ミュージックシーンであらゆることを
手がけてきたイギリス出身ロックバンドの
ザ・ローリング・ストーンズ。 

このたび、キューバ公演を行った彼らですが、
1959年のキューバ革命以来初めて同国で
コンサートを行った欧米出身バンドであったようです。

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1962年より活動を続けている、イギリス出身の偉大なるロックバンド。代表曲として「サティスファクション」、「一人ぼっちの世界」、「黒くぬれ!」など。リズミカルな楽曲とボーカル、ミック・ジャガーの個性溢れるパフォーマンスで注目を集める。来年55周年を飾る、生きるレジェンドたちです。

ザ・ローリング・ストーンズ

 ザ・ローリング・ストーンズが2016年3月25日(金)、キューバで歴史的なコンサートを行いました。 

 ハバナのシウダード・デポーティーバのステージに立ったミック・ジャガー、キース・リチャーズ、ロン・ウッド、チャーリー・ワッツの4人は、1959年のキューバ革命以来初めて同国でコンサートを行った欧米出身バンドとなりました。約50万人もの観客がつめかけ、同バンドにとっても史上最大規模となったコンサートは、ミックがファンに向けてスペイン語の挨拶をした後、1968年のヒット曲『ジャンピン・ジャック・フラッシュ』のパフォーマンスからスタートしました。その後『悪魔を憐れむ歌』などお馴染みの曲が披露され、ストーンズの代表曲『無情の世界』と『サティスファクション』のパフォーマンスで、全18曲が披露された2時間のコンサートが閉幕しました。

 同バンドの音楽は同国で破壊活動的な内容とみなされ、長年にわたって放送禁止曲に指定されてされていた経緯がありますが、今回のコンサートはキューバに新たな転機をもたらしたといえることでしょう。

 そんな成功を収めたコンサートですが、公演前にはローマ教皇から3月25日(金)がイースターの祝日にあたることを理由に、コンサートの中止を求められていました。そのことを関係者の1人が、先日話していました。「バンドのチームは、教皇が手紙で連絡してきてあっけに取られていました。自分の目を疑っていましたね――教皇をがっかりさせたくないと同時に公演の契約もあり、コンサートを開くことにしました。彼らはキューバの人々をガッカリさせないと約束したのです」と、語りました。

(C)BANG SHOWBIZ