ポール・スミスとMINIと言えば、イギリスのデザイン界を代表する有数のビッグアイコンです。1998年にはコラボレーションモデル「MINI ポール・スミス エディション」を発表するなど、その相性の良さは周知のとおりです。さらに2021年と2022年には、「自動車製造における持続可能性」をテーマに掲げたワンオフモデル、つまり1台限りのカスタムメイド車両のコラボレーションモデルを2年連続で発表してきました。

そのうちの1台が、2021年8月にワールドプレミアとなった「MINI ストリップ」です。これはピュアEV(電気自動車)の「MINI クーパーSE」をベースに、シンプルさ、透明性、持続可能性を打ち出した特別モデルです。

その「MINI ストリップ」のデザインをひと言で表すなら、「Less is More(より少なく、より豊かに)」。車のパーツを見直し、本当に必要な構造の極限まで削ぎ落とした非常にミニマルな外観に仕上げられていました。そしてその裏側では、コルクやゴムなどのリサイクル可能素材や再生可能素材を積極的に採用した上で、それをポール・スミス氏の手によってネオンカラーのアクセントやドローイングなどを施すことで仕上げられた、まさにこの時代にふさわしいスタイリッシュさを極めた高次元の完成度を誇る1台でした。

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MINI
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そして続くもう1台が、2022年6月に公開された「MINI リチャージド&ポール・スミス(Recharged & Paul Smith)」です。このモデルはクラシックな見た目の「MINI ポール・スミス エディション」に電気モーターを搭載し、ガソリン車から電気自動車へとカスタマイズされたワンオフモデルです。

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
Paul Smith x MINI Recharged: The Next Great Collaboration.
Paul Smith x MINI Recharged: The Next Great Collaboration. thumnail
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話題のワンオフモデルが遂に日本公開へ

そんな「自動車製造の持続可能性」という同じ情熱に駆られて誕生したこの2台の特別モデルが、2022年10月7日(金)から開催されるイベント「MINI × PAUL SMITH IN 東京」で遂に日本初披露を迎えます。会場は東京・表参道の「BA-TSU ART GALLERY」。2台の展示に加えて、今回のコラボレーションの背景に関するストーリーのパネル展示なども予定されています。

入場は無料ながら、会場最大収容人数の関係上、来場者が上限を超えた場合は入場制限が設けられる可能性もあります。事前申込サイトがあるので、登録してから足を運ぶのが最も確実な方法と言えるでしょう。また、10月2日(日)23時59分までの事前申込予約で、カフェメニューの1杯無料サービスが受けられる特典も用意されています。

イギリスデザイン界の重鎮が互いに深い敬意を払い、革新への意欲を共有しながら、持続可能性の重要性を広く世に訴えた2台のコラボモデル。地球が抱える問題に対して、MINIとポール・スミスが提示した軽やかかつ洒落た回答は、環境保護への考えをより深める契機となるはずです。

両者が放つ圧倒的な熱量と、地球の未来に対してデザインとクリエイティビティが果たすことのできる力を目の当たりにするとともに、そのワクワク感に酔いしれてみてはいかがでしょうか。

「 MINI × Paul Smith in 東京」

  • 日時/ 2022年10月7日(金)~10月12日(水)11時~20時
  • 会場/BA-TSU ART GALLERY
  • 住所/東京都渋谷区神宮前5-11-5
  • 入場料/ 無料

イベント特設サイト
事前申込サイト