開発に4年を費やした新手巻きムーブメント「オリス キャリバー473」搭載
1904年に、スイスのヘルシュタインで創設されたオリス。1980年代までに270を超えるムーブメントを開発した実力派ブランドで、クオーツショックを乗り越えた後は一貫して機械式時計のみを製造しています。
そんな機械式時計へのこだわりは、2014年からの自社ムーブメント開発プログラムの再開にも見て取れます。現会長のウーリック・W・ヘルツォーク氏の指揮のもと、「真のスイス製機械式時計を適正価格で提供する」というオリスの戦略を推進。「キャリバー110」をはじめとして、これまでの9年間で9個の高性能ムーブメントを発表してきました。
そして自社ムーブメント開発プログラムの再開から10年目を迎える今年、新しい手巻き式ムーブメント「オリス キャリバー473」を発表し、それを搭載した「ビッグクラウンポインターデイト」 を登場させたのです。
今回発表された「キャリバー473」は、2020年に発表された「キャリバー400」をベースとしています。「キャリバー400」に関しては、2つの香箱を持つ自動巻きムーブメントで、120時間ものロングパワーリザーブに加えてオーバーホール推奨期間も10年間と最大限の効率性と長寿命を目指して設計されたものです。
そうして新たな「キャリバー473」では基本的な機能はそのままに、駆動式を手巻きに変更。120時間パワーリザーブも維持され、そのインジケーターをムーブメントの裏側にセットしています(スケルトンのケースバックから確認可能)。もちろん、高い耐磁性や10年間メンテナンス不要といった優れた特性も継承されています。
この新ムーブメントを搭載したのは、「ビッグクラウンポインターデイト」。操作性を考慮した大型のリューズと、日付を針で示す機能で人気のオリスのシグネチャーモデルです。鮮やかなブルーダイヤルにポインターデイト針の先端のレッドが映えるほか、環境に配慮したレザーストラップ、ファインアジャストメント(微調整)システム付きのフォールディングクラスプの採用など語りどころも満載な一本です。
オリス ビッグクラウン キャリバー473
ムーブメント情報
ナンバー:オリス キャリバー473
機能:時分、デイト針、6時位置にスモールセコンド表示、裏側に120時間パワーリザーブ表示、ファインタイミングデバイス、ストップセコンド
精度:日差-3/+5秒(COSC基準内)
追加機能:高度な耐磁性
ワインディング:手巻き
パワーリザーブ:120時間
保証:マイオリス登録により、ムーブメントの保証を10年間に延長。オーバーホール推奨期間10年間。防水機能チェック推奨期間5年間。
●問い合わせ先/オリスジャパン
TEL 03-6260-6876
公式サイト