クリス・エヴァンスがマーベルヒーローのキャプテン・アメリカ役を演じるのは、最新作『アヴェンジャーズ/エンドゲーム』が最後となる可能性が高い…と見られています。そんなエヴァンスが、「政治的分裂」という邪悪なものから米国を守るため、スーパーヒーローのスキルを実践しようとしています…。
それは…エヴァンスはキャプテン・アメリカとしてではなくエヴァンスとして、現在、「スターティング・ポイント(A Starting Point)」というウェブサイトを立ち上げようとしています。
これは政治的に立場の異なる人々の主張を取り上げることにフォーカスしたサイトであり、「情報に通じた責任感のある、人と共感できる市民を生み出す力になることを最終的なゴールに掲げている」と、オンラインメディア「ザ・ヒル」は伝えています。
エヴァンスは2019年に入って、首都ワシントンにある建物のロビーをうろつき、複数の政治家たちとカメラの前に立つ姿を目撃されていました。
彼がそんな場所にいたのは、実はこの政治系ウェブサイトの取り組みが理由だったというわけです。同サイトの開始を告げる動画の中で、「ある問題について、賛成派と反対派の両方から信用できる簡潔なカタチで話を聞ける場がどうしてないのか?」とエヴァンスはコメントしていました。
エヴァンスは、俳優仲間のマーク・カッセン、それに起業家のジョー・キアニと協力して、このサイトの準備を進めています。
彼は民主・共和両党の大物政治家を巻き込んで、このサイトをうまく離陸させたいと考えているようです。当のエヴァンス自身は、トランプ政権を公然と批判してきてました。ですが、このサイトの目的は、知識を広めるための党派の違いを超えた存在にあるようです…。
エヴァンスはワシントン D.C.滞在中、複数の政治家や代表者たちと話をし、このサイトに掲載するインタビューを行っています。
上掲の動画の中には、エヴァンスから取材を受けた人たちがたくさん登場しています。現時点で「スターティング・ポイント」の正式な立ち上げ時期ははっきりしていません。ですが、2020年の大統領選にむけた動きが活発化する中、2019年が良いタイミングであることは間違いないでしょう。
この取り組みによりエヴァンスは、「最高のクリス賞(Best Chris Award)」で競合相手(マイティ・ソー役のクリス・ヘムズワースやスター・ロード役のクリス・プラット)に対し、一歩先行することができるのでしょうか…。
正義のヒーローを演じるクリス・エヴァンスが、政治についてここまで熱心であるというこの事実…多くのマーベルファンはここで改めて、「キャプテン・アメリカ役に最適なのはクリス・エヴァンスしかいない!」と強く思ったことでしょう。
From Esquire US
Translation / Hayashi Sakawa
※この翻訳は抄訳です。