株式会社TENGAがこのたび、性機能のパワーアップが期待できる呼吸法をトレーニングジムやヨガスタジオを運営する「デポルターレクラブ」代表の竹下雄真さんにうかがいました。
◇現役のトレーナーが呼吸法のやり方を解説
今回の記事作成にあたり、「デポルターレクラブ」代表の竹下雄真さんが監修協力をしています。
◇PROFILE
デポルターレクラブ/竹下雄真さん
… CEO / デポルターレクラブ代表、慶應義塾大学SFC研究所上席所員、早稲田大学スポーツビジネス研究所招聘研究員。早稲田大学スポーツ科学研究科修了。米シアトルでパーソナルトレーナー研修に参加。帰国後、都内パーソナルトレー二ングジムにてトップアスリートをはじめ多くの著名人の肉体改造に携わる。2010年にデポルターレクラブを立ち上げ、2011年にパーソナルトレーニングジム、2014年にコートヤードHIROOにてデポルターレヨガ、デポルターレケアをオープン。ウェルネス以上、メディカル未満の領域でクライアントの進化に日々携わっている。
性の悩みの種類は多種多様ですが、共通して言えることは「性機能の衰え・乱れ」が根底にあるということではないでしょうか。「身体が疲れていたり精神的にまいっていたりしていれば、性の悩みまで抱えやすくなる傾向になる」と言われています。例えば仕事でクタクタのときに、「いい性生活をおくろう」なんて思う方は極めて少ないでしょう。不健康な生活やストレスで自律神経が乱れると、性欲・持続力・回復力がまるごと低下し、性生活にも不調をきたしてしまう可能性があるのです。
では、性生活を満喫するための条件とは何でしょう。それは、早寝早起きや軽い運動を継続して行うよう心がけること。つまり、身体的にも精神的にも、ともに健康でいることが大切なことのようです。
今回は竹下さんが、世界で活躍する気功のマスターから習ったという「睾丸呼吸(睾丸瞑想)」を紹介してくれました。
◇「睾丸呼吸(睾丸瞑想)」とは何?
トップアスリートが試合に向けてコンディショニングしていくように、われわれ一般人にとって、セックスは試合と言ってもいいかもしれません。なので、その素敵な行為に向けて、日々コンディションを整えていきたいところです。そこで、そのためのオススメの準備が「睾丸呼吸(睾丸瞑想)」です。
「睾丸呼吸」とは睾丸と肛門の中間点、ちょうど前立腺のあたりを意識しながら行う呼吸法のこと。脳と身体を整えて性機能を向上させるトレーニングになります。
一般的な筋トレは、鍛えたい部位を意識しながら行うと効果がアップすると言われています。このことは、性機能においても同じと言えます。ではどこを意識すべきか? それは、男性ホルモン「テストステロン」の大半を生成する睾丸になります。
なので睾丸に近い、東洋では「第一のチャクラ」と呼ばれるところに意識を傾けます。そうすることで、性欲の向上やコントロール、性感アップなど、性機能全体の向上が期待できるのです。
◇ メンズ向けケーゲル体操「睾丸呼吸」のやり方
- 足を肩幅に開いて立ち、背筋を伸ばし、顔を上げます。
- 肩とお腹の力を抜いて、鼻からめいっぱい息を吸いましょう。
- ゆっくり息を吐きながら、睾丸と肛門の中間点(前立腺のあたり)を締めていきます。
- ゆっくり息を吸いながら、同じ場所をゆるめていきましょう。
- これらの動作を、8〜10回繰り返します。
◇効果的なアドバイス
まず睾丸と肛門の中間点に、「ハスの花」を思い浮かべてください。そして、ゆるめるときに花が開き、締めるときに花が閉じるイメージをすると実施しやすくなるでしょう。また、「朝起きたとき」「夜寝る前」など、毎日行うことでさらなる効果が期待できます。