世界中のファッショニスタがカジュアルシャツに注目
これまでもスタンドカラーの一種で、バンドを巻いたようなデザインの襟を持つ「バンドカラー」がトレンドとして存在感を保っていたシャツスタイル。ですが、ボタンダウンやオープンカラーなど、シャツ全般が現在は人気となっています。さらにその傾向としては、キッチリではなくリラックス感がキーワード。そんな大人のシャツスタイルの最前線を、スナップでご覧ください。
坂本 竜さん(33歳)
ブリティッシュメイド プレス
軽やかな生地による緩やかなシルエットが魅力
シャツは、『メンズクラブ』でもお馴染みのスタイリスト、四方(しかた)氏が監修した「オフィサーシャツ」です。程よくゆとりのあるシルエットを、リネン×レーヨンの軽やかな生地が引き立たせています。パンツとの配色はいわば鉄板…。シューズと時計は黒で統一しオトコらしさを示しつつ、タックイン&ブラウジングによってリラックスした雰囲気にまとめています。
SHIRT:ブリティッシュメイド
「リラックスしながらもあくまでスタイリッシュ」
PANTS:ブリティッシュメイド
「クラシックにしてイマドキな抜け感も」
SHOES:ジョセフ チーニー
「シボレザー×黒でオトコらしさを主張」
WATCH:ハミルトン
「時計も黒ベルトで靴の色とリンク」
ケヴィス・マンズィさん(31歳)
ショップスタッフ
上品さとハズしの妙技。フレンチ的アメトラ
アメリカントラッドでありながら、どこかフランスのエスプリも感じさせるのは、やはりパリでのスナップだからでしょうか!? 着こなし的にもタックインに加え、ワイドなプリーツ入りパンツ、そしてポークパイハットもその一因となっています。シャツを腕まくりし足元を白スニーカーでハズしつつも、クリーンな色合いでまとめた点にも注目すべきところです。
SHIRT:ラルフ ローレン
VEST:ラルフ ローレン
PANTS:ラルフ ローレン
SHOES:ポロ ラルフ ローレン
ボブ・ハーパーさん(56歳)
TVパーソナリティ
トラッドかつラギッドなタックインスタイル
両胸に大きなフラップ付きポケットをあしらった、ワークテイストなシャツ。それを、ややゆとりのあるデニムパンツにイン。昨今のトレンドであるタックインスタイルですが、こちらは昔かたぎのアメリカントラッド&ワークな雰囲気でまとめています。タトゥーの見え方も、当然計算ずくでしょうね…。
SHIRT:マルニ
PANTS:トゥーグッド
SHOES:メゾン マルジェラ
EYEWEAR:レイバン
ルイジ・セルヴァッジさん
セレクトショップ スタッフ
Tシャツとのレイヤードはトーンでシックにが洒脱
ニットTシャツにミリタリーカラーの両胸ポケット付きシャツを、ラフに合わせたこちら。前開けで着るだけで、こんな風にサラッと力の抜けた雰囲気が出せるのもシャツスタイルの魅力です。一方でボトムは、白で統一してクリーンに…。足元がラフなスニーカーでも品よく見えるのも、シャツならでは。
SHIRT:クサクス
T-SHIRT:ヴィンテージ
PANTS:ブリーリア
SHOES:アディダス
エマヌエレ・テンペリーニさん(49歳)
カラーリスト
ショート丈のシャツをブルゾン感覚で
昨今のトレンドで言えば、やはりバンドカラーが最有力候補かと…。こちらは、今の時期に活躍するシャツジャケット風の一枚。やや暗めなグリーンパンツに黒のミカエルを合わせた、いい意味でやぼったさのある着こなしは、ロンドンワークスタイルといったところ。それでもシャツならどこかエレガントに仕上がります。
SHIRT:ムジ ラボ
PANTS:ディッキーズ
SHOES:パラブーツ
Photograph / Jun Iimura(TOKYO), Nao Fukui(NEW YORK), Yumiko Swan(LONDON), Massi Ninni(MILAN), Manabu Matsunaga(PARIS)
Coordination / Masafumi Yasuoka (TOKYO), Momoko Ikeda, Shoji Sano(NEW YORK), Dougan Iori(LONDON), Minako Shimada(MILAN), Masae Takanaka(PARIS)
Edit / Masahiro Nishikawa