デザイン性の高いスポーツカーやセダンなど! 2021年待望の最新車14選【PART1】
日産「フェアレディZ」からマセラティ「MC20」まで、2021年に登場するデザイン性の高い最新車の数々を紹介します。
2021年は今年同様に、重大な変化の年となるでしょう。とは言え、自動車の世界では楽しみなニュースがいっぱいで、ロータスの電気自動車(EV)から日産の純粋なFRスポーツカーまで、ドライブが楽しみな最新モデルが目白押しです。
今回は、中でも最も注目の最新モデル14台を紹介します。
ポルシェ 新型「911 GT3」
ポルシェの992型世代の「911」は、素晴らしいモデルであることは言うまでもありません。そしてこの新たな「911 GT3」は、その「911」を同社モータースポーツ部門が改良したのですから、最高のモデルとなることは間違いありません。
このモデルは「スピードスター」と同じ、4.0リッター自然吸気式水平対向6気筒エンジンが最大出力510馬力を発揮し、トランスミッションは6速MT(あるいは7速デュアルクラッチ式AT)です。
また、公道向けの「911」としては、初めてダブルウィッシュボーン式フロントサスペンションを搭載しています。
991.2型世代の「GT3」は、史上最高のモデルの1つとして、あらゆるスポーツカーのベンチマークとなりました。なので、992型世代の新型「GT3」への期待も大に高まるのは言わずもがな…ですね。価格は未定。
ゴードン・マレー・オートモーティブ「T.50」
ゴードン・マレー・オートモーティブは、「T.50」の納車は2022年初頭から始まる予定としています。なので、その前にはぜひとも試乗できることを願っています。
マクラーレン「F1」の精神を受け継ぐこのモデルは、最大出力654馬力、最高回転数12,100rpmのV12エンジンやマニュアルトランスミッションを備え、車両重量はわずか900kg強です。これこそ誰もが夢見るスーパーカーではないでしょうか。
なお「T.50」の価格は、236万ポンド(約3億3040万円)。2022年1月から、限定100台を生産する計画であるとのことです。
マセラティ「MC20」
マセラティは「MC20」の投入により、ついにスポーツカー市場に帰ってきました。このモデルは、カーボンファイバー製タブや最高出力621馬力のツインターボV6エンジン、8速デュアルクラッチ式AT、前後のダブルウィッシュボーン式サスペンションなどを搭載しています。
また、「MC20 スパイダー」および電動バージョンの「MC20」も追加される見込みです。マセラティのエンブレムであるマッジョーレ広場のネプチューン像が携えるトライデント(三又の槍)のイメージにふさわしいスーパーカーの登場は、実にうれしいものです。
スバル「BRZ」
スバルは2代目「BRZ」にから剛性の高いシャシーを採用し、パワーとトルクに優れた2.4リッターの水平4気筒エンジンを搭載しました。とはいえ、このクルマの人気を支えてきた「シンプルかつ軽量でバランスの取れたスポーツカー」という特徴は変わりません。
こちらの「BRZ」のようなクルマは、そうあるクルマではありません。なので、スバルがその価値を信じて、「BRZ」をつくり続けてくれることはありがたいことです。価格は未定。
日産「フェアレディZ」
日産の新型「フェアレディZ」には長年待たされてきましたから、「まもなく登場する」と聞いても、なかなか信じられないかもしれません。
新型「フェアレディZ」はトヨタ「スープラ」への対抗を目指すモデルで、400馬力のツインターボV6エンジンや6速MTを搭載しています。
2020年9月には、「240Z」から着想を得たプロトタイプ版の「フェアレディZ」が披露されましたが、市販モデルも同様にクールなデザインになることを願いましょう。価格は未定。
キャデラック「CT4-V / CT5-V ブラックウィング」
キャデラックの「CT4-V」と「CT5-V」は、どちらも素晴らしいクルマです。が、これらは私たちが待っていたVシリーズの後継モデルではなく「ブラックウィング」仕様。これこそが、待望のモデルなのです。
どちらもマニュアルトランスミッションを採用しており、大型V8エンジンを搭載する「CT5-V ブラックウィング」は、市場で唯一のV8マニュアルセダンとなりそうです。価格は未定。
BMW「M3 / M4」
新型「M3」および「M4」はデザインに関しては好みが分かれるかもしれませんが、それでも素晴らしいクルマであることは確かです。
両モデルとも6速MTを採用し、473馬力のツインターボ直列6気筒エンジンを搭載しています(「コンペティションパック」では30馬力アップ)。
また、「M3」「M4」としては、史上初めて四輪駆動仕様も提供され、オプションでカーボンファイバー製シートも選択できます。「M3」と「M4」の価格は共に1300万円~であり、2021年春に登場予定です。
ヒュンダイ「エラントラ N」
ヒュンダイの「ヴェロスターN」は素晴らしいモデルで、米自動車メディア「ロード&トラック」の「2020 パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー」にも選出されています。
そしてこの「エラントラN」は、前出の「ヴェロスターN」と同じ駆動部を採用しており、間違いなく最高のスポーツセダンとなるでしょう。ホンダ「シビックSi」やフォルクスワーゲン「ジェッタGLI」との争いに関しては、待ったなしとなるに違いないでしょう。価格は未定。
ルシード・モータース「ルシード エア」
フォード 新型「マスタング マッハ1」
フォードの「マスタング GTパフォーマンスパック2」は優れたモデルでしたが、素晴らしいサーキットカーとして使用するには少々冷却装置に不満の声があがっていました。
そうしてこの新たな「マスタング マッハ1」では、このモデルの美しいシルエットを維持しながらその欠点を補ったものになります。
もちろん、名車「シェルビーGT350」への追憶をかなえるものではありませんが、5万3000ドル(約549万円)という基本価格もあり、この新型「マスタング マッハ1」は非常に魅力的な一台と言えます
そして2023年9月7日には、電動SUVでEVのフォード「マスタング・マッハE」の高性能オフロード仕様、「マスタング・マッハEラリー」を米国で発表。2024年前半、米国市場で発売される予定となっており大きな注目を再び浴びています。
関連記事
1990年代を彩った、最も美しいスポーツカー10選
Source /Road & Track
Translation / Wataru Nakamura
※この翻訳は抄訳です。