ゴルフと言えばその起源に関しては諸説ある中、現在のカタチに発達したのは紳士淑女の国…英国(北部のスコットランド)においてであるとされているだけあり、数あるスポーツの中でもめずらしくドレスコードのあるスポーツとされてきました。基本的に襟のあるシャツにロングパンツ、そしてゴルフシューズを着用し、ゴルフをプレーしやすい服装でありながらも見苦しくないものであることが暗黙のルールでした。
ですが、現在はゴルフを楽しむことも多様化され、それも「かつて」の話です。
いまやその自由度は増し、ドレスコードもカントリー倶楽部(ゴルフ場)ごとに用意されるようになりました。なので、そのプレーするゴルフ場のドレスコードにのってっていれば、好きな格好でプレーできるようになっているのが現状です。
それを踏まえた上で、「ファッションブランド」、「スポーツブランド」、そして「セレクトショップ」の3つのカテゴリーを中心に、それぞれの特性を生かした雑誌『メンズクラブ』流今どきの好印象スタイルを提案しましょう。
王道ネイビー × ベージュに
ちょい足しのプレッピー感
ゴルフスタイルをしたチャーミングなベアが大胆に刺しゅうされた、コットン混のネイビーのクルーネックセーター。それにリブ襟の白ポロを合わせた、爽やかさ全開のトップスアレンジ。
センタークリース入りで、きちんと感のあるストレッチの利いたベージュパンツなら上質かつ上品な王道バランスに。
優しいペールピンクのキャップのアクセントが、プレッピーさをさりげなくプラスしています。
普段着を意識した
アスリート・ミリタリー
タウンユースでも重宝する、男らしさを感じさせるオリーブグリーンのMA‑1タイプのブルゾン。スイング時もしっかりと伸縮するので、ストレスフリーな着心地を確保しています。
インナーにネイビーのハーフジップタイプの半袖シャツを合わせれば、シャープなアスリート感も漂います。
綿麻混(めんあさこん)による独特の風合いが楽しめるストレッチショートパンツなら、軽やかで動きやすいスポーティーさもミックスされます。
オリジナリティのある
アグレッシブなタイダイ柄
襟元部分にボタンの付いた、鮮烈なピンク系のタイダイ柄パーカが主役。旬のゆったりシルエットで、ソフトな肌触りが気持ちいいダンボールニット素材を採用しています。
インナーにチラッと見えるマスタードカラーのモックネックシャツ、カーキのハイカットシューズもスパイシーなアクセントに。
品のいいライトグレーのストレッチパンツが、絶妙な抜け感をスタイルに与えてくれます。
一方で、「名門」と言われるような伝統・格式のあるゴルフ場では、現在もドレスコードを大切に、そして厳格に守っているところもあります。なのでラウンド前は、そのゴルフ場のドレスコードを確認すべきでしょう。
Styling / Masahiro Tochigi
Edit / Kazuyuki Okumura