自分にとって価値があるか
それが時計選びにおける信条
これ、変わっているでしょ? 2018年ごろに購入したもので、製造は1989年。文字盤にエンブレムが入っているんですが、店の方いわく、おそらくはアラブの王族の結婚式で、引き出物としてカスタマイズされたものとか。
そのユニークさに引かれて購入しました。所有する時計は、さほどありません。これ以外は、エルメスのビンテージクロノと父から譲り受けたカラトラバぐらい。時計は好きですが、あくまでもデザイン優先。
コーディネイトを邪魔しない、シックなデザインが好みですね。つける人のキャラクターを超えて主張する時計は要りません。そのなかでも、コンビ物が好み。コンビって、意外にドレスにもカジュアルにも合うんですよ。
小さな手元の時計こそが
スタイルの決定打に
製造年は不明ですが、15年ほど前に購入しました。現在はすでに生産が終了しているモデルですが、一部マニアの間では根強い人気があるようです。ゴールドでローマンインデックスなので一見ドレッシーですが、実はドライバーズウォッチ。ラグが可動式で、つけると12時位置のリューズが露出して操作しやすくなるんです。
リザード革ベルトでクラシックに寄せていますが、合わせるのはいつもカジュアル。今日みたいなラフでリラックスしたスタイルでも、こうした時計を合わせてミックス感を楽しんでいます。
時計と靴を見れば
人となりがわかってくる
靴磨き職人という職業柄、時計は普段しないことが多いです。お客さまの目の前で磨く際、時計をしているとどうしても目が散ってしまいますから。その場での主役は、あくまで靴、そして技術です。仕事場で時計をつけるときは、シンプルなものを好みます。
セイコーのビンテージは、まさに理想的。日本ブランドらしい正確な作りは、クセがなく飽きが来ません。だから、今日みたいなワイドパンツのクラシックなスーツにも合います。プライベートでは釣りやサーフィンをするので、スポーツウォッチも持っていますけどね。
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