ランジェリーブランド「Victoria's Secret(ヴィクトリアズ・シークレット)」のモデルと言えば、特別なイメージを思い浮かべるかもしれません。ですが、同ブランドはそのイメージを徐々に払しょくしようとしているようで、これはその第一歩と捉えていいかもしれません。このたび、ブランド初の男性ブランドアンバサダーを発表しました。

Netflixのティーン向けコメディシリーズ『私の"初めて"日記(原題:Never Have I Ever)』で学園一のモテ男であるパックストン・ホール・ヨシダを演じているダレン・バーネットです。彼が就任したのは、「ビクトリアズ・シークレット」が展開するカジュアルラインの「Victoria's Secret PINK」(以降、PINK)です。このブランドは10~20代の若者をターゲットにしており、今後ジェンダーフリーな商品を本格展開していくということ。

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「PINK」のCEOエイミー・ホークは公式声明の中で、「ダレンは10代の若者にとってポジティブなロールモデルなので、このパートナーシップを発表できることをとてもうれしく思っています」と述べています。「『PINK』がジェンダーフリーの提供の拡大に注力し、ブランドとして進化し続ける過程で顧客の多様性を表すだけでなく、個性と自信を体現していきたいと思っています」とブランドとして進化し続けることを約束しています。

ダレン自身は、「このコラボが自分にとってどんな意味を持つのか?」を自らのInstagramでこう述べています。

「ついに情報解禁されました! 『PINK』のブランドアンバサダーとして参加できることを光栄に思っています」「私が10代の頃、メンタルヘルスがもっと注目されていれば良かったのに…と思っていました。なので、『誰かに話を聞いてほしい』『サポートしてほしい』という若者たちに届けば幸いです」とのこと。

ダレンは過去に自身のメンタルヘルスと、瞑想や感謝などのマインドフルネスの実践について「私は毎朝、最低でも20分は、自分の目、耳、鼻、指、つま先、歩けること、呼吸ができることに感謝する時間にしています」と、2020年に『MEN’S HEALTH』誌に語っています。「とても小さなことから一日を始めて、自分にとっての当たり前が誰にとってもそうではないことを実感することで、残りの一日に感謝しながら過ごすことができるんです」とも…。

前述のとおりダレンは、「私の“初めて”日記」シリーズの中で学園の人気者パクストン・ホール・ヨシダという日本の血を引くキラキラ系男子を演じています。そして彼自身も、母親はスウェーデンと日本のハーフとのこと。日本での人気も今後急上昇するかもしれません。

Source / MEN'S HEALTH