抑制に期待:グリチルリチン酸ジカリウム・ヒノキチオール
  4. 毛母細胞の活性化に期待:アデノシン・キャピキシル

刺激の少ない洗浄成分が使われているものを選ぶ

洗浄力が強いシャンプーは、洗い上がりに爽快感があります。しかしながら、中には必要以上に皮脂を落としてしまう洗浄剤もあり、頭皮の乾燥やフケ・かゆみの発生を招くこともあります。そうなると頭皮環境は悪化し、薄毛を進行させる原因の1つになりかねません。

そこでおすすめと考えられているのが、「アミノ酸系」の洗浄成分を配合したシャンプーとなります。これらの洗浄成分は、頭皮への刺激が極めて少なく、必要な皮脂を残しながら皮脂汚れも落とすのに効果的とされています。以下の成分をご参考ください。

  • ココアンホ酸Na
  • ラウロイル系(アスパラギン酸Na / メチル-β-アラニンナトリウム液)
  • コカミドプロピルベタイン(ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液)
育毛シャンプーをする男性
Per Winbladh//Getty Images

頭皮に刺激を与える添加物が入っていないものを選ぶ

シャンプーの中には、「頭皮に刺激を与える可能性がある成分」が含まれている場合もあります。代表的なものが、人工香料や人工着色料などの「添加物」と呼ばれるものです。

主に製品の安全性や使い心地向上のために使用されていますが、髪と頭皮に対して効果的に作用する類の成分ではなく、かゆみ・肌荒れなどのトラブルの原因になることもあるでしょう。また、頭皮と顔はつながっているため、額などにトラブルが発生する可能性も否定できません。

育毛シャンプーのおすすめ6選

コラージュフルフル スカルプシャンプー【医薬部外品】

コラージュフルフル スカルプシャンプー マリンシトラスの香り

スカルプシャンプー マリンシトラスの香り
Amazon で見る

頭皮環境がとても悪化していると自覚している方に、まずおすすめしたいのがこちらのシャンプーとなります。有効成分「ミコナゾール硝酸塩」が、フケの原因となる頭皮のカビの増殖を抑制し、地肌を健やかに保つ効果が期待できるシャンプーです。

さらに、抗菌・抗酸化作用が期待できる「オクトピロックス」を配合。頭皮の臭いも抑えてくれるので、エイジングケアという観点から見てもうってつけの育毛シャンプーと言えそうです。

10種類の植物エキスが頭皮と髪を乾燥から守ってくれるので、シャンプー後にはリンスを使用しないというユーザーも多くいるとのことです。

  • 洗浄成分:アミノ酸系
  • 代表的な成分:ミコナゾール硝酸塩・ピロクトオラミン(オクトピロックス)・センブリエキス

リーブ21  アクティシャンプーR

Reve21 アクティシャンプーR 200ml

アクティシャンプーR 200ml

発毛・育毛サロンの“リーブ21”が開発した、育毛シャンプーです。実際の施術でも使われていて、過剰な皮脂や毛穴の汚れを落とし、頭皮を整える配合だと謳(うた)われています。

天然のアミノ酸系洗浄剤を使ったノンシリコン処方です。頭皮への負担が極めて少ないとされる和漢植物エキスを20種類以上配合しています。

パッケージはやや地味かもしれません。ですが、“リーブ21”のアンケートによりますと、使用者の82.7%が「抜け毛が減った」と回答をするなど、多くの方が実力を認めているシャンプーとなります。

  • 洗浄成分:アミノ酸系
  • 代表的な成分:グリチルリチン酸2K・トウキ根エキス・シャクヤク根エキス

アンファー スカルプD シャンプー ドライ 【医薬部外品】

アンファー スカルプD シャンプー ドライ 【医薬部外品】

スカルプD シャンプー ドライ 【医薬部外品】
¥7,928


発毛剤や育毛剤でお馴染みの、スカルプDブランドの育毛シャンプーです。医薬部外品ならではの有効成分が、ノンシリコンながら髪にハリ・コシを与え、ボリューム感を改善してくることが期待できます。
天然由来の保湿成分として、「カッコンエキス」や「豆乳発酵液」を配合。合成香料や合成着色料、鉱物油は不使用で、頭皮への優しさにこだわって開発されました。

こちらの製品は乾燥肌の方向けの「ドライ」ですが、脂性肌の方向けの「オイリー」「スーパーオイリー」もあるので、ご自身の頭皮の状態に合ったものを選ぶことがおすすめとなります。

  • 洗浄成分:アミノ酸系
  • 代表的な成分:グリチルリチン酸ジカリウム・豆乳発酵液

資生堂 アデノバイタルシャンプー

資生堂 アデノバイタルシャンプー

アデノバイタルシャンプー

資生堂が販売している人気育毛剤に、“アデノゲン”や“アデノバイタル”という製品があります。このシャンプーはそれらと同じく、有効成分に「アデノシン」を配合した育毛シャンプーです。

「アデノシン」とは、すでに体内のほとんどの細胞が産生するプリン代謝物です。そして資生堂が長年の育毛研究によって、「アデノシン」が髪の成長を後押しする効果があることを発見…。発毛促進因子(FGF-7)を産生し、髪の成長を促すことが大いに期待できるのです。

前述のように、もともと生体内に存在する成分なので、頭皮に負担をかける心配がほぼありません。その他、血行促進成分として「グリチルリチン酸2」や「酢酸トコフェロール」を配合しています。

  • 洗浄成分:アミノ酸系
  • 代表的な成分:アデノシン・グリチルリチン酸2K・酢酸トコフェロール

MARO17 スカルプ コラーゲン シャンプー パーフェクトウォッシュ

MARO17 スカルプ コラーゲン シャンプー パーフェクトウォッシュ

スカルプ コラーゲン シャンプー パーフェクトウォッシュ

皮脂でベタつく地肌を、濃密泡ですっきり優しく洗い上げてくれる育毛シャンプーです。アミノ酸系洗浄剤を使用したノンシリコン処方で、頭皮ケアを考えた配合になっています。

発毛への高い効果が期待されている注目のスカルプ成分「キャピキシル」と、育毛を活性化する独自の「ペプチド」を配合しています。同じシリーズの育毛剤と共通の成分が多いため、メーカーによれば、同時に使用すればより効果を感じられるとのことです。

  • 洗浄成分:アミノ酸系
  • 代表的な成分:キャピキシル・ヒアルロン酸・コラーゲン

モンゴ流 シャンプーEX

モンゴ流ストア モンゴ流 次世代スカルプシャンプー EX 350ml

モンゴ流 次世代スカルプシャンプー EX 350ml

頭皮に良いとされる成分配合に徹底的にこだわった、ノンシリコンの育毛シャンプーです。33種類の植物由来成分が頭皮の汚れを落とし、酸化を抑えて、頭皮環境を整えてくれます。

洗浄成分は地肌に優しいアミノ酸系のものにこだわり、最上級の「スルホコハク酸」を使用しています。シャンプーの泡を流す前に3分間置いて、頭皮に成分を浸透させるのがメーカーおすすめの使い方となります。これは、頭皮の刺激になる成分を含んでいないからこそできることなのだそうです。

  • 洗浄成分:アミノ酸系
  • 代表的な成分:グリチルリチン酸ジカリウム・豆乳発酵液

まとめ

育毛シャンプーの選び方とは、実は「良いシャンプーの選び方」そのものでもあります。基本的に育毛シャンプーは、頭皮の環境改善を徹底的に考えた製品。ということはつまり、シャンプーとして基本的に高性能とも言えるのです。成分も上質なものが使用されていることになるでしょう。

フケや頭皮の臭いの抑制、過剰な皮脂の分泌を抑えてくれる製品も多いので、加齢と共に大変になる「清潔感」のキープにも最適です。まずは、気になる商品をご購入いただき、3カ月間ほど連続して使用し、その効果を実感してみてはいかがでしょうか? もし肌に合わないと思ったら、すぐにでも使用を止めましょう。そして、肌に異常を感じた際にはすぐに専門の医師にご相談し、診ていただくようにしてください。