レーストラックを走ると、前輪駆動車は素晴らしいレスポンスと運転のお楽しみを提供してくれるクルマはありません…。
前輪駆動車は、スピード感のある運転を学ぶためには最高の自動車です。 今回は、米モータースポーツ誌『ロード & トラック』の読者アンケートで選ばれた、10台の前輪駆動車を紹介しましょう。
「GTI」はどの世代のモデルであろうと、非常に優れたレースマシンとしてのベースがあります。
ブレーキとタイヤをアップグレードすれば、地元のレース場でガス欠になるまで周回を重ねたくなることでしょう。
「コバルトSS」は、見た目は手入れの行き届いたレンタカーのようかもしれません。
ですが、ボンネットの下には260馬力の直列4気筒ターボエンジンを搭載しており、驚くべきパワーを秘めています。
ダッジ「ネオン」という日本車に似た雰囲気をもつクルマでありました。1996年の誕生以降、2リッタークラスのコンパクトセダンとしてアメリカでは成功を収めてきたクルマです。
この「ネオン」をベースに、ターボ化や足回りの改良を行ってメーカーがチューンしたハイパフォーマンスモデルがこちらの「SRT-4」です。生産開始は2002年モデルから。
ここではダッジ「ネオン SRT4」と言っていますが、結局は「ネオン」のSRTグレードという位置づけではなく、車名それ自体が「SRT-4」という名前になっています。過去には、クラブレーシングやオートクロスのコースで旋風を巻き起こした1台ですので、このリストに選ばれるのも当然です。
「インテグラタイプR」は軽量な構造と高回転型のVTECエンジンにより、この上ないドライビングの楽しみを提供してくれます。『ロード & トラック』誌のエディター、サム・スミスさんも気に入りです。自ら購入してもいようですから…。
「シビックタイプR」は、ドイツのニュルブルクリンク北コースでの性能テストで前輪駆動車として、最速のラップタイムを保持する1台です。 この自動車の性能の高さは、折り紙つきというわけです。
「シビックタイプR」が予算オーバーという人には、「シビックSi」なら、どの年式のモデルもリーズナブルな前輪駆動車として、ベストチョイスの1つとなることでしょう。
「シビックSi」の軽量なボディとLSD(リミテッドスリップデフ)に匹敵する自動車は、あまりありませんので…。
マツダ「スピード3」、日本名マツダ「スピードアクセラ」は、加速中のトルクステア(自動車において左右の駆動輪での駆動トルクに差が生じて、ハンドルを切っていないのに車が曲がろうとする現象)が発生しやすいという批評もありますが、それでもレースコースで走るには素晴らしい1台なのです。
搭載される直列4気筒エンジンは、最大トルク38.7kg-mを誇ります。
フォード「フィエスタST」は、フォード社の大ヒットモデルとなりました。 リーズナブルで実用的、信頼性のある日常車でありながらも、必要に応じてレースマシンとしての役割も果たせます。初心者にも上級者にも乗りやすい1台です。
「フィエスタ」では少し小さいという人は、「フォーカスST」を選ぶと良いでしょう。フォルクスワーゲン「GTI」の代わりとしても、ぴったりです。 古き良き6即マニュアルトランスミッションのこのクルマは、252馬力のパワーを前輪に送り込みます。これ以上、何を望むことがあるでしょうか。
ミニクーパーは1950年代後半に登場して以来、数十年にわたってレースにも使われてきました。 今でも見ると笑顔になってしまう、前輪駆動車ナンバー1ではないでしょうか。 From Road & TrackTranslation / Wataru Nakamura※この翻訳は抄訳です。
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