毎日スーツ姿で、南青山にある『ブリフト H 青山』のカウンター越しに靴を磨く長谷川裕也さん。そんな姿からは想像がつかないことですが、実は、自身のルーツはスケートボードにあると言います。
「高校生でハマり、今でも休日にスケートボードで買い物へ行ったりします。最初は、それこそうまくなりたい一心で毎日滑っていましたね」
はじめはキックボードだったところ、友人の影響から技の種類が豊富なスケートボードに変更したのだとか…。「現在もスケートはカルチャーとして好きなので、当時、乗っていたアンタイヒーローや人気で買えなかった『T-19』というブランドのデッキをお店で見つけては買いあさっています。最近は息子がスケートを始めたので、教えつつも本格的に再開しようかと。同じストリートつながりではないですが、靴磨きを始めた自分のルーツだと自負しているんですよ」と、長谷川さんは話します。
PROFILE/1984年生まれ。2004年から路上で靴磨き、2017年にはロンドンの世界靴磨き選手権で1位に。現在は札幌にも店舗を持つ。