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言うまでもなくあらゆるセレブリティーにとって、最初から現在のような知名度を擁するスターだったわけではありません。実際セレブたちの中には、日本でも若者のアルバイトの基本とも言える(現在なら、Uber Eats配達員にようなギグワークのほうが基本と言えるかもしれませんが…)マクドナルドでのアルバイトからキャリアを開始した人もいます。つまり、今でこそ経営者や政治家、俳優のような有名人たちであっても、かつては生活費のためにファストフードチェーンで何時間も働いていた…というわけです。
「マクドナルドで働く」ということは、収入を得る手段であるのと当時に、無料であらゆるメニューを食べるチャンスもありますし…。とは言え、注文をとったり、ビーフパティをひっくり返したり、フライドポテトをすくい上げたりしていた自らのアルバイト時代について、各スターの見方はさまざまでした。
レイチェル・マクアダムスやファレル・ウィリアムスは、「あまり仕事ができるほうではなかった」と、語っています(ファレルは、「食事を提供するよりも食べるほうが得意だった」とジョークにしています)。一方でジェフ・ベゾスやピンクは、「マクドナルドで働いたことが、現在の自分のあり方に重要な役割を果たした」と述べています。
マクドナルドでの仕事が彼らに教えたのは、チームとして行動する術や夢へと向かって働く方法だったかもしれませんし、創造的な刺激だったのかもしれません。いずれにしても、どのスターもこの会社での経験について、何らかの語るべきことがあるようです。
今回紹介するセレブ11人には、マクドナルドでの仕事を「向いている仕事だった」と考える人もいれば、「なかなか仕事を覚えるのが大変だった」と語る人もいます。彼らの話は、どんな仕事であれ日々の生計を立てるために頑張る人を勇気づけてくれるかもしれません。そしてもう一つ言えることは、「人生、その先で何が起こるかは誰にもわからない」ということです。
ジェームズ・フランコ
端正なルックスで人気を誇る、俳優ジェームズ・フランコ。
フランコは「マクドナルド時代が本当に楽しかった」とし、「ワシントン・ポスト」紙に当時のエピソードを語っています。
ロサンゼルスに引っ越した後、フランコは俳優を目指しながら生計を立てるために、マクドナルドでの仕事を始めました。「1つだけ言えるのは、マクドナルドは僕が必要としたときに、そこにいてくれたということです」と、語っています。
ファレル・ウィリアムス
『Happy』など多くの名曲をこれまで手がけ、歌い続けてきた人気歌手のファレル・ウィリアムス。ファッションの分野でも、シャネルやアディダスなど多くのブランドとのプロジェクトを発表してきた最先端のクリエイターと言っていいでしょう。
そんなウィリアムスはマクドナルドで3度仕事を得て、3度とも解雇された経験があります。
彼は米テレビ番組『Late Night with Seth Meyers』の中で、「ある時点で、彼らは僕が役立たずだと気づいたんです」と話し、「得意だったのは、チキンナゲットを食べることだけです」とジョークにしていました。
皮肉なことに彼は、後にマクドナルドの最大のマーケティングキャンペーンとなった曲をプロデュースすることになります。
レイチェル・マクアダムス
ハリウッドを代表する演技派女優のひとりとして知られる、レイチェル・マクアダムス。『きみに読む物語』でブレイクする以前、マクアダムスは3年間マクドナルドで働いていました。
彼女は「ニューヨーク・タイムズ」紙に、「なぜ彼らが私を雇い続けていたのかよくわかりません」とし、「私は少しぼんやりしていて、のんびり屋なんです。なので、お店に入ってきたお客さんをフレンドリーな声で迎えるあいさつ係だけ任せられたものです」、と語っています。
ピンク
ピンクはいつも独立心の強い、パワフルな女性アーティストとして活躍してきました。そんなピンクは、マクドナルドで働いていた高校時代も同じだったようです。
彼女は『フード&ワイン』誌のインタビューで、「自分で使うお金は、自分で稼ぐことが私の家族が大切にしていたことです。マクドナルドでは、ドライブスルーを担当していました」と明かし、「ジャネット・ジャクソンのようにマイクを使い、エネルギッシュに働いていましたよ」と語っています。
ジェフ・ベゾス
世界一の大富豪の一人として知られる、米アマゾン・ドット・コムの創業者のジェフ・ベゾス。そんなベゾスも大富豪になる前には、マクドナルドで働いていました。
コーディー・ティーツ氏の著書『Golden Opportunity: Remarkable Careers That Began at McDonald's』のインタビューの中で、ベゾスは「土曜の朝のシフトが好きだった」と語っています。また、「大きなボウルを取り出して、300個もの卵を割ったものです」と彼は振り返っています。
シャナイア・トゥエイン
カナダを代表する女性歌手として名高い、シャナイア・トゥエイン。そんな彼女は夜は歌手としてステージに立ち、昼間はマクドナルドの従業員として働いていたそうです。
トゥエインは『USウィークリー』誌に、「ティーンネイジャーのときには放課後に数時間マクドナルドで働き、夜はバーで歌っていました」と述べています。
マーク・ハミル
「スター・ウォーズ」シリーズで、ルーク・スカイウォーカー役を演じたことで知られるマーク・ハミル。そんなハミルが、かつてマクドナルドで働いていたとは誰が想像できたでしょうか?
ハミルのツイッター投稿によれば、マクドナルドでの仕事は、彼にとって初めてのきちんとした仕事だったそうです。「新聞売りやデパートでのサンタの手伝い、パペットやマジック、腹話術などのショーを含めなければ、16歳のときにバージニア州アナンデールのマクドナルドで働いたのが、初めての仕事らしい仕事でした」と、彼は記しています。
シャロン・ストーン
女優やモデルとして華やかな舞台で活躍してきた、シャロン・ストーン。
そんな彼女はモデルの仕事を得たり、『トータル・リコール』(1990年公開)、『氷の微笑』(1992年公開)で女優として大ブレイクを果たす以前、マクドナルドの店頭でアルバイトをしていました。
カール・ルイス
今でも多くの人に知られている、元アメリカ代表ランナーのカール・ルイス。
そんなルイスの初めて仕事を得たのもマクドナルドであり、彼はそこでスピーディーに働くことの重要性を学んだようです。
その後ルイスは、同社の広告にも起用されています。
リン・マニュエル・ミランダ
ブロードウェイ・ミュージカル『イン・ザ・ハイツ 』および『ハミルトン』の制作および出演で知られるリン・マニュエル・ミランダは、いまやミュージカル界の寵児です。
そんなミランダも、ツイッターに「初めての仕事はマクドナルドのレジ係と配達員でした」と投稿しています。さらに彼は、自分のマクドナルド時代から着想を得た曲をシェアします。これにはマクドナルドのツイッターアカウントからも、称賛をもらっています。
フレッド・ダースト
ラップメタルバンド「リンプ・ビズキット」のボーカルとして知られる、フレッド・ダースト。
そんなダーストが有名になる以前に彼は、「フロリダ州のマクドナルドでアルバイトをしていた」と伝えられています。
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Source /Women's Health
Translation / Wataru Nakamura
※この翻訳は抄訳です。