2020年2月10日（日本時間）に行われた第92回アカデミー賞。『パラサイト 半地下の家族』が作品賞とともに計4部門のオスカーを獲得し、主演男優賞は『ジョーカー』のホアキン・フェニックスが獲得するなどなど、華やかな雰囲気に包まれた一夜は全世界から注目を集めました。
賞レースの行き先はもちろんですが、熱い眼差しが注がれていたのは、当日のセレブたちのファッションにも言えることでしょう。特に今回注目したいのが、手元で広げられていた熾烈（しれつ）な戦い。そう、アカデミー賞の当日にセレブたちが着用していた時計です。人生最良の日に数え上げられるであるこの夜、タキシード姿の格上げに、彼らはどんな勝負時計を選んだのでしょうか？
ここでは、レッドカーペットを彩った時計をチェックしてみましょう。
ラミ・マレック
2019年、『ボヘミアン・ラプソディ』で主演男優賞を獲得したラミ・マレックですが、2020年はプレゼンターとして登場しました。
新作映画『007／ノー・タイム・トゥ・ダイ』の公開も待たれる彼は、クラシックな黒のタキシードで登場しましたが、手元には黄金色のタイムピースがきらり。カルティエの「パシャ C」をレザーベルトで着用していました。
タイカ・ワイティティ
ニュージーランド出身で、監督・脚本家・俳優などマルチに活躍するタイカ・ワイティティ。今回は『ジョジョ・ラビット』で脚色賞を受賞しました。
自身初のオスカー獲得に、「オスカー像はもっと重いと思っていたのですが…（笑）」と話した左手には、パネライの「ルミノール ドゥエ42MM」が…。深いネイビーブルーと金色のインデックスが品格と知性を醸し出しています。
アントニオ・バンデラス
主演男優賞にノミネートされたアントニオ・バンデラスは、ブルガリの「オクト フィニッシモ」を着用しました。
ブルガリはこのスリムなタイムピースのおかげで、ここ数年で極薄時計の世界のリーダーとも呼ばれるほどに…。スリムなタイムピースながら、このチタン製ケースの存在感はひときわ際立っていました。
スパイク・リー
プレゼンターとして登場した映画監督のスパイク・リー。この日、彼は2020年1月26日に急逝した元NBAプレイヤーのコービー・ブライアント氏を追悼し、彼が活躍したロサンゼルス・レイカーズのチームカラーのセットアップで登場しました。
インパクトの強い着こなしですので、小物選びは難しいようにも思えます。が、手元にはエバーローズゴールドのロレックス「GMTマスターⅡ」をセレクトしました。存在感のあるアイテム同士を掛け合わせて、着こなしをまとめてしまうセンスの高さはさすがです。
ライアン・シークレスト
人気テレビ司会者のライアン・シークレストは、アカデミー賞のオフィシャルスポンサーでもあるロレックスの「デイトナ」を着用していました。
カーレース用クロノグラフとして誕生し、ロレックスを象徴するモデルの1つとして、今も絶大な人気を誇る名機です。
コリン・ジョスト
コメディアンであり俳優でもあるコリン・ジョストは、昨年5月に婚約した女優のスカーレット・ヨハンソンとレッドカーペットに登場しました。彼女が取るコリンの左腕の手元からは、タグホイヤーの人気モデル「モナコ」が覗きます。
モータースポーツつながりで見ると、『フォードvsフェラーリ』は2部門を受賞しましたが、F1モナコグランプリへのオマージュとして生まれたこの「モナコ」は、この夜、映画と同じくらいの輝きを放ちました。
Source / Esquire NL
Translation / Esquire JP
※この翻訳は抄訳です。
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