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食材と調味料を入れてスイッチを押すだけで、おいしい料理をつくることができるという「自動調理鍋」。これまでも自動調理機能付きの電気圧力鍋はありましたが、そこにかき混ぜユニットが追加されたいりと、つくることのできるメニューの幅も大きく広がったことでさらに注目を集めています。
夜に仕込んでおいて朝アツアツの料理を食べたり、朝出かける前に仕込んでおけば夜の帰宅後すぐに食事がいただける製品も多くあり、忙しい人でもバランスのとれた食事が摂りやすくなるはず。
このページでは、自動調理鍋と進化した自動調理機能付き電気圧力鍋をご紹介。選び方やおすすめ製品についても解説します。
自動調理鍋とは?
材料を入れるだけの「ほったらかし調理」ができる
自動調理鍋は、鍋の中に材料を入れてスイッチを入れるだけで調理ができる、いわゆる「ほったらかし調理」ができる家電です。
さまざまな調理プログラムが用意されており、レシピに合わせて加熱することはもちろん、圧力をかけたり、場合によってはすりつぶしたり混ぜたりできる製品もあります。
また、時間をかけてじっくり熱を通すスロークッキングに対応した製品なら、朝材料を入れて出勤し、夜帰宅するころに料理が完成する…といった使い方も可能です。
自動調理鍋でつくれる代表的なレシピ
自動調理鍋が最も得意としているのは煮込み料理で、カレーやシチュー、スープなどがつくれます。製品によっては無水調理機能があり、アクアパッツァなども得意ということ。さらに、炊き込みご飯などもつくれます。
それ以外にも、肉じゃがやポテトサラダがつくれたり、離乳食づくりができる製品もあります。忙しいお母さんはもちろん、一人暮らしなどで調理の時間がなかなか取れない人や、毎日忙しくても栄養バランスを考えて自炊したい人にとっても便利です。
自動調理鍋と電気圧力鍋の違いとは?
自動調理鍋と電気圧力鍋の大きな違いは、中身をかき混ぜる装置がついているかどうかです。中身をかき混ぜられる自動調理鍋は、炒めたり、混ぜたりすることができます。そのため、チャーハンやポテトサラダも調理可能です。
一方、電気圧力鍋は高い圧力をかけて調理時間を短くすることがメインで、基本的な調理方法は「煮込み」か「蒸し」となります。ですが、自動調理プログラムによって火力や圧力を絶妙に調整することでさまざまな料理に対応でき、自動調理鍋に近い機能があります。
自動調理鍋の選び方
サイズ・容量:調理する量に合わせて選ぶ
自動調理鍋には、さまざまなサイズ・容量の製品があります。どのくらいの量を調理したいかを考えながら、キッチンに置けるサイズかどうかも確認して購入しましょう。また、自動調理鍋は炊飯器と同じように蒸気が出るため、上部は空間をある程度空けておく必要があります。これも購入前に確認しておくことをおすすめします。
調理機能:煮る、蒸す、炒めるなど調理方法を確認
自動調理鍋は製品によって、できる調理方法が違います。「煮る」「蒸す」はほとんどの製品が対応していますが、「炒める」「混ぜる」「揚げる」といった調理はできる機種が限られるので購入前に確認しましょう。
その他にも、じっくり火を通す低温調理や、食材の水分だけで調理する無水調理、中身を混ぜながら調理するかきまぜ機能などに対応している製品もあるので、いろいろチェックしてみると意外な発見があるかもしれません。
予約調理:帰ってきてすぐできたての料理が食べられる
自動調理鍋の中には、タイマーによる予約調理機能を備えている製品があります。予約調理機能を使えば、例えば朝に材料を投入しておき、帰宅後にできたての料理を食べるといった使い方も可能です。
毎日忙しく、自炊する時間が取れない人も、この機能を使えば効率的に自炊ができるでしょう。外食ばかりで栄養バランスが気になる人にもおすすめの機能です。
お手入れ方法:メンテナンスのしやすさにも注目
自動調理鍋は、炊飯器のようにパーツを分解して洗浄する必要があります。パーツを食洗機で洗える製品もあるので、メンテナンスの手間を最小限に抑えたい人にはおすすめです。
特に、かき混ぜ機能がついている製品はパーツが多く複雑になるので、購入前に説明書などを確認して、お手入れ方法をチェックしておくとよいでしょう。
おすすめの自動調理鍋8選
鍋底かきまぜ機能と最大約2気圧の圧力機能により、幅広い自動調理メニューに対応した自動調理鍋です。煮込み料理はもちろん、無水調理、低温調理にも対応し、さらにチャーハンなどの炒めものも可能とのこと。
煮込み料理のビーフシチューなども、かきまぜ機能を使うことでムラなく調理できるようになり、さらに柔らかく濃厚な味わいに。豚の確認などもお手の物と謳(うた)っています。本格的な調理を簡単につくれるため、日々の献立づくりにも大いに役立つでしょう。
人気の自動調理鍋、シャープの「ホットクック」シリーズ。こちらは2.4Lの容量で2〜6人分の料理を簡単につくれるタイプです。
食材と調味料を入れるだけでOKの「水なし調理」に対応し、素材本来のおいしさをしっかり引き出します。また、ビタミンCや葉酸などの栄養素をより多く残したまま調理できるため、同じメニューでもより栄養が豊富です。
内釜は汚れが簡単に落とせるフッ素加工がされていて、パーツ類は簡単に取り外して食洗機で洗えます。忙しい毎日でも、きちんとした食事を摂りたい人におすすめです。
「シェフドラム」という名前の通り、ドラム式洗濯機のように鍋が回転する自動調理鍋です。鍋を回転させることで食材をムラなく加熱・かくはんすることが可能となっており、炒めもの、揚げ物を含めたさまざまなメニューをほったらかし調理できます。
回鍋肉やチャーハンなどの炒め物ができるほか、少量の油でつくる唐揚げも人気のメニュー。さらに、最大15時間の予約調理と9時間の保温が可能なので、寝る前に仕込んでおいて、朝できたての料理を食べたり、仕事から帰ってきてすぐにアツアツの料理を食べたりもできるでしょう。
容量10Lで、1~2人分の料理をつくるのにちょうどいいサイズの自動調理鍋です。食材の衛生面に配慮しながら、最大15時間までの予約調理が可能なので、朝出かける前に食材を入れておけば、帰宅してすぐ出来たての料理が食べられるはず。
鍋は二段調理に対応しているので、内鍋で魚の煮込み料理をつくりながら、上段の鍋では蒸し野菜をつくる…といったこともできます。さらに清掃も簡単にできるように考えられており、家事にかかる時間と労力を節約できる便利なアイテムと言えます。
270ものレシピに対応した多機能電気圧力鍋です。大型液晶モニターを見ながら、レシピを検索したり、必要な材料のチェックが可能。さらに、Wi-Fi内蔵なので新しいレシピをダウンロードすることもできます。
圧力をかけることで最高119℃の高温調理が可能となっており、調理時間を1/5程度まで短縮可能。さらに、お出かけ前に材料を仕込んでじっくり調理するスロークッキングにも対応しており、時間を有効に使えます。忙しい毎日にぴったりのキッチン家電です。
1~3人分の調理が可能な、自動メニュー搭載の電気圧力鍋です。圧力調理はもちろん、無水調理や低温調理、スロー調理にも対応しており、炊飯や発酵にも使えます。83種類のメニューを内蔵しているので飽きずに楽しめるでしょう。
高圧調理を行うことは調理時間が短縮できるだけでなく、栄養を豊富に残すことも目指せます。レシピに従ってつくることで調味料の使い過ぎも考慮できるので、健康に気をつけている人にもおすすめです。
煮込み料理や蒸し料理、炊飯にも対応した、自動調理機能付きの電気圧力鍋です。
普通の圧力鍋とは違って、温度センサーによる緻密な制御で圧力を細かく変化させるため、食材に合った火加減のコントロールが可能です。食材のおいしさを引き出し、煮崩れさせない絶妙な仕上がりが期待できます。
最大6人分まで調理できる大容量なので、家族の多い家庭にも最適。お手入れの方法は炊飯器と似ていて、内釜と蒸気の噴出部分のパーツを洗浄するだけと比較的簡単です。
お手頃価格で自動調理鍋を体験したいなら、こちらの製品がおすすめです。自動メニュー内蔵の電気圧力鍋なので炒め調理はできませんが、100種類ものレシピを内蔵しているので日々の献立づくりにも役立つはずです。
豚の角煮やいわしの丸ごとになどの圧力調理のほか、発酵調理機能を使えば自家製味噌やヨーグルトをつくることもできます。また、加圧調理の前にフタを開けて炒め調理もできるので、調理の幅が広がります。
最後に
自動調理鍋があれば、料理が苦手な人や毎日忙しくて料理する時間が取れない人でも自炊ができます。つくれる料理の幅が広く、炊飯にも使えるため、炊飯器を買う代わりにに自動調理鍋を購入する方法もあります。
また、公式レシピのほかにも愛用者がインターネット上でレシピを共有しているので、意外なほどいろいろな料理がつくれるでしょう。ぜひ、ここで紹介した内容を参考に、自動調理鍋の購入を検討してみてはいかがでしょうか。