アメリカのファーストファミリーたちは、相も変わらずのようです。「世界の皆さん、今日もアメリカは不誠実ならずものたちが統治しています。良い一日を」、とも言わんばかりの話題が続々と出てきているのですから。

トランプ家の不適切な発言とは?

まずは、大統領補佐官のイヴァンカ・トランプ氏の話題です。

2018年2月に、ソウルでの高官交渉や平昌五輪の閉会式出席を終えて帰国したとされる彼女は、「ドナルド・トランプ氏による、セクハラや性的暴行などを訴える女性たちを信じますか?」というNBCのピーター・アレクサンダー記者の質問に不快感を示しました。この質問は、大統領補佐官である彼女にとって、回答に窮(きゅう)するような質問ではなかったはずです

ドナルド・トランプ氏自身が以前、そういったことをしてきたことを誇らしげに認めているほどですから…。米政治ニュース専門サイト「Politico」によれば、イヴァンカ・トランプ氏は次のように答えたと言っています。

「父は事実ではないと断言しているのに、『父親を非難する人々を信じているか』と娘に聞くのは、とても不適切な質問だと思います。私は父を信じます、彼を知っていますから。娘として父を信じる権利があると思うんです」とイヴァンカ・トランプ氏。

まず、これは相手が大統領補佐官であれ、一人の娘であれ、正当な質問です。次に、彼女にはぜひとも『アクセス・ハリウッド』の動画を見てほしいものです(ドナルド・トランプ氏はこのテレビ番組の司会者とのやりとりで、女性に対する卑猥な発言をしていたことが報じられていますから)。

ちなみに著名な保守派の論客であるベン・シャピロ氏は、メディアのイヴァンカバッシングにツイッター上で反論しました。クリントン元大統領の娘であるチェルシー・クリントン氏も同じと言わんばかりに次のようにツイートしています。

これはxの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

ベン・シャピロのツイート

「チェルシー・クリントンは選挙活動中、父親の不倫スキャンダルについて一般人に聞かれたとき、『不適切な質問』と切り捨てましたが、このときメディアは何も言いませんでしたよね」

何にせよ、今週のトランプ家の話題はここまでかと思ったところで、今度はドナルド・トランプ氏がさらに盛大にやってくれました。「USAトゥデイ」から紹介します。

米フロリダ州の高校での銃乱射事件で、警官が発表直後に校舎に入らなかったとされることに対して…、「私なら、丸腰でも現場に突入しただろう。そして、この部屋にいるほとんどの人もそうしていただろうと思う」と、ドナルド・トランプ氏はホワイトハウスでの会合に集まった全米各州の知事たちを前に語りました。

その面々とは、スコット・ウォーカー氏やメアリー・フォーリン氏、フィル・ブライアント氏らです。大したスーパーヒーローたちですね。

最後に、そんな勇敢なドナルド・トランプ氏の写真を1枚お見せしましょう。

失言, 不適切, トランプ, 政治, ライフスタイル, エスクァイア, esquirepinterest
Getty Images

こんな笑える政権をもたらしてくれた、不安定な経済に感謝したいところですね。

Source / ESQUIRE US
Translation / Wataru Nakamura
※この翻訳は抄訳です。