「温熱パッドには血管拡張効果があり、血行を促進することが期待できます。これは、筋肉痛に関係する炎症の副産物を筋肉から流し出すことをサポートする可能性が大いにあると考えられているからです」と、ロートン氏。
さらに、アイスパック(氷のう)も組み合わせればより効果的とのこと。ホグレブ医師によれば、「温めることと冷やすことを交互に繰り返すことは、運動による筋肉痛の緩和に最も効果的かもしれません」と言っています。というのも2015年の研究では、温めたり冷やしたりを繰り返すことで、弾性組織の損傷を抑える数値を導き出したということです。
「冷やしてから温めると、運動後の筋肉痛を緩和してくれます。20分間ほど冷やした後、また20分間ほど温めるのが、運動後の筋肉痛を緩和するための効果的な対策かもしれません」と、ホグレフ医師は話しています。