新型コロナウイルス感染症拡大にともなう外出自粛によって、室内で過ごす時間が増えました。子どもをお持ちのお父さんは、どのようにお過ごしですか?
家の中で子どもが遊ぶ定番と言えば、今も昔もおもちゃ遊びではないでしょうか? おもちゃに夢中になる我が子を眺める時間は、育児における至福のときでもあります。もう、子どもが大きくなっている方なら、きっと驚くことでしょう。現在のおもちゃのハイテク化も進み、子どもだけでなく大人もハマるおもちゃが多く発売されているのです。
ならば、大人も楽しめるおもちゃを選び、子どもと遊ぶ時間を今まで以上に共有してみるのはいかがでしょうか。子どもだけで遊ばせるのではなく、大人も一緒に楽しめる面白いおもちゃなら、子どもとのコミュニケーションも広がるはずです。そして、子どもがおもちゃを必要としていない年ごろになっていたとしても、このタイミングでおもちゃで一緒に遊んで、かつてのように密なコミュニケーションを取るのもいいでしょう。
そこでここでは、ハイテクおもちゃを中心に、大人も楽しみながら子どもと遊べる人気のおもちゃをご紹介します。
最新おもちゃの進化がすごい!
先ほども述べたように、時代の変化とともに最近のおもちゃは大きな進化を遂げています。特に、新技術を搭載したハイテクおもちゃの進化にはすさまじいものが…。VR(Virtual Realityの略。「仮想現実」などの意味)やプロジェクター、モーションキャプチャーを搭載したものなども、そう珍しい存在ではなくなりつつあります。
おもちゃには本来、「娯楽としての面白さ」があります。ですが、新技術を搭載したおもちゃには、「知育・教育的要素」や「おもちゃを通した家族とのコミュニケーション」といった面においても果たす役割を、これまで以上に増やしていると言えるのかもしれません。
大人も楽しめるおもちゃの種類と選び方
ここでは、大人も楽しめるおもちゃとして、特に下記3種類をご紹介します。特徴を把握し、商品を選ぶ際のご参考にしてください。
遊びながら学べる、「教育的要素」のあるおもちゃ
子どもが頭を使いながら楽しく遊べる知育玩具など、学びの要素があるおもちゃは、古くから知られてきました。図形や展開図の学習ができる「マグフォーマー」や、1歳半から5歳を対象年齢とした「レゴブロックデュプロ」などは、知育玩具の定番として有名です。
それらに加え、現在はプログラミング的思考のトレーニングや英語学習効果を期待できるような学べるおもちゃも登場しています。頭を柔らかくするトレーニングとして、大人も楽しめる玩具もあります。
男女別&性別不問、「娯楽性の高い」ハイテクおもちゃ
虫取りやままごとなど、男女別に楽しむことを想定した娯楽性の高いおもちゃは昔からの人気です。しかし現在は、ハイテク技術により、そのリアルさが増しているのが特徴と言えるでしょう。
また、音を使ったゲームやプロジェクターを使ったおもちゃなど、性別問わず楽しめるコミュニケーションを楽しむようなハイテクおもちゃも多く販売されています。
ハイテクに進化した「懐かしの」おもちゃ
トミカや野球盤、人生ゲームなど…、現在30、40代で親となった世代の多くが、小さいころに楽しんでいたであろうおもちゃ。その中には、進化を遂げて今も子どもに遊ばれているものもあります。
あのころよく遊んだ懐かしのおもちゃの最新型と再会して、子どもたちと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。もしかしたら、大人のほうがハマってしまうなんてこともあるかもしれません。
大人も楽しめるおもちゃ10選
タカラトミーアーツ にんげんがっき
本体に触れながら誰かの体にタッチすると、相手の体が楽器になってしまうという不思議なおもちゃです。「ドラムモード」では、タッチする人の組み合わせで バスドラム、スネア、ハイアット、タム高・低、シンバル1、シンバル2、など、さまざまな音を鳴らすことができます。
「えんそうモード」には10曲のメロディが収録されていて、 曲を選び、本体をタッチするごとにメロディが進みます。 規定のリズム通りに演奏できると拍手がもらえたり、逆にリズムがズレるとブーイングされることも…。
触り方によってビブラードを効かせられるなど、随所に工夫が凝らしてあります。子どもとスキンシップを図るいいきっかけにも…。対象年齢は6歳以上です。
タカラトミー 自動走行チョロQ キューアイズ / フォルクスワーゲン ニュービートル
クルマ業界では普及が始まっている自動ブレーキや自動走行ですが、懐かしのチョロQにもその波は到来していました。こちらは左右のヘッドライトの下にあるセンサーで障害物を検知し、ぶつからないようにステアリングを切りながら走行するハイテクなチョロQです。障害物が車体の正面に現れた場合はバックし、切り返して通常走行に戻ります。
また、あらかじめ別のモードを選択しておくことで、障害物が除かれるまで停止させておくことも可能で、車庫入れ遊びなども楽しめます。
電力は付属の充電器に10秒セットすれば、1分間の走行が可能。遊びたくなったときにすぐに遊べます。コースづくりも盛り上がります。
ハイテク技術でバージョンアップした懐かしのおもちゃ…ぜひ、子どもと一緒に楽しんでみてはいかがでしょう。対象年齢は6歳以上です。
セガトイズ 動く絵本プロジェクター ドリームスイッチ
天井に「動く絵本」を投影できるプロジェクターです。ゆっくりと動く絵本の中のキャラクターが天井に投影され、ナレーターによる語りやBGMと共に眠る前の子どもに一遍のお話を届けてくれます。
メインコンテンツとなるのが、“日本と世界のお話”です。「イソップ童話」「赤ずきん」など30話を収録しています。その他にも“童謡”や“星座のお話”など、合計62コンテンツを収録しています。1話あたりの収録時間は約10分ほど。
これなら、一緒に見る大人も楽しめてしまいそう…。子どもの寝かしつけが楽しくなると、今人気のおもちゃです。
また、ディズニーの絵本や「きかんしゃトーマスとなかまたち」などの別売りソフトも販売されています。対象年齢は3歳以上です。
卵を孵化(ふか)させて、生まれてくる不思議なペット(ウーモ)を育てる本格的な育成おもちゃです。
卵をなでたり十分に世話をしてあげると…、なんと卵の殻にヒビが入り、中から不思議なペットが顔を出します。卵から取り出し、付属のアイテムで世話をしてあげると、どんどん成長をしていって…。
何より、卵の殻にヒビが入って生まれるまでの過程がリアルで、孵化体験は大人も盛り上がること必至…かもしれません。対象年齢は6歳以上です。
タカラトミーアーツ バーチャルマスターズ 虫スピリッツ
幼いころ、野を駆け回って夢中になった虫取り。今では液晶付きののおもちゃとなって、室内でも臨場感たっぷりに楽しめます。液晶画面の中で行う虫取りゲームで森や草むらで虫の気配を感じ取り、捕獲するまでを楽しめます。登場する虫は、世界中の珍しい種類も含めて350種類。
振動モーター内蔵で、虫を捕まえたときの手ごたえもリアルに再現されています。虫を集めて昆虫図鑑をコンプリートするまでを楽しむストーリーモードを始め、さまざまな遊び方も。対象年齢は6歳以上です。
セガトイズ テレビにうつって! リズムでえいご♪ ワンダフルチャンネル
子どもの英語教育・英語知育のために開発された最新おもちゃで、日本玩具協会が2008年に創設した「日本おもちゃ大賞」において、2019年にエデュケーショナル・トイ部門で大賞を受賞した話題作です。
このハイテクおもちゃをテレビと接続すると、モーションキャプチャーと顔認証システムにより、自分の姿がテレビスクリーンに映ります。身体を動かすことで画面に入り込んだ自分を操り、クイズやゲームなどを通して本格的な英語を学べるという優れものです。
ナレーションは、バイリンガルタレントの関根麻里さんが担当しています。内蔵しているコンテンツは60種類以上。英語・日本語の童話、童謡、手遊び歌など、お父さんお母さんとも一緒に遊べるコンテンツも多数用意されています。こっそり子どもと一緒ともに、英語に触れてみるのもいいかもしれません。
なお、HDMI入力端子のある720p(1280 × 20)対応のテレビが必要となります。対象年齢は3歳以上です。
ペチャット monom・博報堂アイ・スタジオ
ペチャットは、ぬいぐるみに付けて楽しむボタン型スピーカーです。スマートフォンと連動させ、専用アプリを操作することでペチャットを付けたぬいぐるみを通して、子どもとおしゃべりすることができます。
文字で入力したセリフをペチャットが読み上げたり、吹き込んだセリフをかわいい声に変換しておしゃべりを楽しめる機能も搭載しています。「赤ずきん」「うさぎとかめ」などのお話リスト(全20話)も搭載していて読み聞かせもできます。
対象年齢は0歳からとなっていますが、けんかの仲直りやサプライズなど工夫次第で大人も楽しめそうです。
タカラトミーアーツ 本格卓球爆裂スマッシュ
これは、ピッチングマシーンならぬ、卓球マシーン型おもちゃ。自宅で机をコートにして飛んできたボールを打ち返す卓球スポーツトイです。おもちゃにボールをセットすると、直球はもちろんバックスピンやドライブ、カーブなどの変化球を自動で発射します。
飛んできたボールを打ち返す標的となる的も入っているので、子どもと一緒に標的に当てた数を競って盛り上がれます。ボールやラケットなどもセットになっているので、箱を開けたその日からすぐに遊べます。対象年齢は6歳以上です。
学研ステイフル カードでピピっと はじめてのプログラミングカ―
2020年から小学校で必修化となるプログラミング教育。その目的となるプログラミング的思考に触れることができる知育玩具として、話題なのがこちらの未就学児向けプログラミングトイです。
冒険マップ上を走るクルマに、カードで指令を出すことでクルマを走らせていくゲームです。どのカードを読み込ませるか、思考を整理しながら遊ぶことでプログラミング的思考を育める…とうたわれています。
こちらは「日本おもちゃ大賞」において、2018年にエデュケーショナル・トイ部門で大賞を受賞した人気のおもちゃとなります。対象年齢は3歳以上です。
タカラトミー 光るよ! 鳴るよ! ライト&サウンドトミカ/ランボルギーニ ウラカン ペルフォルマンテ(Blu Le Mans)
幼いころ、多くの男性が遊んだであろう懐かしのおもちゃ、「トミカ」。数十年のときを経て、よりリアルなミニカーへと進化を遂げています。それがこちらの「光るよ! 鳴るよ! ライト&サウンドトミカ」シリーズです。
トミカを手で押して走らせると、ヘッドライトが点灯します。さらに車体を押し込むとリアルなエンジン音が鳴り響き、空ぶかしや走行音も楽しめてしまう…。まさに、大人も楽しめるおもちゃです。なおエンジン音は、自動車メーカーの完全協力により、実車の音が収録されています。
車種は人気のスーパーカー、ランボルギーニの「ウラカン ペルフォルマンテ 」。想像以上にリアルなエンジン音と精巧なつくりで、今人気のおもちゃです。なお、対象年齢は3歳以上です。
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今やおもちゃは子どもだけが遊ぶのではなく、大人も楽しんだり、家族そろって楽しめるようなコミュニケーションツールとしての側面もありそうです。家の中で過ごす時間が増えている今こそ、おもちゃを通して子どもとコミュニケーションを深めてみてはいかがでしょうか。
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