ジョセフ・ベーナを、ジムから追い出すことなんてできやしません。それもそのはず、彼の父親であるボディビルダーからアクション映画俳優へと見事な転身を見せた伝説のアーノルド・シュワルツェネッガーの後継者なのですから。

 すでにムキムキでフィットネス愛好家であるこの22歳のこのボディビルダーは、ロックダウン中においても、より魅力的な体型となるため、自宅のジムでトレーニングを重ねます。そして、ソーシャルメディアにその成果を披露したり、さらに彼の父親であるシュワちゃんと言えば、象徴的なポージングを再現したりするなど、充実したおうち時間を過ごしているようです。

 ジョセフが愛するカルフォルニア州ベニスビーチのゴールドジムは、再開されたかもしれません。ですが、屋外でトレーニングすることが我慢できなかったようです。もちろん、野外のほうがソーシャルディスタンスを維持することは簡単で、しかも安全です。が、最大の目的は日焼けだったようです。

 最近、彼がInstagramに投稿したバーベルロウを行なっているワークアウトの動画のキャプションには、「日焼けした肌と筋肉の組み合わせに勝るものはない!」と書いているのですから。

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◇プロトレーナーが筋トレ方法を解説

「一般の人にとっては最良の選択肢ではない」

 しかし、C.S.C.S.認定士のエベニーザー・サミュエル(以下Eb)は、「ベーナは、ボディビルトレーニングの王道である、肩をターゲットにする『アップライト ロウ』をやっています。これは特に後三角筋を鍛えるものです。たくさんの方がこのトレーニングを行いますが、一般の人にとっては最良の選択肢ではないと言っていいでしょう」と、解説します。

アップライト ロウとは、ウエイトをゆっくり引き上げることで三角筋と僧帽筋を鍛えるトレーニングです。

◇注意点とアドバイス

 続けてEbは、「肘(ひじ)の高さが肩の高さを超えると、肩の腱の位置が傷つけられてしまう可能性があるため、注意が必要となります。『アップライト ロウ』を行うときには、肩甲骨を絞ることを意識し、あまり高く引っ張らないようにしましょう」とのこと。

 「あるいはバーベルではなく、ダンベルを用いれば、動きの自由度は高くなります。ただし総合的に考えると、後三角筋を鍛えるには他にさまざまなトレーニング方法がありますので、これがベストな選択とは言えませんね」と語っています。

◇シュワルツェネッガーと息子ジョセフ・ベーナの筋肉写真と絆

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Source / Men's Health US
Translation / Kazuhiro Uchida
※この翻訳は抄訳です。