私(筆者ルーク・ギロリー)は、もしまたどこかのD2Cブランドによる革新を謳(うた)ったTシャツや、「クワイエットラグジュアリー(静かで主張しないラグジュアリー)」のトレンドを汲んだ200ドル(約3万円)以上もするTシャツを見かけたら、取り乱して何か大胆なことをしてしまうかもしれません。

私には決して、高額な白いTシャツを売ろうとしないでください。手洗いやハンガーによる乾燥が必要なTシャツをすすめないでください。ましてや、そのTシャツは漂白ができないだなんて、絶対に言わないで欲しいのです。

正直なところ私は、ヘインズの「ビーフィーT」以上のものは国内外問わず存在しないだろうと私は思っています。なぜなら、ビーフィーTは非の打ち所がないフィット感であり、その値段も破格だからです。そして、これは私にとっての唯一の無地白Tシャツであり、あなたにとってもそうであって欲しいと願っています。

hanes beefy t endorsement
Philip Friedman
公式サイト

完璧とも言えるフィット感。

ビーフィーTについて、さらに詳しく説明していくべきでしょう。

まずはフィット感からです。ビーフィーTのフィット感はまさに私が求めていたものであり、同時に高い汎用性も感じられます。私はいつもマイサイズのビーフィーTを購入した後、このTシャツをすぐに洗濯し、乾燥させます。すると、私にとって完璧なフィット感となるのです。肩、胸、腕に吸いつくような着心地で、ほどよくゆったりと着こなせます。また、洗濯と乾燥をするたびに本来の引き締まったシルエットに戻るため、形状が崩れにくいところも魅力です。

そして、そのゆるやかなボックスシルエットにもご注目を。確かにフィット感はTシャツを選ぶ際の大切な要素ですが、私はジャストサイズ過ぎるのは好きではありません。それはきっと皆さんも同じはず。特に暑い日や運動中には、コットン生地が肌にぴたりと密着するのは避けたいところです。

ビーフィーTはマイサイズのものを購入し、洗濯したら完璧と言えるフィット感に仕上がることは既にお伝えしましたが、もし適度なゆったり感がお好みならば、サイズを1つ上げてみるといいでしょう。動きやすさを保ちながらも、価格とは裏腹に安っぽくない見た目を備えた製品。ヘインズのビーフィーTは、そんな1枚なのです。

hanes beefy t
Philip Friedman

重さだって文句なし。

ビーフィーTの革新的な特徴の2つ目は、生地の重さと質感です。6オンスの肉厚なコットン生地は重たすぎず、何度も着てわざわざ肌に馴染ませる必要もありません。一度洗えば、まるで以前から持っていたような仕上がりとなるでしょう。

だからといって、軽すぎるわけでもありません。これはとても重要なポイントではないでしょうか。白いTシャツで外出する際、アンダーシャツを着ていると思われたくありませんよね。もちろん、長期間に渡って使用した後に生地が薄くなるのは仕方ないですが、わざわざ最初から薄くなってしまったように見えるTシャツを選ぶ必要はありません。

ビーフィーTは何百回と洗濯をしても、厚みに大きな変化は見られません。どんなに酷使しても、ルックスはずっといい…。ビーフィーTはあらゆる種類の摩耗に耐えるようにつくられており、この要素こそが、高品質と呼ばれる衣服が持つべき特徴なのではないでしょうか。

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Philip Friedman

価格も優れている。

最も重要な特徴は、何と言ってもその価格です。このTシャツが十分に役立つことがわかっているので、私は高い金額をTシャツに費やす必要があるとは思いません。どうせ何かの折に汚れてしまうので…。コスパで見れば、ビーフィーTという製品は、白いTシャツというカテゴリーの中で特に価値のある提案と言えるでしょう。

ビーフィーTよりも少し高価、または少し安価な競合他社の製品を試してみましたが、どれも私の期待に応えてくれませんでした。ビーフィーTに匹敵するものは何もありません。フィット感、生地の重さ、価格において、私の中では完璧なTシャツなのです。

source / ESQUIRE US
Translation / Kotaro Tsuji
※この翻訳は抄訳です