Amazon(アマゾン)プライム・ビデオやNetflix(ネットフリックス)などに代表される、インターネットを通じた動画配信サービスのVOD(ビデオ・オン・デマンド)。今ではすっかり定着してきました。さらにHulu(フールー)や、TSUTAYA TV(ツタヤTV)など、動画のストリーミングサービスも充実の一途をたどっています。
そういった動画配信サービスと言えば、パソコンやタブレット、スマホなどで視聴する方が多いかもしれません。ですが、そこでテレビで観る方法があれば、楽しみ方が広がりますよね。実は現在、VOD機能を内臓した「動画配信サービスに対応したテレビ」も充実し始めています。
アカウントを持っている動画配信サービスであれば、動画配信サービス内臓テレビをネット回線に接続するだけで、これまでスマホやPCなどで観ていたネットからの動画を大画面のテレビで視聴することが可能となり、非常に便利です。
そこでこのページでは、アマゾンプライムやネットフリックス、YouTubeなどをテレビで見る方法を探していた方に向けて、「動画配信サービスに対応したおすすめのテレビ」(Android TV)をご紹介します。東芝・パナソニック・ソニー・シャープなどの国内メーカーはもとより、コスパ抜群のハイセンスやTCLなど新鋭メーカーの製品もラインナップしています。
動画配信サービス対応テレビで視聴するメリット
わざわざテレビで動画配信サービス(ネットフリックスなどのビデオ・オン・デマンド)を観ることの利点とは? テレビで観るからこその醍醐味を、ここでご紹介します。
1.迫力の大画面で
映像世界に没頭できる
PCやタブレットの小さな画面で観るよりも、テレビのほうが大画面なのは明らかです。対応テレビを使用すれば、大画面で臨場感のある映像が楽しめるでしょう。
2.高音質のスピーカーだから
美しい音で映像を楽しめる
例えPCやタブレットのスピーカーの質が向上していると言っても、やはり最新のテレビには敵いません。サラウンドシステムを採用している家庭なら、通常のテレビ同様に臨場感のある音が映像世界を盛り上げてくれます。
3.大人数で無理なく
一緒に映像を鑑賞できる
もはや使い方は、通常のテレビと同じです。なので、PCやタブレットを囲んで窮屈に視聴するのではなく、より大人数でくつろぎながら一緒に盛り上がれます。
【32インチ】
おすすめの「動画信サービス対応テレビ」
まずは手頃なサイズが魅力の、32インチの動画配信サービス対応テレビからご紹介していきましょう。このサイズはフルハイビジョン(フルHD)が主力となります。
東芝 REGZA 32V34
東芝の32型テレビには、いくつか機種がありますが、追加機材なしで動画配信サービスを楽しめるのはこの製品だけ。新しい映像エンジンが、ストリーミングの映画やネット動画のノイズを低減し、高精細を実現しているので、PCで観るよりもきれいな画面の映りを楽しめるはずです。2台目のテレビや寝室使用などにも、おすすめです。
- 32V型 フルハイビジョン
TCL 32S515
中国の広東州に本拠を置く「TCL集団」は、2019年にテレビの世界シェア第2位となったメーカーで、コスパに優れた製品が世界的に人気を集めています。このモデルは、スマホでもおなじみのAndroidを搭載したテレビで、YouTubeやアマゾンプライム・ビデオ、Hulu(フールー)、ネットフリックスなどの豊富なネット動画配信サービスに対応しています。Googleアシスタントによる音声入力も可能です。
- 32V型 フルハイビジョン
- Android TV
【40~45インチ】
おすすめの「動画配信サービス対応テレビ」
続いて、現在最も人気のある、40インチ~45インチの動画配信サービス対応テレビをご紹介します。このサイズとなると、フルハイビジョンもありますが、4Kが主力となりつつあります。
ハイセンス 43U7F
年々、知名度が上がってきたメーカー「ハイセンス」は、中国の青島を本拠とする世界シェア4位のテレビメーカーであり、東芝のテレビ部門の親会社でもあります。この製品は、大ヒットモデルの最新型に当たります。東芝との共同開発による映像エンジンの完成度は圧倒的で、滑らかで美しい映像を実現。画像の美しさを取ってみても非常にコスパに優れた製品と言えます。
12のVODに対応し、リモコンでも6つの動画配信サービスのボタンを搭載(ネットッフリックス、アマゾンプライム・ビデオ、YouTube、フールー、AbemaTV、U-NEXT)。リモコンの使いやすさも魅力です。
- 43V型 4K
- Android TV
シャープ アクオス 4T-C40CL1
薄型液晶テレビの人気メーカー、シャープの「アクオス」です。このモデルもAndroid TVとなります。画像の美しさに定評のあるシャープが8Kテレビ開発で培った技術で、ネット動画をくっきり・きれいに視聴できます。さらに、LEDバックライトを点滅させることで画面に映る残像を減らし、スポーツなど動きの速い映像もきれいに見せてくれます。
ネットフリックスやアマゾンプライム・ビデオなど、他の動画配信サービス対応テレビでも搭載されているメディアに加え、TVerやTELASA、Paraviなどにも対応しています。
- 40V型 4K
- Android TV
パナソニック VIERA TH-43GX755
フルレンジスピーカーを前面下部に搭載することで、抜けの良い高音と、迫力の重低音を実現しているのがパナソニックのビエラです。最新のHDRフォーマットにも対応しており、くっきり明るい映像を堪能できます。dTVやひかりTVなど、日本独自のサービスに対応しているのもポイントと言えるでしょう。
- 43V型 4K
【49~50インチ】
おすすめの「動画配信サービス対応テレビ」
現在、10万円を切る価格で購入できる、最もサイズの大きいテレビが49~50インチの製品と言えるでしょう。手が届きやすくなったことで、人気上昇中です。このクラスとなると、迫力のある高精細4kが標準となります。
ソニー ブラビア KJ-43X8000H
内臓スピーカーのみで、前後左右と高さ方向の音表現を可能にした「ドルビーアトモス」に対応した高機能モデルです。薄型のフレームとスタンドで、より映像に集中できます。AppleのAirPlayにも対応しており、iPhoneユーザーの方にもおすすめのテレビです。
- 49V型 4K
- Android TV
LGエレクトロニクス 49UM7100PJA
迫力ある大画面とリーズナブルな価格を両立した、人気のAndoroidTVです。こちらもAppleAirPlayに対応しており、iPhone経由で動画のストリーミングが可能です。LG製品らしいシンプルなデザインで、部屋のインテリアの邪魔をしません。
- 49V型 4K
- Android TV
東芝 REGZA 50M530X
4Kダブルチューナーや薄型フレーム、VOD対応などのトレンドを押さえながら、手頃な価格を実現した50インチモデルです。AbemaTVやネットフリックス、U-NEXT、YouTubeなど、日本で人気のサービスへのショートカットキーがリモコンに搭載されていて、素早くアクセスできるのも魅力です。
- 50V型 4K
今あるテレビに専用端末(ストリーミングデバイス)を装着すればVODが見られる!
ここまで、アマゾンプライム・ビデオなどの動画ストリーミング機能(VOD:Video On Demand)が内臓されたテレビをご紹介してきました。ですが、テレビを買い替えなくても、動画配信サービスがテレビで視聴可能となる方法があります。
その方法とは、ストリーミングデバイスと呼ばれる専用端末を購入し、自宅のテレビに装着することになります。基本的には「HDMI端子」で接続するため、ご自宅にあるテレビにHDMI端子があるかどうかを確認しておきましょう。
専用端末には、いくつかの種類があります。新たにテレビを買い替えるのではなく、今あるテレビをそのまま使用したい方には、うってつけの製品となります。以下に代表的な製品3点をご紹介しましょう。
Amazon Amazon Fire TV Stick 4K
アマゾンが販売している、動画ストリーミング用のメディアプレーヤーです。アマゾンプライム・ビデオ)だけでなく、幅広いサービスに対応します。これは4Kモデルですが、よりリーズナブルなフルHD(フルハイビジョン)向けのものも販売されています。音声入力「Alexa(アレクサ)」に対応しています。
Google Chromecast 第3世代
Googleが販売しているのが、このChromecastです。熟成を重ねた3世代目のモデルです。ネットフリックスやYouTubeはもちろん、アマゾンプライム・ビデオやdTV、GYAOなどにも対応した優れモノ。画面解像度はフルHDです。「OK! Google」でおなじみの音声認識も使えます。
Apple Apple TV HD(32GB)
iPhoneやiPadでおなじみのAppleからもストリーミング、ストリーミングデバイスが出ています。その名もAppleTV。iPhoneをかざすだけでWi-Fiの設定やAppleIDの認証ができるので、面倒な初期設定がスキップできます。やや高価ですが、とくにiPhoneユーザーにはおすすめです。
まとめ
ネットフリックスやアマゾンプライムなどをテレビで観ることができる「動画配信サービス内臓テレビ」は、VODの普及とともにお手頃価格となりつつあります。実際、今回ご紹介したように、50インチクラスでも10万円以内で手に入る製品も登場し始めています。
ストリーミングデバイスの使用も含めて、これをきっかけに地上波・BS・CSなどと同等に、ネット配信動画も1台のテレビで楽しめるようにアップデートしてみてはいかがでしょうか。