「さっさと失せろ、ベイビー」とも訳された名台詞

 『ターミネーター2』が今週、英国の映画館に一日だけ帰ってくる。今回の再上映を祝して、共同脚本家のウィリアム・ウィッシャーと主演のアーノルド・シュワルツェネッガーが、この作品で最も印象的な台詞について回想している。

 ウィッシャーによれば、「地獄で会おうぜ、ベイビー」(原文:Hasta La Vista, baby)という名台詞は、この映画が有名になるずっと前から、監督のジェームズ・キャメロンと彼が電話で言い合っていた言葉だったという。 

 今回の再上映にあたって撮影されたインタビュー動画で、ウィッシャーは次のように語っている。 

 「(私とキャメロンは)電話で話し終えるたびに、このセリフを言い合ってから切ったものでした。当時は二人とも、このセリフがこれほど印象的なものになるとは思ってもいなかったんです」(ウィッシャー) 

 また、別の名台詞「また戻ってくる」(I'll be back)について、シュワルツェネッガーには当時それほどこだわりがなく、より言いやすい「I will be back」に変えてもらおうとさえしたという。しかし、幸い彼は脚本通りに言うよう指示され、この象徴的な場面が生まれた。 

 この台詞で問題になったのは、彼のアクセントだった。「どの台詞も自分のアクセントのせいで誤って聞こえるのです。『I'll be back』と発音することさえ難しかったものですから」(シュワルツネッガー) 

 『ターミネーター2』は1991年に公開された映画だが、最近新たに3D版が劇場公開されている。日本では、すでに8月11日から全国各地で公開が始まっている。

From ESQUIRE UK 原文(English)
Translation / Wataru Nakamura
※この翻訳は抄訳です。