[目次]

▼ フケには2つの種類がある

▼ フケ対策シャンプーの選び方

▼ フケ対策におすすめのシャンプー10選

▼ フケ防止にもつながる正しいシャンプーの方法

▼ まとめ


毎日、お風呂で頭を洗っているのにフケが出る…。フケの原因は毎日シャンプーをしていても、頭皮の乾燥やストレスや食生活の乱れによるホルモンバランスの悪化、さらにはシャンプーと頭皮の相性が悪い場合にも発生する場合があります。

そこでこのページでは、フケの原因とフケ対策のためのメンズ向けシャンプーの選び方を詳しく解説していきます。また、おすすめの市販のフケ対策シャンプーを、ドラッグストアでも買えるものや、薬用のものも含めて紹介します。 

フケには2つの種類がある

洗面台でフケをチェックする男性
Jasmin Merdan//Getty Images

まずは、自分のフケの原因を知ることから対策はスタートします。フケの種類は大きく分けて2種類あります。「乾性フケ」と「脂性フケ」について見ていきましょう。

「乾性フケ」はカサカサ乾燥している

白くてカサカサした小さなフケが出るのは、頭皮の乾燥が原因の「乾性フケ」であることがほとんどと言えるでしょう。

もともと乾燥肌の方や、紫外線の影響で頭皮が乾燥した場合に起こる他、疲れやストレスで免疫力が低下して頭皮のターンオーバーが乱れた場合にも起こると言われています。また、洗浄力の強いシャンプーを使ったときにも起こる場合があります。 

「脂性フケ」は黄色っぽく湿っている

サイズが大きめで黄色く湿ったフケは、皮脂の過剰分泌が原因の「脂性フケ」と考えていいでしょう。

これはシャンプーで皮脂が十分に落とせていない場合や、ホルモンバランスの乱れ、代謝の異常などが原因となり、皮脂を栄養とするマラセチア菌が増殖した場合に起こると考えられています。

悪化が進むと、「脂漏性皮膚炎(しろうせい・ひふえん)」を発症する場合もあります。それがさらに進行すると、脱毛をともなうこともあるため、長引く場合は医師の診察を受けるようにしてください。 

フケ対策シャンプーの選び方

シャンプーを選んでいる男性
PeopleImages//Getty Images

フケの種類がわかったら、それに合ったシャンプーの選び方を知りましょう。 

乾性フケには保湿成分が入ったシャンプーを選ぶ

乾燥が原因の「乾性フケ」には、保湿成分がたっぷり含まれたシャンプーがおすすめです。シャンプーの液体や泡が頭に触れている時間は短いですが、保湿成分は頭皮にきちんと浸透します。下記3つの成分を確認しましょう。

  • グリセリン
  • BG
  • ヒアルロン酸

脂性フケには殺菌・抗炎症の薬用シャンプーを選ぶ

過剰な皮脂とマラセチア菌が主な原因となる「脂性フケ」には、殺菌・抗菌成分が有効成分として含まれている、医薬部外品のシャンプーがおすすめです。

さらに、抗炎症成分の「グリチルリチン酸ジカリウム」が含まれていると、フケに加えかゆみも抑える効果が期待できます。下記4つの成分を確認しましょう。

  • ミコナゾール硝酸塩
  • サリチル酸
  • ピロクトンオラミン
  • グリチルリチン酸ジカリウム

頭皮に負担の少ない「アミノ酸系シャンプー」もある

フケが発生している頭皮は、多かれ少なかれダメージがある状態です。そのため、頭皮に負担をかけづらい洗浄剤を配合したシャンプーを選ぶ方が賢明だと思われます。

おすすめは、アミノ酸系(タウリン系・ベタイン系含む)の洗浄剤を使ったシャンプーです。美容室でも使われる高級な洗浄剤で、髪と頭皮への刺激が抑えられています。以下の一覧を参考に、成分表をチェックしてみてください。

  • ~グルタミン酸
  • ~アラニン
  • ~サルコシン
  • ~メチルタウリン
  • ~ベタイン ほか

フケ対策におすすめのシャンプー10選


【PR】ソーシャルテック チャップアップシャンプー

チャップアップシャンプー
Socialtech

毛髪診断士と共同開発したスカルプシャンプーで、高知県四万十産の希少な赤ショウガから抽出されたエキスに含まれる日本初の独自成分「ジンゲルシックス®(※保湿剤)」を配合しています。デリケートな頭皮をケアするために、配合される内の7つの成分には無添加のものを使用。

さらに弱酸性とすることで頭皮への負担を軽減しています。また、石油系洗浄成分を使用していないため、頭皮に必要な潤いを与えながら、余分な皮脂を取り除き、毛穴までスッキリと気持ちよく洗い上げてくれるでしょう。

また、ノンシリコンシャンプーに対して、泡立ちが少なく使い勝手が悪いといったイメージを持つ人もいるかもしれませんが、このチャップアップシャンプーは、豊かな泡立ちで頭皮汚れを落としてくれるとの声も。さらに、植物由来のヘアケア成分が髪のダメージを補修し、髪のハリコシアップに働きかける処方で、髪の立ち上がりに優れ、スタイリングしやすい髪へと導いてくれるとのことです。

  • 洗浄成分:アミノ酸系
  • 代表的な成分:キュウリ果実エキス・アルテア根エキス・セージ葉エキス

公式サイト AMAZONで見る


Nile 濃密泡スカルプシャンプー

濃密泡スカルプシャンプー
¥2,680
Amazon で見る

サロン系のシャンプーでも使用される高価なタウリン系の洗浄剤を使った、たっぷりの泡で洗うスカルプシャンプーです。頭皮をケアする成分と、プラセンタをはじめとする保湿成分を豊富に含んでいます。男性向け製品としては珍しい、ラフランスの香りも特徴的です。 


バルクオム THE SHAMPOO

THE SHAMPOO

厳選した原料でつくられた、泡立ち豊かな男性向けシャンプーです。加水分解シルク・植物性セラミド・コラーゲンなど、リッチな保湿成分の他、茶葉エキスなど頭皮の臭いのもととなる皮脂を抑える成分も含んでいて、さわやかな頭皮を保つことができるでしょう。


BOTANIST ボタニカル ダメージケアシャンプー

ボタニカル ダメージケアシャンプー

ドラッグストアで購入できるサロン品質のシャンプーが、「BOTANIST(ボタニスト)」です。高級シャンプーでよく使われる「タウリン」系の洗浄成分をメインに、セラミドや植物エキスをたっぷり配合。頭皮をしっとり保ってくれるでしょう。

楽天市場で見る


第一三共ヘルスケア ミノン 薬用ヘアシャンプー

ミノン 薬用ヘアシャンプー
Now 18% Off
¥1,264

敏感肌や乾燥肌の人にためにつくられた、第一三共ヘルスケアの「ミノン」の薬用シャンプーです。洗浄力が穏やかで肌にも負担をかけにいくい、「ベタイン」系の洗浄剤を使っています。抗炎症成分「グリチルリチン酸2K」も入っているので、今ある“かゆみ”にも効果的です。
楽天市場で見る


Of cosmetics 薬用ソープオブヘア・1-R【医薬部外品】

薬用ソープオブヘア・1-R【医薬部外品】

爽やかな洗い上がりで、香りもフレッシュなシャンプーです。保湿成分がたっぷり入ったシャンプーは、洗い上がりの「さっぱり感」が少ない製品も多いですが、これは暑いときでもさっぱりとした洗い心地。洒落たパッケージも高ポイントです。              楽天市場で見る


ロート製薬 メディクイックH 頭皮のメディカルシャンプー 2個

メディクイックH  頭皮のメディカルシャンプー 2個
Now 23% Off
¥2,016

頭皮の真菌(カビ)を抑える「ミコナゾール硝酸塩」と抗炎症成分を配合した、フケとかゆみを抑える効果を期待できるシャンプーです。脂性フケ向けのシャンプーとしてはリーズナブルで、ドラッグストアでも購入可能です。


アンファー スカルプD シャンプー ストロングオイリー【医薬部外品】

スカルプD シャンプー ストロングオイリー【医薬部外品】

CMでもおなじみの、「スカルプD」シリーズのシャンプーです。毛髪にハリコシを与えるサポート成分だけでなく、頭皮の炎症を抑える「グリチルリチン酸ジカリウム」や「ピロクトンオラミン」も含まれています。そのため、脂性フケに悩んでいる方にもおすすめです。

楽天市場で詳細を見る


KADASON カダソン スカルプ シャンプー

カダソン スカルプ シャンプー

頭皮の肌荒れ・かゆみ・フケに悩んでいる方のために、専門医監修でつくられたシャンプーです。脂漏性皮膚炎のことも考えた成分設計なので、荒れやすい頭皮の方にも使えます。脂性フケ対策シャンプーの中でも、かなり効果を期待できる製品です。


持田ヘルスケア コラージュフルフル ネクストシャンプー すっきりさらさらタイプ

コラージュフルフル ネクストシャンプー すっきりさらさらタイプ
Now 24% Off
¥2,500

フケの原因になる真菌(カビ)を抑え、フケとかゆみを防ぐ「ミコナゾール硝酸塩」を配合したシャンプーです。さらに、抗酸化・抗菌作用のある「ピロクトンオラミン(※クラリアント社により「オクトピロックス®」として販売されています)」を配合することで、頭皮の臭いも防ぎます。

この「すっきりさらさらタイプ」の他に、「うるおいなめらかタイプ」もあります。頭皮が乾燥しがちな人はそちらを選んでもよいでしょう。同シリーズのリンスと一緒に使うと、より効果を実感できるはずです。


持田ヘルスケア コラージュフルフルプレミアムシャンプー

コラージュフルフルプレミアムシャンプー

コラージュフルフルにはいくつかのシリーズがありますが、この「プレミアム」は、日本で初めて薬用シャンプーの有効成分として消臭成分が認められた「緑茶乾留エキス」を配合しています。

フケ対策としては「ミコナゾール硝酸塩」や「ピロクトンオラミン」を配合。頭皮の真菌(カビ)を抑え、抗菌にも効果を発揮します。また、コンディショニング効果があり、髪のきしみを抑えてくれます。


フケ防止にもつながる正しいシャンプーの方法

シャンプーする男性
bee32//Getty Images

フケの最も多い原因は「洗い残してしまった皮脂」など、正しいシャンプーを行えていないことに由来すると言っていいでしょう。

頭皮に残留した皮脂は、常在菌などによって頭皮に影響を与える刺激物質に変化してターンオーバーが乱れる原因となります。その結果、フケへとつながる恐れがあるのです。そこで最後に、正しいシャンプーの方法を紹介します。

1.シャンプー前にブラッシング

シャンプー前にブラッシングをすることで、髪に付着した汚れやホコリを事前に浮かせたり、落とすことでができます。髪の絡みがほぐれることで毛髪がしっかりとウエットの状態となり、シャンプーの泡立ちも良くなるわけです。

2.髪全体をしっかりと濡らす

ポイントは、全体を「しっかりと」濡らすことです。それによって、シャンプーの泡立ちの改善も期待できます。お湯の温度は36~38度を目安にしましょう。熱すぎると頭皮への刺激が強くなり、必要な油分を奪ってしまう恐れもあります。

3.よく泡立ててから髪につける

シャンプーを手に取り、しっかりと泡立ててから毛髪につけていきます。耳の周辺、襟足(えりあし)、後頭部など、洗い残しやすい箇所もしっかりとつけてください。爪や指を立てるのではなく、指の腹で頭皮を優しくマッサージするように洗うこともポイントです。

4.しっかりとすすぐ

すすぎの工程は、洗髪において重要な点となります。なぜなら、とにかくシャンプーの残留物を髪や頭皮に残さないことが大切だからです。髪をゴシゴシと擦(こす)ると傷みやすいので、時間を掛けてやさしく洗い流しましょう。

5.ヘアドライヤーで髪を乾かす

髪や地肌が生乾きのままだと、嫌な臭いが発生する恐れも高まり、雑菌が繁殖しやすくもなります。そうなれば、おのずとフケの発生へとつながります。タオルドライした後に、ドライヤーを使用する習慣をおすすめします。

まとめ

フケの改善にはまず自分のフケの種類を知って、その症状に合ったシャンプーを選ぶことから始まります。ここで紹介したものの中から、皆さんにふさわしいシャンプーに巡り合うことを期待しています。しかしながら、もし、しばらくしても症状の改善が見られない場合には、皮膚科医の診断を受けることをおすすめします。