子煩悩な格好いいイケメンパパたち15人「最高の喜びであり最大の責任」
雲のうえの存在と思われているセレブリティーも、一度パパになってしまえば事情が変わります。そう、子育てというのは“現実的な”ことなのです。そうそれは、高の喜びであると同時に、最大の責任でもあるのです。
…オムツを替えたり、赤ちゃんをあやしたり、一般の私たちとおなじ苦労をセレブである彼らだって、しなければならないのです。
さて、それではご紹介しましょう。本業と同じように、父親業においても素晴らしい働きを見せている15人のイクメンセレブたちをご紹介しましょう。
デヴィッド・ベッカム
キャリアを終えたサッカー界の大スターがすべきこととは、何でしょうか?
もちろん専業主夫です。ブルックリン、ロメオ、クルスという3人の息子の名をデザインしたタトゥーが、ベッカムの背中に彫られていますし…。
「父親業について言えば、毎日が新たな発見と学びの連続です」とベッカム自ら、「メンズヘルス」US版に寄稿してくれています。「学びにゴールなどありません。長男のブルックリンが生まれたとき、私は24歳でした。いまや4人の子に恵まれ、父親として20年の経験を積んできましたが、発見は尽きることがありません」とベッカム。
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ヒュー・ジャックマン
人気トレーナー、グンナー・ピーターソン氏とトレーニングに励んでいるか、もしくはエルトン・ジョンで盛り上がっているか、そうじゃなければこのXメン俳優は、オスカーとアバというふたりの子どもたちを連れて、ぶらぶら出歩いているようです。
ヒュー・ジャックマンが「デイリー・テレグラフ」紙に語ったところによれば、彼にとって子育てとは「想像を超えた、めちゃくちゃ疲れる、しかし、魔法のような出来事で…これまで演じてきたどんな役よりも挑戦し甲斐がある役回りだよ」とのこと。
「私には、子どもたちにしか入れられないスイッチがあるのです。人生でまだ試したことのないことだって、子どものためなら挑戦しなければならないんだと思うんです」と。まさにジム通いと同じで、とにかく身を捧げなければならないのですね。
ライアン・レイノルズ
映画『デッドプール』のスーパースターであり、カナダを代表する俳優のライアン・レイノルズは、ジェームズとイネスという2人の娘の父親でもあります。
娘たちを思う彼の気持ちは…とても強いようです。「妻(ブレイク・ライブリー)に対しては常々、僕が君の盾になり、君の代わりに銃弾を受けるよと言ってきました」と、デイヴィッド・レターマンの番組に出演した際にも証言しています。
「君以上に愛せる対象などこの世のどこにもいない…と妻には以前伝えました。が、娘を授かり、その赤ちゃんの目を見たときに一変しました。もし私たちが襲われるようなことがあれば、この赤ちゃんを守るために、妻にも盾となってもらうことになるでしょうね(笑)」。
ジミー・ファロン
アメリカの深夜枠の視聴者を笑わせまくる、おなじみジミー・ファロンですが、実生活では2人の娘の父親でもあります。
子どもを授かったことにより、世の中に対する物の見方が一変したとBabbleのインタビューで語っています。「子ども以上に大切なものなんて、あるのかい? なんだって子どもたちのためさ…。子どもたちの存在は、あらゆる物事の動機になる。妻もそうだけど、私も本当に子どもが欲しくてたまらなかったんだ」とジミー。
ジャック・ブラック
『スクール・オブ・ロック』のスター俳優、ジャック・ブラックにはややセンチメンタルなところがあるようですが、別に驚くには当たらないでしょう。
「先日、テレビでシリアルのコマーシャルが流れていたんだけど…」と、ジミー・ファロンに対してエピソードを披露しています。
「父親が赤ちゃんに食事を与えようとしているんだけど、赤ちゃんは彼のことをママって呼ぶんだ。“ちがうちがう、パパでちゅよ〜”と正そうとするんだけど、それを見ていて俺と一緒だ!と身につまされたよ。息子のサミーは、ずっと俺のことをパパって呼んでくれなかったんだ」と。
最終的には呼んでもらえるようになったみたいで、良かったよかった…。
ジミー・キンメル
こちらもアメリカの深夜枠から、愉快な人物をもう一人。
彼の息子ビリーが遺伝性の心臓病を患い、危険な状況に追い詰められていたというのは有名な話です。
実際彼は、自らの深夜放送枠を使って自身の息子に関する胸の締め付けられるよな話を披露し、患者保護並びに「医療費負担適正化法(PPACA=通称としてACA、そしてオバマケアとも呼ばれる)」を維持するよう訴えたりもしました。
「なぜそのような話をするのかと言えば、それは私の息子が心臓の開胸手術を受けたからであり、また、今後も少なくとも2度、同様の手術を受ける必要があるからです」と、キンメルは言います。
「この経験を通じ、息子と同じ治療を必要としつつも、健康保険に加入していないがために、手術を受けられずにいる子どもたちの存在を知ったからです。このような状況を放置しておくべきではありません」と…。
マシュー・マコノヒー
時の流れは一律かもしれませんが、映画『セレニティー:平穏の海』やテレビドラマ『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』の俳優マシュー・マコノヒーにとって、父親業は一筋縄ではいかないようです。
3児の父として常に大忙しですが、彼は子どもたちとともに、あるあらゆる時間を味わい尽くそうとしています。
「いつかは子どもを育てたいと、ずっと考えていました」と、インタビューで発言しています。「男性として最も偉大なことは父になることだ…と、ずっと信じて生きてきたのです。非常に恵まれたことであり、同時にまたとてつもなく大きな責任でもあります」とのこと。
ジュード・ロウ
5人の子の父親は、さすがにただただ疲れるのではないでしょうか。そうです、5人です。しかしジュード・ロウは、どうにかその役目をこなしている模様です。家族をマネジメントする秘訣のひとつは、流れに身を任せる…ということかもしれません。
「ラファティが10代というときを、どのように過ごしてゆくか、それを観察しているところです」と、ロウが@Observer」紙に対して語ったのが2016年のことでした。
「私が心がけているのは、ただ見守ることだけです。彼が自分で何を求めるのか、どこに進んで何を目指してゆくのか。そのための自由を提供したい…と、そう考えています。人は誰しも両親のものではなく、独立した個人として尊厳を持ちたいものなのですから」。これはどの親であっても、いずれは直面する課題かもしれませんね。
クリス・プラット
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で主演を張った、立派なパパです。
元妻のアンナ・ファリスとの間に、ジャックという息子がいます。ディズニーランドの人気イベント、キャンドルライト・プロフェッショナルに登場したクリスはオーディエンスへ、「親になるという体験は、私の人生を多くの面で一変させました」と語っています。
「父親が我が子に向ける愛情の深さについて知ったことが、もっとも大きな発見でした。自分と血を分けたこの小さな存在を見つめ、その子が自分なりに私を喜ばせようとしている姿を眺めるにつけ、ピュアで、尽きることのない愛情を感じるのです」と、なかなか泣かせます。
ジョン・レジェンド
シンガーのジョン・レジェンドと、モデル出身の料理研究家クリッシー・テイゲン、そしてその2人の間に生まれた美しい娘ルナが加わり、なんと完璧な一家ではないでしょうか。
愛娘の誕生によって、レジェンドはさらに内省的に物事を見つめ直すようになり、自分がいかに恵まれた地位に立っているのかを再認識したようです。
誰もが手に入れられるものではないありません。「子どもが幸せに、元気でいられるようにするために、いろいろ考えるようになりました。そして多くの子供たちが、必ずしも環境に恵まれているとは言えないということも気づけたのです」と、レジェンドはAP通信の取材に対して答えています。
「自分が親から与えられてきた環境にも、やっと思いが至ったのです」とのこと。
ライアン・フィリップ
女優リース・ウィザースプーンと離婚し、アレクシス・ナップと破局した後も、ライアン・フィリップの我が子たちに対する愛情に変わりはありません。
彼はエヴァ、ディーコン、カリという3人の子の父親です。
そして、どうやら子どもたちからは、「クールでかっこいい父親だ」と思われたがっている様子です。「実際のところ、我が子から最高にクールだと思われている親なんていないよね…」と、「E! ニュース」の取材に彼は答えています。
「きっと彼らがティーンエージャーの思春期を経て、20代になるころには、またクールだと思ってもらえるんじゃないかな。リースと僕がやった数々のことで、子どもたちが気まずい思いをしたのも事実だから、受け入れないとね」とのこと。
きっと子どもたちは心の中で、「クールだ!」と思っているはずですよ、ライアン。
ブラッド・ペイズリー
カントリー・ミュージック界のスターが、愛する我が子に与えられるものは少なくないでしょう。ハックとジャスパーという2人の息子の父であるブラッド・ペイズリーにとって最重要なもの、それは「優しさ」です。
彼は『テイスト・オブ・カントリー』誌のインタビューで、「優しさを育むためには、励まして勇気づけないといけないんだ」と語っています。
「良い行いを褒めることだね」と加えて、テレビの制限も大切だそうです。「週末にしかテレビは見せないようにしているんだ」とも語っています。「そうしないと、目の前で起こっている本当に面白い物事を見損ねてしまうからね」と…。
ステフィン・カリー
ステフィン・カリーの愛娘、ライリーちゃんをご存知ないというあなた、インターネットのチェックが足りないのでは?
所属チームであるゴールデンステート・ウォリアーズがNBA制覇を成し遂げた2015年、真の主役はライリーちゃんでした。しかし、多くのセレブリティー同様に、我が娘をスポットライトに晒したことを、彼もちょっとばかり後悔する羽目になったようです。
「ライリーを表彰式に連れ出したことが、あんなにも騒がれるなんて思っても見なかったんだ」と、The Undefeated のインタビューで後悔をにじませています。
「自分のやること、得た経験など、常に家族とシェアしたいと考えてきたんだ。それがまさかあんなふうに話題になってしまうなんてね」と、配慮の塊のような父親ですよね。
【動画】ステファン・カリー来日
「エスクァイア ジャパン」では、ステファン・カリー来日時に取材をしています。そちらの動画もご覧ください!
クリス・ヘムズワース
マイティー・ソーが誇るのは、その美味しそうな筋肉ばかりではありません。GQ誌US版の記事でも明らかになったように、クリス・ヘムズワースは素晴らしい父親でもあるのです。
6歳になる愛娘の学校行事で、父親参加の競走に出場するなど、実に素晴らしい行動をこなしているのです。そこでも勝ちにこだわるところが流石というか…「まるで至福の境地にいるようだった」と、その日を振り返って語っています。
「ゴールしたあと、“娘はどこだ? どこにいる?”と振り返って探してしまいました。そしたら“パパ、結果はどうだったの?”ときいてくるんです。“結果だって? パパが勝ったの見てなかったのか!? ”と言って、1等賞のステッカーを見せてやりましたよ」と。ソーさん、ご苦労さまでした。
公開予定の彼の演じるハルク・ホーガンを、ぜひともお見逃しなく。
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オーランド・ブルーム
映画『ロード・オブ・ザ・リング』や『パイレーツ・オブ・カリビアン』で観客の心を奪ったオーランド・ブルームですが、期待どおり素敵なパパでもありました。夫であったかどうかは定かではありませんが…。
「どんなに長くても、2〜3週間以上は彼のもとを離れないようにしているよ」と、かつて『InStyle』誌のインタビューの中で息子のフリンとの生活に関して語っていました。
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Source / Men’s Health US
Translation / Kazuki Kimura
※この翻訳は抄訳です。