記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がEsquireに還元されることがあります。
記事中に記載の価格は、記事公開当時の価格です。
おすすめのルーフテント7選|キャンプをワンランク上のものにしてくれる
あなたのアウトドアライフをレベルアップにしてくれる厳選アイテムをご紹介。
クルマ文化を存分に楽しむ傾向にあるアメリカでは、キャンプをしながら遠距離の旅をする冒険旅愛好家「オーバーランディング」のコミュニティも盛んのようです。そして、そんなコミュニティの中では現在、ルーフテント(ルーフトップテント)がブームになっていることがインスタグラムなど、SNSの投稿数の多さから見て取れます。さらに、それブームは一般のカーキャンパーまで広がっていることも確認できるでしょう。
以前「エスクァイア」では、『ポルシェ「911」にルーフテントをつけて旅をする男性』を紹介しました。ですが、ここではそんなツワモノになることをおすすめしているわけではありません。
とは言え日本も、キャンプ人口も増えていることは確か。さらに、キャンプをするにいい季節となりました。そこで「他と差をつけたい」と考えているキャンプ愛好家の皆さんへ、ここで「ルーフテント」をいち早く購入して、実践してみてはいかがでしょうか? 現場で、一目置かれることでしょう。
《目次》
「車上泊」を楽しむ
ルーフテントとは何か?
ルーフテントとは、文字通りクルマのルーフ(屋根)に設置するテントのことを指します。「ルーフトップテント」とも呼ばれています。「クルマの上にテントを設置する…!?」と聞くと、大変なイメージがあるかもしれません。ですが、一般的なテントに比べて比較的手間をかけずに設営可能であり、荷室にテントを積み込む必要もなく、使わないときはコンパクトに畳むことができるものも多く、荷室容量の削減にもつながります。
ルーフテントの中にはマットレスが敷(し)かれている商品も多いので、寝袋や毛布などを準備すれば、「車上泊」として快適に過ごすことも可能となるでしょう。キャンプブームと相まって最近では、キャンプ場やRVパーク(快適に安心して車中泊ができる場所)で見かける機会がある人も少なくないはず。クルマの上から夜空を眺めたり、いつもと違った特別な空間を体験できるのがルーフテントの魅力と言えます。
1人用からカップル・家族で就寝できる広々タイプまで、さまざまなルーフテントがラインナップされています。当然、キャンピングカーを購入するより、導入費用がリーズナブルなのも特徴です。
ルーフテントのメリット
ルーフテントは地面のコンディションを選ばず雨風をしのぎ、さらに生き物や不気味な生物が生息する地面から離れた高いところに設置するということで、よりシェルター性の高い空間となります。
最高峰クラスのルーフテントモデルは風の抵抗やロードノイズを最小限に抑えるため、コンパクトに設計されているものが多い傾向にあります。また、素早く設置して小さくたためるよう、軽量で薄型のデザインも特徴と言えます。中には、マットレスを内蔵したものや独立したグランドルームを備えたもの、星空を眺めるための天窓を備えたものなど、さまざまな種類がラインナップされています。
ルーフテントの選び方
しかし、ルーフテントは種類によりさまざまな機能があるため、その選択には迷いが生じることに違いありません。
まず大前提として、自分のクルマにルーフテントを搭載することができるのか否か?を知ることが必要です。もしそれがクリアになったとしても、検討しているテントが愛車のルーフ部分に取り付けができるかの確認もしなければなりません。さらには取り付けは簡単か? 使用しないときには簡単に取り外しが可能か? なども考慮しなければなりません。
また耐久性や、自分と旅を共にするパートナーの寝心地はどうか? など、考えることはたくさんあります。そこで今回、ベストなルーフテントを種類ごとにメリット、デメリットを踏まえてまとめてみました。
ルーフテントの重量を理解する
自分のクルマにルーフテントを搭載することができることが確認できたら、次に考慮すべき重要な事柄はその「重量」です。購入しようとしているテントの重量とサイズを、所有しているクルマが物理的に支えることができる範囲の重量なのか? 見極めなくてはなりません。この重量制限を確実に確認する方法は、クルマの取り扱い説明書を見るか、カーディーラーに問い合わせをすることです。
この重量は設置の際にも重要になります。例えば、軽量ルーフテント(45kg程度)であれば、ほとんどのものは2人で作業すれば安全に設置することができるでしょう。ですが、それ以上に重くなってしまうと、友人数人に手伝ってもらう必要が出てくるに違いありません。さらにテントが重くなればなるほど、使用しないときでもクルマに設置したままとなる可能性は高くなるでしょう。
われわれ「メンズヘルス」US編集部が知る限り、ルーフテントの所有者のほとんどは「取り外しが面倒だから…」とずっと取り付けたままにしています。ですが、普段使いしているクルマや他の目的で頻繁にルーフスペースが必要になる場合もあるでしょう。なので、新たにテントを購入する場合は、どれだけ簡単に取り外し可能かを優先的に検討することをおすすめします。
さらに重量は、どんなクルマにでも抵抗を増やすので燃費を低下させてしまうことも忘れずに。その程度は車種やルーフテントのサイズなど、さまざまな要因に左右されます。68kg程度のルーフテントであれば、大人1人を常時乗せているようなものなので、それほど気にしなくても大丈夫かもしれません。
ソフトシェル型とハードシェル型のルーフテントの比較(メリット・デメリット)
ルーフテントを購入する際、重量の次に考慮しなければならない点が、ソフトシェルかハードシェルか素材を決めることです。それぞれにメリット、デメリットはありますが、初めて購入する人の多くは、ソフトシェル型を選択します。これは中型の2人用モデルのソフトシェル価格が、13万〜26万円帯の間というかなり安い価格のためです。また、スペースプランの選択肢が多く、日よけや、アネックス(テント下の部屋・分館)のようなオプションも簡単に取り付けられるためです。
一方、ハードシェル型ルーフテントはその名の通り頑丈な外装(一般的にはグラスファイバー、プラスチック、またはアルミニウム)でつくられているため、耐久性が非常に高いと言えます。なので長期にわたる使用や、ハードなオフロードでの冒険旅行にも耐えられるように設計されております。
またソフトシェル型よりも、はるかに早く展開も撤収も可能なことも特徴と言えます。ほとんどのもので、いくつかの留め具を外して、蓋(ふた)を開け閉めするだけ。中には優れたものでは、わずか1、2分で済むものもあります。しかし、唯一の欠点は、2人用ハードシェルテントの価格は約40万円以上することです。
設営と撤収時間について
ルーフテント購入の際に最後に考慮することは、設営と撤収にかかる変換の時間です。
メーカーの多くはその説明動画では、60秒くらいで終わるように紹介しておりますが、特にソフトシェル型テントを購入した場合、このようにすぐにできてしまうことは少ないと言えます。高価なハイエンドモデルのソフトシェル型は別として、コツをつかんだ後でも少なくとも通常10分以上かかるでしょう。
移動を頻繁にするようなキャンプスタイルの場合は、この変換(取り外し&設営)時間を考慮することをおすすめします。変換時間が中程度の中型テントですと、クルマを移動するたびに20分~30分(取り外しに10~15分、設営に10~15分)かかると言われています。
また前出のように、地面が濡れているなどのコンディションは気になりませんが、不整地で平らではない場合はクルマが水平になるよう努めなくてはなりません。また風の強さ、暗闇での設営、一人での作業の場合は…など、数え上げればきりがないほど考慮すべきことがあります。その辺をプラスしていくと、時間は大幅に増える可能性があることも知っておかなくてはなりません。
編集部おすすめの選定方法は?
今回「メンズヘルス」US編集部は過去数年間、何十ものルーフテントでフィールドテストを行い、下記7つのおすすめルーフテントを決定しました。極寒のニューヨーク州北部から、一年の大半を霧や雲に覆われたグレート・スモーキー山脈国立公園、風の強い荒野広がるテキサス奥地まで、さまざまな地形、天候、標高、そしてキャンプ場での状況を想定して、すべてのテントを使用してテストしています。
おすすめのルーフテント7選
ジッパー、フラップ、ストラップ、ガイライン、窓、取り付け器具など、すべてのモデルでテストし、壊れる可能性のあるもの、場合によっては壊れてしまったものを調査しています。ここに7つをルーフテントを用意しました。そのうちの1つでも、皆さんのキャンプスタイルに合うものが見つかることを願っています。