公道最強モデルと言える限定車、マクラーレン「P1 GT」に注目【全ルック公開】
マクラーレンのスペシャリストと呼ばれたランザンテ・モータースポーツが、新たな「P1 GT(シャシーナンバー33)」を製造。これがまた、速くてカッコいい…男心を鷲づかみにします。
2018年7月1日、英チューニングメーカーのランザンテ・モータースポーツは、このマクラーレン「P1 GT」のティーザースケッチを公開。「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2018」にて初公開するとしていました。
そして同年7月13日、無事初公開されたのです。
ランザンテ・モータースポーツは、1970年代にポール・ランザンテにより設立されたクラシックカーの修理と改造に特化した英国の自動車会社。現在は、彼の息子であるディーン・ランザンテが受け継いでいます。
1995年、マクラーレンはサーキット専用車「F1 GTR」でル・マン24時間耐久レースに参加し、見事、勝利をおさめた経歴をもっています。と当時に、このランザンテ・モータースポーツがチューニングしたマクラーレンは予選で最も速い成績をおさめることに…。そのことで同社は、マクラーレン内でも一目置かれる存在となっていくと同時に、ル・マン後にはポルシェとも親交を深めていくようになったのです。
ですが1996年、ノガロ・サーキットでランザンテ・モータースポーツのポルシェを運転していたソームズ・ラングトンが、命に関わるほどの怪我を負ってしまうという事故が起こります。すると、それから2003年まで、同社はモータースポーツの世界から身を引いていたのです…。
そうして時は経ち、2015年のこと。
ランザンテ・モータースポーツはサーキット専用車のマクラーレン「P1 GTR」、さらに2017年には「P1 LM」を発表し、それに続くようにして今回、「P1」ベースの「P1 GT」を登場させました。
これは1997年に、サーキット専用車である「F1 GTR」のボディに大幅な改良を施し、公道でも走れるよう承認を得るためにわずか3台しか製造されなかったマクラーレン「F1 GT ロングテール」へのオマージュ…塗料の色まで同じなのですから。
それでは、すべてのルックを存分にお楽しみください。