プロのサッカー選手、しかも国の代表ともなれば国民的英雄です…が、そのプレー同様に着こなしまでもがお手本となるような人物はそう滅多にはいません、でした。

これまで何年もの間、スポーツ選手が描く希望と夢のようなキャリアのイメージと、着こなしや立ち振る舞いといったルックスまでもがリンクする健全な人物は稀有な存在だったのです(つい先日までは、英国で言うならデヴィッド・ベッカムぐらいしか思い浮かびませんでした)。

しかしながら、その風潮はいま変わりつつあります。

それは、2018年12月の授賞式が行われたBBCスポーツ・パーソナリティ・オブ・ザ・イヤーで確認できます。そのアワードでノミネートされていたイングランド代表ハリー・ケイン選手が、そんな時代の変革を告げる鐘を鳴らしてくれたのです。

いままでは、まるで犯罪者のようにヨレヨレなスタイルをイメージさせてきたサッカー選手たちのルックス(ちょっとオーバー気味に言っています)を、クリーンな方向へと軌道修正してくれたわけです。

Harry Kanepinterest
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彼はこの日、サヴィル・ロウ近くにあるセレブ御用達のロンドンのバー&クラブ、“MAHIKI(マヒキ)”で土曜の夜に集うスタイリッシュな紳士たちのように、グレイのダブルスーツ姿を見事に披露していたのです。しかも、ライトフィットでパンツの丈は足首より上、さらにとろけるような絶妙なカラースタイルでの着こなしは、まさに品行方正なスタイルのお手本と言えるでしょう。

そして、ケインのレッドカーペットスタイルに目をとめた人たちの中には、プレミアリーグのファッショニスタたちがより良い方向へと進化してきていることをほのめかす発言もしています。

いい意味で、どこか銀行員風のルックスで登場したケイン選手ですが、そのプレースタイルと同様に、真面目な男であることは間違いなさそうです。2019年は、そんなイングランド代表のエースストライカーのプレイ同様に、オンとオフのスタイルにも注目することにしましょう。

Source / Esquire UK
Translation / Nana Takeda
※この翻訳は抄訳です。

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