いよいよワールドコレクションのトリとなるパリ・ファッション・ウィークが開幕。2シーズン目を迎えたクリエイティブ・ディレクターたちの最新コレクションから、注目のジャパニーズブランド、そしてあのメゾンの回顧展まで、知ればより楽しめるパリ(ウィメンズ)コレ予習ガイドを凝縮してお届けしましょう!
セリーヌ
左フィービー・ファイロ(セリーヌ2017年春夏コレクション)、右セリーヌ2018年春夏コレクション
2008年に就任以来、10年間にわたりクリエイティブ・ディレクターを務めてきたフィービー・ファイロが退任したCELINE(セリーヌ)は、今季ショーを休止。代わりにデザインチームによるコレクションを、プレゼンテーション形式でお披露目。後任のエディ・スリマンによるデビューコレクションは、2019年春夏シーズンにお披露目されるとのこと。フィービーは退任した今、噂通りバーバリーに移籍するのか動向を見守りたいところです。
真価が問われるクリエイティブ・ディレクターの2シーズン目
左から、ジバンシィ、クロエ、カルヴェン、ランバン2018年春夏コレクション
クレア・ワイト・ケラーによるGIVENCHY(ジバンシィ)、ナターシャ・ラムゼイによるCHLOÉ(クロエ)、セルジュ・ルフューによるCARVEN(カルヴェン)、オリヴィエ・ラピドスによるLANVIN(ランバン)。いずれも2シーズン目を迎える4メゾン。その評価はいかに?
2017年LVMH プライズの優勝者、マリーン・セルが初のランウェイショーを開催
左マリーン・セル、右マリーン セル2017年LVMHプライズコレクション
2017年LVMHプライズを受賞した気鋭デザイナー、マリーン・セル手がける自身の名を冠にした「マリーン セル」がいよいよ念願のランウェイデビューします。イスラムモチーフに影響を受けたスポーツウエアが人気の彼女。今季をターニングポイントとして、さらに完成度が増すのか要注目です。ショーは、日本時間2月26日2:30から。
サカイやアンダーカバーに続け! ジャパニーズブランドも勢力拡大
左から、ビューティフルピープル(courtesy of BEAUTIFUL PEOPLE via instagram)、マメ、シクラス2018年春夏コレクション(courtesy of CYCLAS via instagram)
パリコレクションを牽引してきた日本が誇るブランド、コム デ ギャルソンやヨウジヤマモト。そして、その後のサカイやアンダーカバーに続く次世代ジャパニーズブランドが続々パリコレに名乗りを上げます。今シーズンから、公式スケジュール入りを果たしたビューティフルピープル(日本時間3月6日4:00から)をはじめ、黒河内真衣子が手がけるマメ(日本時間3月2日9:00~)、シクラス(日本時間3月3日3:30~)がプレゼンテーションを初開催します。パリで旋風を巻き起こすか⁉
ウィッシュリストの宝庫! パリメゾンの代表格も絶対見逃せない
左から、ルイ・ヴィトン、サンローラン、ディオール2018年春夏コレクション
パリが世界に誇るモードといえば、シャネルやディオール、ルイ・ヴィトン、サンローラン、バレンシアガなどのアイコニックなビッグメゾンです。
左はシャネル、右はバレンシアガ。
パリ屈指のハイライトショーには、来シーズンのウィッシュリストが満載です。さらに、Aリストセレブやファッショニスタが集結するフロントロウからも目が離せません!
マルタン・マルジェラの回顧展『マルジェラ・ガリエラ/1987-2009』が開催
左から、メゾン マルジェラ2009年秋冬コレクション、同2008年秋冬コレクション、同2007年春夏コレクション
ショー以外にも展示会やパーティーが目白押しのパリコレ。中でも今回注目したいのが、3月3日から7月15日(現地時間)にガリエラ宮・モード&コスチューム博物館にて開催される『マルジェラ・ガリエラ/1989-2009』展。一世を風靡したメゾン マルタン マルジェラの創設者、マルジェラ自身も関わったという回顧展には、130点以上に及ぶ展示物が並ぶそう。モード派で行列必至。