[目次]

▼トリートメントとは?リンスやコンディショナーとの違いは?

▼ 洗い流さないトリートメントを付けるメリットは?

▼ 洗い流さないトリートメントを使うときの注意点

▼ 洗い流さないトリートメントの選び方

▼ メンズ向け洗い流さないトリートメントのおすすめ8選

▼ まとめ


ヘアスタイルを整えようとしても思うようにまとまらなかったり、髪が傷んでぱさついていたり…と、髪の毛で悩んだことはありませんか? そんな人におすすめしたいのが、洗い流さないヘアトリートメントです。

トリートメントとは?
リンスやコンディショナー
との違いとともに

ヘアトリートメント(以降、トリートメントとします)とは、髪の内部へ水分や栄養分、そして美容成分を浸透させるようにつくられた髪の健康状態を整えるための製品です。 メーカーによっては、「ヘアマスク」と呼ばれているものもあります。 ドライヤーの熱や紫外線などで受けた髪のダメージ、さらにはヘアカラーを施すことによってダメージを受けた髪に対し、内側からケアすることで元気ある健やかな髪へと導くためのものです。

基本的にシャンプー後に使用するものですが、同様の役割を担うもので「リンス」や「コンディショナー」というものもあります。その違いからまず学びましょう。

「トリートメント」とは前述のように髪の内部へと働きかけるものですが、「コンディショナー」になると、髪の表面に作用するものになります。髪の毛の表面を保護し、キューティクルを整えてパサつきを抑えたり、髪のダメージを事前に防ぐ効果を目指すものになります。

最後に日本では使用している人も多いであろう「リンス」ですが、これは日本独特の名称となります。海外旅行や出張で、「リンス」を探しても見つからない経験をお持ちでないですか? その役割に関しては、「コンディショナーと一緒」と言っていいでしょう。「リンス」も「コンディショナー」と同様に髪の表面をコーティングして、ぱさつきの改善を目指すものです。

そんなわけでここで注目するのが、「トリートメント」の中でも洗い流さないタイプのもの。これは一般的な「トリートメント」と同様に、ドライヤーの熱や紫外線などから髪を中から守りことを主目的としたヘアケア製品でありますが、ミルクタイプやミストタイプなどいくつか種類を用意することで「髪質」や「目指す仕上がりの質感」によって選択できるようになっています。

それでは、洗い流さないトリートメントのメリットとともに髪質や仕上がり方、つけるシチュエーション別に選び方を解説し、さらに市販のおすすめ製品も紹介していきましょう。

洗い流さないトリートメントをつけるメリットは?

トリートメントには、「洗い流すタイプ」と「洗い流さないタイプ」があります。ともに「ドライヤーの熱や紫外線など、外部の刺激から髪を保護する」役割を髪の内部から果たすことを目指したものではありますが、洗い流さないトリートメントは関しては表面をコーティングするイメージも加わって、やわらかくなめらかな手触りに仕上げることや外部からもダメージから守るといった効果が期待できるヘアケア製品です。

その名のとおり“洗い流さない”ので、「成分が髪にとどまりやすく、髪の毛がコーティングされたような状態になる」のも想像できるはずです。

洗い流さないトリートメントを使うときの注意点

洗い流さないトリートメントを使うときには、「頭皮につかないようにすること」をおすすめします。頭皮に付着すると毛穴までも塞(ふさ)いでしまい、頭皮トラブルを引き起こす恐れがあるからです。

また、髪の毛に水分が残っているとコーティング力が弱まってしまう可能性もあるため、タオルドライ後や髪を乾かした後に洗い流さないトリートメントを使うのがおすすめとなります。

洗い流さないトリートメントの選び方

洗い流さないトリートメントには、ミルクタイプやミストタイプといった種類があります。ここでは髪質や仕上がり別に、加えて、そのシチュエーションなどから選び方を解説していきます。

硬くて太い髪質の人、くせ毛の人に
おすすめなのは「オイルタイプ」

ヘアオイル
Luka Jankovic//Getty Images

オイルタイプは、洗い流さないトリートメントの中でも(文字どおり)油分が多いタイプです。保湿・コーティング力に優れ、髪の広がりやごわつきを抑える効果が期待できます。そのため、次のような人におすすめです。

  • くせ毛の人や髪のボリュームがある人
  • 髪の毛の傷みや乾燥が気になる人
  • ツヤ感を出したい人

オイルタイプを使うと、濡れ髪のような仕上がりになります。が、つけすぎるとベタついて見えてしまうためご注意を…。また、「しっとり」「さらさら」と大きく2つのタイプがあるため、使い心地を重視したい人は購入時にチェックすることをおすすめします。

柔らかくて細い髪質の人は
「ミストタイプ」がおすすめ

美容室, 男性
yacobchuk//Getty Images

水分が多いのが、ミストタイプの洗い流さないトリートメントの特徴です。ミストタイプは粒子が細かく、髪の毛への浸透力が高いとされています。このタイプは、次のような人におすすめと言えます。

  • 髪の毛が細くて柔らかい人(油分が多いタイプだとべたついて見えてしまう可能性があるため)
  • 軽やかに仕上げたい人

一方で油分が少ないことから、乾燥によるぱさつきが気になる人は油分が多いタイプの洗い流さないトリートメントと併用するといいかもしれません。

「ミルクタイプ」は
しっとり感が欲しい人に

自然に髪がまとまりやすく、しっとり感も出しやすいのがミルクタイプです。オイルタイプよりも水分が多く軽やかなテクスチャーなので、「洗い流さないトリートメントを使ったときのベタつきが苦手な人にもおすすめ」と言えるでしょう。

髪の毛の傷みが気になる人は
ヘアケア重視のものもおすすめ

洗い流さないトリートメントは一晩中髪にじっくり浸透します。つまり、寝ている間に集中補修が期待できるというわけです。髪の毛の傷みや乾燥に悩んでいる人には特に、一度試してみてはいかがでしょうか。

外出前につける場合は
スタイリングのしやすさをチェック

外出前に使う場合は、スタイリングをしやすいよう髪のセットを邪魔しないような軽い使用感の洗い流さないトリートメントが向いています。特に水分が多いミストタイプは、寝癖直しの役割もかなえてくれるのでおすすめと言えるでしょう。

スタイリング剤と
併用できるかどうか

鏡の前に立つ男性
SanyaSM//Getty Images

ヘアスタイルをセットする際にワックスを使う人は、洗い流さないトリートメントを混ぜて使ってみてもいいでしょう。特にワックスのように油分が多い、オイルタイプやミルクタイプなどがなじみやすくおすすめです。

ですが、洗い流さないトリートメントの量が多くなるほどセット力が落ちることは予想できるはず。なので、「ワックスに対して、トリートメントの量が3分の1を超えないように心がけるのがおすすめ」と言われています。

無香料か?香料ありか?

洗い流さないトリートメントの中には、香りがついている製品があります。香りつきであれば、当たり前ですが自分の好みに合った香りを選びましょう。そして香りが苦手な人はもちろん、香水をつけることが常という人も香りが重なって悪影響を及ぼす場合もあるので無香料の製品を選ぶのがおすすめとなります。

メンズ向け洗い流さないトリートメントのおすすめ8選

ナプラ エヌドット シアミルク

N. エヌドット ナプラ エヌドット シアミルク

ナプラ エヌドット シアミルク

N. エヌドット ナプラ エヌドット シアミルク

¥2,410
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スタイリング剤を展開するブランド、「エヌドット」の洗い流さないトリートメントです。毛髪柔軟成分が配合されており、「しなやかでまとまりのある髪に導く」と謳(うた)っています。さらっとしたミルクタイプなので、ベタつきにくい洗い流さないトリートメントを探している人におすすめです。

  • 種類:ミルクタイプ
  • 香り:-

リップス ヘアミルク

LIPPS(リップス) リップス ヘアミルク

リップス ヘアミルク

LIPPS(リップス) リップス ヘアミルク

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¥2,173

メンズヘアサロン「リップス」から展開されている製品で、適度に軽やかさとしっとり感のある自然な仕上がりを求めている人向けの洗い流さないトリートメントになります。ベタつきが少なく、みずみずしいテクスチャーが特徴とされています。「髪も肌と同様に水分補給が必要」という考えのもと、9種類の植物オイルと保湿成分が配合されています。

  • 種類:ミルクタイプ
  • 香り:アップルグリーン&ホワイト

MENON ヘアオイル

MENON ヘアオイル

MENON ヘアオイル

MENON ヘアオイル

¥1,980

髪がまとまりやすく、さらっとした仕上がりの洗い流さないトリートメントです。ダメージ補修を目的としたローズマリーエキスとマロエニエキスに加え、保湿を目的としたホホバ種子油、ローズヒップ油、ブドウ種子油、マカダミアナッツ種子油、アルガンオイル、ヒマワリ種子油が配合されています。

香りつきですが微香料タイプなので、香りが強いタイプが苦手な人はこちらの洗い流さないトリートメントはいかがでしょうか。

  • 種類:オイルタイプ
  • 香り:ジャスミン、ミュゲ、シクラメンなど

ボタニスト ボタニカルヘアミルク

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ボタニスト ボタニカルヘアミルク

BOTANIST(ボタニスト) ボタニスト ボタニカルヘアミルク

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¥1,510

髪の水分と油分のバランスに注目したシリーズの製品で、同シリーズの中でも髪が広がりやすい人におすすめとされている洗い流さないトリートメントです。オリーブ由来のスクワラン(保湿成分)が配合されており、「水分と油分のバランスを整え、自然に潤う髪へと導いてくれる」と評判です。

  • 種類:ミルクタイプ
  • 香り:アプリコットとローズ

ザ・プロダクト ヘアシャインセラム

ザ・プロダクト(product) ザ・プロダクト ヘアシャインセラム

ザ・プロダクト ヘアシャインセラム

ザ・プロダクト(product) ザ・プロダクト ヘアシャインセラム

¥2,200


こちらの洗い流さないトリートメントは、髪のごわつきが気になる人におすすめとされています。5つの自然由来成分を配合したミストタイプで、「世界でも最高峰に厳しい」と言われる、アメリカ農務省による認証制度「USDAオーガニック認証」を取得済みです。

手のひらサイズのコンパクトなスプレーなので、旅行先や出張先に持っていきたい人にもおすすめです。

  • 種類:ミストタイプ
  • 香り:ラベンダー

アンビーク ヘアオイル

AMBiQUE アンビーク ヘアオイル

アンビーク ヘアオイル

AMBiQUE アンビーク ヘアオイル

¥2,380

メンズ向けのオーガニックスキンケアブランド「アンビーク」の洗い流さないトリートメントで、くせ毛や髪のうねりが気になる人におすすめの製品になります。21種類の植物オイルと5種類の保湿成分を配合。さらっとした使い心地でスタイリング剤とも併用できるため、髪をセットするときに使いたい人におすすめです。

  • 種類:オイルタイプ
  • 香り:シトラス

シネマ セレナ

Cinema シネマ セレナ

シネマ セレナ

Cinema シネマ セレナ

¥2,800

オイルタイプの中でもさらっとした質感の、洗い流さないトリートメントになります。ツヤ感は欲しいけれど、軽やかな仕上がりを求めている人におすすめです。自然由来の補修成分 エルカラクトンを配合していることにより、ドライヤーやヘアアイロンなどの熱と反応して髪を補修する効果が期待できるとのこと。

  • 種類:オイルタイプ
  • 香り:オレンジとジャスミン

モーガンズ エアリーライトフォグ

mogans recipe and choice モーガンズ エアリーライトフォグ

モーガンズ エアリーライトフォグ

mogans recipe and choice モーガンズ エアリーライトフォグ

¥2,500

天然植物由来のヘアケア・ボディケア製品を展開する「モーガンズ」の洗い流さないトリートメントです。水分の多いミストタイプなので、髪の毛が細い人や柔らかい人におすすめ。保湿、コンディショニング、アミノ酸などの天然美容成分を63種類配合。ドライヤーの熱や紫外線などによるダメージが気になる人にもおすすめです。

  • 種類:ミストタイプ
  • 香り:シトラス

まとめ

髪の毛の質感やまとまりなど髪の状態に気を配ることは、身だしなみの一つとも言えるでしょう。ですが、剛毛やくせ毛、枝毛、乾燥など、さまざまな悩みを抱えている人も多いはず。このページを参考に自分に合った洗い流さないトリートメントを見つけて、ヘアケアに取り入れてみてはいかがでしょうか。