2018年夏、アストンマーティンは1965年9月に製造したスポーツカー「DB5」を28台限定で生産し、このうち25台を顧客向けに販売すると発表しました。価格は約360万ドル(約3億9700万円)になります。
そのクルマは、「映画『007 ゴールドフィンガー』に登場したボンドカーを忠実に再現する予定だ」と言われています。そしてさらに、ジェームズ・ボンドが使っていた様々な特殊装備も付いてくるとのこと…。そこでこのたび、アストンマーティンが開発中の装備の写真が公開してくれました。
今回公開された装備は「煙幕発生装置」、「フロントのウインカーから突き出るマシンガン」、「テールライトから噴射するオイルスプレー」の3つです。まさに…劇中車とそっくりです。
装備の開発には、『007』シリーズの特殊効果を担当してきたクリス・コーボウルド氏も参加しています。もちろん、マシンガンは実際には機能せず、銃弾が発射される代わりにライトが点くようになっているそうです。
アストンマーティンが公開した動画では、これらの装備が実際に動いている様子を見ることが…。これは映画ファンにはたまらないものでしょう。
ホイールから伸びる「タイヤスラッシャー」や、「回転する可変ナンバープレート」、「イジェクターシート(射出座席)」などその他、映画に登場する装備は現在のところは確認できていません…。そして、これらが限定車に装備されるかどうかもまだ明らかになっていませんが…。スケッチをよく見れば、シフトノブの下に赤いボタンが隠されているような…期待するしかありませんね。
360万ドルもするこのクルマは、公道を走ることすらできません。ですが、この豪華な装備は素晴らしいと認めざるを得ません。また、写真で黒いカバーをかけられているのは、フードベントからマシンガンが突き出た『007 ダイ・アナザー・デイ』時代の「ヴァンキッシュ」のようにも見えるところも見逃さないように…。
From ROAD&TRACK
Translation / Yuka Ogasawara
※この翻訳は抄訳です。