2021年、世界市場において前年比41%増となる2万4269台の車両を販売し、さらなる飛躍のときを迎えているイタリアの名門・マセラティ。その勢いをそのままに、「レヴァンテ」に続く同社2台目のSUV「グレカーレ」を発表しました。“毎日が格別”をコンセプトに持ち、イタリア・モデナのマセラティ・イノベーション・ラボで開発され、生産拠点であるイタリアのカッシーノ工場で生産されます。

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マセラティ史上、
最も充実したラインナップに

先日、100%電動化モデルのラインナップ「フォルゴーレ」が発表されたばかりですが、この「グレカーレ」はマセラティ史上最も充実したラインナップとなる予定です。

発表された現段階では、マイルドハイブリッドモデルの「GT」と「モデナ」、さらに「MC20」に搭載されたネットゥーノエンジンをベースとした530馬力の3.0LガソリンV6エンジン搭載のトップモデル「トロフェオ」の3モデルが展開されます。そして1年後には、100%電気自動車の「グレカーレ フォルゴーレ」もラインナップに加わる予定となっています。

どのクラスも広さと快適性にこだわっており、室内空間やドライバビリティ、ハンドリングにおいて高クオリティを実現。一例として、「GT」のボディサイズは全長4846mm、ホイールベース2901mm、全高1670mm、全幅2163mm(ウイングミラーを含む)、リヤホイールトレッド1948mm。0-100キロ加速は最も走りに特化した「トロフェオ」で約3.8秒、最高速度は「GT」と「モデナ」が240キロ、「トロフェオ」は285キロを叩き出します。

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伝統を継承しつつ、
最新鋭の装備も充実

デザインは、マセラティが誇るスーパースポーツカー「MC20」以降の全新型車に共通するデザインの系譜を継承しています。低く堂々とした印象のフロントグリルに、流線美に満ちたフォルムを持つボディ。そしてリアは、巨匠ジョルジェット・ジウジアーロ氏が手掛けた「3200GT」をモチーフとしたブーメラン型のテールライトで、キャビンはスポーツカーのような仕上がり。マセラティならではの流麗なデザインはそのままに、ブランドが歩んできた歴史とインスピレーションに満ちたエクステリアに仕上がっています。

インテリアには、際立った技術仕様が採用されています。4つの液晶パネル(メーターパネル、12.3インチセンターパネル、8.8インチコンフォートディスプレイ、デジタル時計)が配備され、インストゥルメントパネル中央に配されたマセラティ伝統の時計盤はデジタル時計となり、音声コントロールによって車載コンシェルジュの役割も果たします。全てがタッチ式になると共に、センターコンソールのスイッチ類も削減。車内には、シンプリシティを追求した簡潔な美しさが漂います。

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日本での価格は800万円代後半~となる見込みで、2022年6月上旬頃よりマセラティ正規ディーラーでオーダー受付が開始される予定。国内でのデリバリー開始は、2023年初春を予定されています。