[目次]
首や肩のマッサージを自分でするのはなかなか困難ですが、首に掛けて使ったり、枕のようにして使用するネックマッサージャーがあれば自分で手軽にケアできます。
ネックマッサージャーにはさまざまな製品がありますが、定番といえるのがマッサージチェアにも使われる「もみ玉」が入っている管理医療機器認定を受けたタイプです。それ以外にも、低周波治療を行えるEMS機能や、温熱機能が搭載されている製品もあります。
このページでは、ネックマッサージャーの選び方を詳しく解説するとともにAmazonで購入できるおすすめの製品を紹介します。
ネックマッサージャーに期待できる効果とは?
ネックマッサージャーとは、首と肩をマッサージするためのアイテムです。
首掛け式のネックマッサージャーと、枕のように頭を乗せて使うピロー(枕)タイプがありますが、どのような効果を得られるのでしょうか。
首や肩をマッサージすることで、筋肉の緊張を緩和できます。
最近はスマホやパソコンの操作で首を下に向けている時間が長くなっており、日頃から重い頭を支えている首には大きな負担がかかっていると言われています。常に負担がかかると首や肩の筋肉は常に緊張した状態となり、血液やリンパの流れを阻害してしまうこともあります。
また、首の筋肉が緊張していると首を支えている肩の筋肉も同時に緊張します。肩の筋肉の緊張をマッサージでほぐすことで、つらい肩凝りや肩甲骨回りの凝りを改善し、疲労の緩和が期待できます。
首の筋肉が緊張することで、頭痛や眼精疲労を招く恐れもあります。
その原因は首や肩の凝りの緩和と同じで、首の筋肉が緊張していることで首の太い血管やリンパ管が圧迫され、血液やリンパ液の流れが阻害されることで起こるとされています。
首をマッサージして筋肉をほぐすことで顔や頭への血流が改善し、緊張性頭痛やめまい、眼精疲労などの症状が改善すると考えられています。
首の筋肉が緊張していて血管やリンパ管が圧迫されていると、血流とリンパ液の流れが低下し、それによって顔がむくんだり肌がくすんだりすることがあります。
そこで首のマッサージにより顔や頭への血流やリンパ液の流れが改善すれば、血液に乗せて栄養が運びやすくなり、よりスムーズな老廃物の排出が期待でき、すっきりとしたフェイスラインを目指せると考えられています。
ネックマッサージャーの選び方
ネックマッサージャーには、管理医療機器として認定された製品と、リラクゼーション機器として雑貨扱いの製品があります。それぞれの特徴は次のようなものです。
管理医療機器は、もみ・ほぐしができる
もみ玉がついていて、もみやほぐしの動作ができるネックマッサージャーは、管理医療機器認定を受けている製品です。
マッサージチェアでも用いられるもみ玉が、首や肩のつらい凝りを直接もみほぐします。人の手で行うマッサージに似た効果が得られるため、しっかりと強めのマッサージを求めるなら、このタイプがおすすめです。
雑貨扱いの製品はEMSや温熱効果がメイン
リラクゼーション機器として雑貨に分類される製品には、もみ玉がありません。その代わりに、EMSや温熱効果でケアを行う製品が多くなっています。
もみほぐし効果はありませんが、EMSを利用するタイプであれば電気刺激で、温熱効果でケアするタイプであれば筋肉を温めることにより筋肉がほぐれる効果が期待できます。
首掛けタイプはマッサージする場所を調整しやすい
首掛けタイプのネックマッサージャーは、肩に乗せ、両手で引っ張りながらバランスを取って使います。
引っ張る加減で刺激を調整できるため、痛すぎたり、弱すぎたりということが起こりにくいのが特徴です。また、肩甲骨のマッサージや腕などのマッサージに使える製品もあります。
本体を支えながら使うため、腕がやや疲れるデメリットはありますが、基本的には首掛けタイプを検討されることをおすすめします。
ピロー(枕)タイプは寝たままマッサージできる
ピロータイプのネックマッサージャーは、寝たまま使えることがメリットです。首掛けタイプのように自分で本体の重さを支える必要もなく、よりリラックスした状態で使えます。
ただし、強度の調整が首掛けタイプほどは簡単でなく、頭の重さでも変わってきます。また、首周辺にしか使えないので、肩や肩甲骨までもみほぐすことはできません。
ネックマッサージャーのおすすめ10選
ドクターエア 3Dマッサージロール MR-02
最大で1分間に4000回の高速振動で、筋肉のコリをほぐすマッサージャーです。全身に使える設計で、ネックマッサージャーとして使う際は、付属のアシストカバーに入れます。
もみ玉はありませんが、ただ震えるだけでなく、叩くような垂直方向の振動になっており、より深いところの筋肉までアプローチするよう考えられています。
また、振動するフォームローラーとして使えるので、トレーニング後のマッサージにも有効で、幅広い用途に使える製品です。
- 管理医療機器認定製品
クロシオ ネックマッサー も~む
大小8つのもみ玉が回転して、首や肩を揉みほぐすネックマッサージャーです。強度やスピードの設定はなく、身体に押しつける力で調整するシンプルな設計です。
価格は比較的リーズナブルですが、使い心地の良さは好評でAmazonで多くの口コミを集めるロングセラー商品です。15分で自動的にストップするので、マッサージのし過ぎによる揉み返しを防ぐことができます。
- 管理医療機器認定製品
惣田製作所 肩もみ首もみマッサージャー
回転するもみ玉に加え、首や肩を温めるヒーター機能がついた製品です。もみ玉は大小合わせて8つあり、回転方向を切り替えるスイッチもついているため、より好みに合わせたマッサージが可能です。
ヒーターは、大きいほうのもみ玉についています。固まった筋肉は温めることでほぐれやすくなる特性があるため、肩がガチガチに凝っている人にとってはありがたい機能でしょう。首や肩だけでなく、太ももや腰にも使えます。
- 管理医療機器認定製品
オムロン ネックマッサージャHM-150-BW
回転する大小4つのもみ玉を内臓したネックマッサージャーで、もみ玉にはじんわり温めるヒーター機能を搭載しています。筋肉は冷えると固くなる性質があるので、やんわりほぐす効果が期待できます。
さらに回転方向の切り替えや、もみ速度の切り替えも可能です。首や肩はもちろん、工夫次第で腰や太ももなど全身のマッサージにも使えます。
- 管理医療機器認定製品
ドクターエア 3DネックマッサージャーS MN-04
使用時に電源コードが必要ない、コードレスタイプのネックマッサージャーです。3時間の充電で使える時間は1時間(内臓のヒーターを使う場合は40分)。10分でストップするタイマー付きです。
もみ玉は、大小4つでヒーターを内蔵しています。さらに、もみ玉の回転スピードや回転方向を切り替えることが可能です。使用時の音が静かと評判で、充電が途中でなくなった場合は電源コードをつないでも使えます。
- 管理医療機器認定製品
アルインコ 首マッサージャー もみたいむ MCR8818T
広範囲にまたがった6つのもみ玉とアームで、首と肩を同時にマッサージできるマッサージャーです。首と肩の凝りがひどく、同時にほぐしたい人におすすめです。
搭載されている機能はヒーター機能と、もみ玉の速さ調整、そしてマッサージモードの切り替えです。「つかみ・もみ」のほかに指圧モードを選択できます。バッテリーを内蔵したコードレスタイプで、1回の充電で最大40分使えます。
- 管理医療機器認定製品
RENPHO ネックマッサージャー
ネックマッサージャーはもみ玉が回転する動作のみの製品が多いですが、この製品は構造が異なり、大きな4つのもみ玉が回転して首や肩をほぐすのに加え、2本のアームが肩甲骨の内側を同時にマッサージします。
本体は首にぴったりフィットする角度につくられており、深い筋肉まで効率よくアプローチします。本体が2kgを超える重量級なので、どちらかと言えば力のある男性に向いた製品です。
- 管理医療機器認定製品
ドクターエア 3DマッサージピローS MP-06
管理医療機器認定を受けた、ピロータイプのネックマッサージャーです。内蔵された4つのもみ玉にはヒーターが内蔵されており、固くなった筋肉をじんわりと温めてくれます。
低速マッサージモードも用意されているので、強めのマッサージが苦手な人でも使いやすいでしょう。首以外に腰や脚にも使えます。
- 管理医療機器認定製品
創通メディカル MYTREX EMS ヒートネック マッサージャー
EMSを用いた首・肩用の低周波治療器です。電流の強さは16段階に切り替えられるので、低周波治療が初めての人やピリピリ感が苦手な人でも使いやすくなっています。
EMSパッドは左右2枚ついていて、さらに温感機能が首の筋肉を温めてくれます。1回の使用時間は10分。コードレスタイプで一度の充電で約10日間使えます。
首専用の低周波治療器は珍しく、もみ玉タイプの製品で症状の改善を感じられなかった人にも試していただきたい製品です。
- 管理医療機器認定製品
NIPLUX NECK PREMS
首をストレッチすることに特化したマッサージャーです。EMSとヒーターを組み合わせており、EMSは16段階で調整可能。頸椎と密接に関わる首と背中の大きな筋肉「僧帽筋(そうぼうきん)」にアプローチします。
首の真下には18個の電極突起があり、この突起が指圧効果を生み出します。ほどよく柔らかく、首のカーブにフィットします。また、首を乗せる方向を変えることでストレッチの強度を調整できます。
- リラクゼーション機器扱いの製品
まとめ
首掛け型のネックマッサージャーは製品数が多く、しかも評判のよい製品がたくさんあります。細かな機能の違いが価格に連動しているので、必要な機能を押さえた上で口コミを参考に選ぶとよいでしょう。
また、ピロータイプは製品数こそ少ないものの、重いマッサージャー本体を手で支える必要がなく、よりリラックスした状態で使えるよさがあります。ここで紹介したネックマッサージャーはどれも評判のよい製品なので、選ぶ際の参考にしてください。