夏は肌見せの季節です。服も半袖となり、これまで「何となく袖に隠していた…」という人も、その手元の時計が露わになる季節というわけです。となると、どんな時計をすれば良いのか、少し悩んでしまいませんか?

 もちろん、ウォッチメイキングの本場であるスイスの時計を選ぶという選択肢もあるでしょう。ですが、(やはり)スイスの高級メゾンの時計は高価なだけにおいそれと購入できるのは、よほど懐に余裕のある方か、職人技が凝縮された時計の魅力に(深~く)魅せらてしまった方になります。

 では、スイスにルーツのある時計でなければ、紳士の手元を飾ってはいけないのでしょうか? もちろん、そのようなルールなどありません。

 そもそも時計が擁する魅力は、さまざまな角度から成り立っているアイテムでもあります。価格と比例しないところも、往々にしてあるでしょう。そして、手に取りやすい価格にもかかわらず、斬新な美学(例えばプラスチックケースや、徹底したデジタル主義など)を体現している時計も存在しているのです。

 そこで、ここでは200ポンド(約2万7000円)以下で購入できて、さらに身につけている人のこだわりも感じることのできるおすすめの時計…つまり、価格はリーズナブルでも間違いのない時計をご紹介しましょう。

メンズにおすすめの
こだわりの時計5選

カシオ Gショック GA-100CF-1AJF

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 タフネスを追求し、進化し続けるG-SHOCK。スマートで軽やかなミニマリズムを強調してきましたが、これまでの時計のトレンドを打ち破ってきました。

 こちらはカモフラージュ柄を文字板に取り入れた、「カモフラージュダイアルシリーズ」になります。ベースモデルには、迫力のビッグケースが人気の「GA-100」を採用。ボディとバンドのベースカラーにブラック、時分針とインデックスにグレーを用いることで、全体をシックにまとめています。

タイメックス
SS キャンパー プラ

 米軍の要請を受けて、初めて1910年代に腕時計型の軍用時計・ミリタリーウォッチを開発したタイメックス(TIMEX)。こちらのモデル「キャンパー」は、その出自はもとより、現代においても“究極のベーシック”として時計業界やファッション業界において広くその存在が認められています。

 2015年には、日本企画としてタイメックスの歴史で初めて復刻を遂げました。

 ケースはステンレススチール製の36mmで、風防はプラスチック製。そして、ストラップは厚みのあるブラックナイロンを採用。文字盤デザインには新色のアワーマーカーを配し、防水表記を80年代の後期に使われた「WATER-RESISTANT」に変更されています。ストラップはハリのある質感で、ビジネスシーンでも対応可能です。

マイケル・コース BLAKE

 スポーティかつシックなアメリカンラグジュアリーを体現する存在として、世界中のセレブリティから人気を集めているマイケル・コース。そのウォッチコレクションはブランドのDNAをそのままに、贅沢でモダンな最先端の紳士らしさを腕元から演出してくれます。

 こちらのモデルはシルバーとブラックのモノトーンで、シックな印象の「BLAKE」。ベーシックなデザインで、毎日身に着けられるシンプルさを極めた表情が魅力です。ケース表面のテクスチャーやサンレイダイアルが、リラックスしたラグジュアリー感を加速させてくれます。

ブリストン
CLUBMASTER CLASSIC

 フランスのアイウエアと、スイスの時計のデザインを組み合わせてみたら…? そんなユニークな発想から誕生した、今注目の時計ブランドが「ブリストン(BRISTON)」です。

 使用する素材と形状が、独創的なこのブランド。素材は手作業による研磨で仕上げたアセテートを使用することで、例え同じ品番であっても1点1点表情が変わってきます。時計の形状は、「キャンパードスクエア」と呼ばれる四角形を採用。こちらのモデルは、「クラブマスタークラシック」で、アセテートの独特な光沢感と丸みを帯びた四角形のケースが際立ったオーソドックスな1本です。

 ストラップにはNATOストラップが採用され、どこかクラシカルな印象にあるミリタリー感を演出しています。

スカーゲン RYLE

 1989年に誕生した「スカーゲン(SKAGEN)」は、デンマークデザインの美学を追求し続けてきたブランドです。

 デンマークの最北端に位置する北海と、バルト海の2つの潮流が出合う海辺の町スカーゲンからインスパイアされたコレクションを発表し続けています。そこには、シンプルで自分らしくいられるライフスタイルが丁寧に表現されています。

 こちらは「RYLE(ライル)」というモデル。スカーゲン地方に飛来する渡り鳥にインスパイアされたタイムピースで、シルバートーンのクラシックなレクタンギュラーケース(長方形のケース)に施されたローマンインデックスが、レトロな雰囲気を醸し出しています。

最後に…

 時計を1本変えるだけで、その人の印象は大きく変わります。また、新たな時計で時を刻めば、新鮮な気分で日々を過ごすことができるでしょう。

 上半期だけでも、さまざまな出来事が目まぐるしく過ぎ去って行った2020年。今年の夏は気分一新、こだわりの時計で特別な毎日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

Source / Esquire UK
Translate / Esquire JP
この翻訳は抄訳です。