フロリダ州マイアミで行われた、ラッパーの2チェインズとケシャ・ワードの結婚式に出席したカニエ・ウェスト。花嫁より目立つのはタブーとされるなか、カニエは淡いミントグリーンのスーツに、自身が手がけるブランド「イージー(Yeezy)」のスリッパサンダルを合わせて颯爽と登場し、注目を浴びました。

 
Kanye West Explains Why His Yeezy Slides Didn't Fit at 2Chainz's Wedding 
 

 難易度高めなコーディネートで、特に、サイズが合っていないと思われるサンダルに注目が集まったのでした…。

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 ネットでは、値段150ドル(約1万6600円)のサンダルが「カニエの足には小さすぎる」と指摘する人もいれば、「なんでわざわざ歩きにくそうなサンダルを選んだの?」と疑問に思う人も…。

 するとカニエは、ツイッターでスリッパサンダルを選んだ理由について説明。

 その投稿には、日本の伝統的な下駄の画像とともに…「和装の履物は、かかとが1~2センチほど出ている方が正しいとされているんだ」とのコメントが添えられていたのです。

 どうやらカニエは、日本の下駄からアイディアを得たようです。

 それに対し、あるフォロワーは「小さすぎるサンダルを選んでしまった自分を正当化するための言い訳では? この画像を見つけるのに、2週間もかかったみたいだし…」とすかさず突っ込み。

 別のフォロワーも、「カニエ、そんな言い訳は通用しないよ」と厳しいひと言を浴びせたのです。

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Photograph / Getty Images

 
 しかし、ネットメディア「Sora News 24」は、カニエに救いの手を差し伸べたてみせたのです。

 同メディアは、小さめの下駄や草履を履くと「一見、直感的に反しているように思えますが、台からかかとが少し出ている方が、実は歩くときにバランスが取りやすいのです」と説明。

「また、着物が着崩れた時などに裾を巻き込んだり、雨や泥の跳ね返りで着物を汚したりしないためにも、足のサイズより小さい履物を選ぶのがよいそうなのです」と掲載しています。

 トレンドの何歩も先を行く視点で、メンズファッションを楽しんでいるカニエ。そのうち巷でも、小さめサイズのサンダルスリッパが流行るかもしれませんね? 
 

From Esquire
Courtesy of Kanye West, Socially Inquisite Style
Photograph / Getty Images
Translation / Reiko Kuwabara