見まごうことなく、まさに洒落者である「バーグドルフグッドマン」メンズファッションディレクターのブルース・パスクさん。そんな彼の自宅を拝見してきました。
NY郊外のビーチタウンでのシンプルでぬくもりある暮らし
ニューヨークの「バーグドルフグッドマン」で、メンズディレクターを務めているブルース・パスクさん。彼はマンハッタンの自宅とは別に、ベルポートというシティから車で1時間半ほどの海沿いのエリアに別宅を持っており、最近はそこで過ごす時間が増えているそうです。
気取らないインテリアでリラックスできる空間に
「この家を購入したのは、17年ほど前。壁を取り払ってオープンなスペースにしたり壁紙を塗ったりして、今のインテリアを完成させるのには10年くらいかかったかな」と、ブルースさんは話します。白とアースカラーを基調に、必要なだけの家具が置かれているシンプルで心地いい空間。家具は、「ターゲット」や「イケア」のコラボものが多数置かれています。
「とても才能があるクリエイターと協業しているし、価格も手頃。特に『イケア』とイルゼ・クロフォードのコラボはたくさん買ったね」と、ブルースさんは話します。そして、そこに現代アーティストのバリー・マッギーやダニエル・アーシャムなどの作品が飾られ、ブルースさんのモダンな感性を垣間見ることもできます。彼にとってのこの家は“海沿いのコテージ”で、「ビーチタウンならではの、ラスティック(飾り気のない、温もりあふれる)さやチャーミングさも意識している」と言います。
「シティよりもリラックスできる場所だし、冬にはブランケットやキャンドルを使ってコージーな演出を心がけているかな。デンマークには『ヒュッゲ』という、ぬくもりのある心地いい暮らしのコンセプトがあるんだけど、ファッション業界は慌ただしいから、ここでは友だちと会ったり自転車に乗ったり、ファームスタンドの食材で時間をかけて料理をしたりと、日常の作業をアクティビティとして楽しんでいるよ」と、ニューヨーク郊外での暮らしの良さについて、ブルースさんはコメントしました。
DATA所在地/アメリカ・ベルポート構造/一戸建て + 納屋家族構成/パートナーとの二人暮らし
PROFILEブルース・パスク
バーグドルフグッドマンメンズファッションディレクター
『T マガジン』などのエディターとしてキャリアを経て、現在はNY の百貨店「バーグドルフグッドマン」のメンズファッションディレクターを務める。セルフケアをテーマにした「B. Shop」もスタートさせた。
イルゼ・クロフォード × イケアのコラボのベンチや、ロブスターを捕るための木箱をテーブルにした独創的な空間です。
リビングの椅子やソファは、ヤードセール(不用品の販売)で買ったものに、カスタムカバーを取り付けオリジナリティを出しています。
「ポロックの絵のような柄のカバーは、サラ・ジェシカ・パーカーの家で似たようなものを見て影響されたんだ」と、ブルースさんはコメントしました。
食事だけでなく、本を読んだり仕事もするキッチン横にある大テーブルに座るブルースさん。「家具は大きめを思い切って置くほうが、実は空間を生かせるよ」とのこと。
「B. Shop×Country of Origin」のコラボのパッチワークセーターを着て、リラックス。
ガーデンへと続くドア脇には、さっと羽織れるジャケット類が掛けられています。
この暖炉は、ブルースさんが自身でつくったお気に入りのコーナー。
上階の踊り場は、写真集やアートブックを置くセクション。現代写真家デイビッド・ベンジャミン・シェリーの写真が飾られています。
トイレの壁には、出張などで各地を訪れた際に買い続けてきたポストカードを貼り、ポップなデコレーションに。
「何色にするか決められなくて、サンプルで塗ったものをそのまま生かすことにしたんだ」と言う階段は、ペールカラーのトーンが落ち着きを放ちます。
「ジョン・デリアン」のラウンジチェアは、デザインスタジオのブラッドリー・オドム氏とディクソン・ライ氏によるインディゴのカスタムカバー。ラグはアリゾナやベルーのものです。Edit / Mikiya Otsuka
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