毎年、多くの著名人とコラボレーションを行っているのがNYCメトロ(地下鉄会社)。2018年のコラボ相手は、2016年に惜しくも他界してしまった大スター、デヴィッド・ボウイでした!
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David Bowie Metrocards Almost Make NYC's Subway Worth Taking
ニューヨーカーにとって夏の地下鉄は、ダンテの『神曲』における「地獄編」かと思ってしまうほど残酷な空間になります。
なにせ夏の間、地下鉄はゴキブリが飛び回りますし、(運悪く)信号が故障を起こせば、(修理されるまでずっと)その車中で耐え忍ばなければならないのです。このように愛すべき(笑)NYCメトロですが、2018年4月にとても魅力的で多大な人気を誇る人物とのコラボレーションを行ったメトロカードがリリースされました。
ここでNYCメトロがコラボレーションしたのは、故デヴィッド・ボウイ。
彼とニューヨーカーをイメージして描かれたメトロカードは、5種類発表されました。ブルックリン美術館にて、2018年7月15日まで開催されている大回顧展「David Bowie Is」とのコラボレーションとして、音楽配信サイトSpotifyがスポンサードし、今回のメトロカードが制作されたそうです。
Instagram内のコメント:
@brooklynvegan、アドバイスをありがとう! ヒューストンとブロードウェイにあるブースの売店で、4枚のカードを販売しています。4枚全部で26ドル(約2800円)、それぞれに最低限2回の乗車分をチャージする必要があります。
ちなみにNYCメトロがコラボレーション・メトロカードをリリースしたのは、今回が初めてではありません。
2017年度には、バーバラ・クルーガー、シュプリーム、そしてツイン・ピークスとのコラボレーションも発表しました。そして、今後も新たなコラボレーション・メトロカードをリリースしていくことでしょう。
なお、上記のメトロカードは、ブロードウェイ-ラファイエット駅とブリーカー・ストリート駅で限定販売されています。6ドル50セント(約1360円)で2駅分の乗車が可能とのことですが…「ニューヨークでは、たった2駅なら歩いたほうがよっぽど早い」ということはニューヨーカーなら周知のことでしょう。
By Nate Erickson on April 19, 2018
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ESQUIRE US 原文(English)
TRANSLATION BY Nana Takeda
※この翻訳は抄訳です。
編集者:山野井 俊