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ポータブルスピーカーとは、バッテリーで駆動する小型のスピーカーのこと。スマートフォンやタブレットなどと、Bluetoothで接続して使用することができます。音楽を聴くのが好きな人やアウトドアなどで音楽を流したい人にとって、ポータブルスピーカーは非常に便利なアイテムといえるでしょう。
ですが、ポータブルスピーカーは製品数が多く、何を基準に選べばよいかわからない人も多いと思います。そこでここでは、ポータブルスピーカーの基礎知識からおすすめの製品や選び方について紹介します。
ポータブルスピーカーとは?
ポータブルスピーカーは、手軽に持ち運びできるサイズのスピーカーのこと。明確な定義はありませんが、Bluetoothで再生機器と接続できて、バッテリーが内蔵されているワイヤレススピーカーのことを指すことがほとんど。
コンセントから電源を取って、据え置きで使うスピーカーとは違って、家の中の好きな場所で音楽を楽しんだり、外出先や旅行先にも持参できます。価格も比較的リーズナブルで、多くのスマートフォンやスピーカーよりも大音量で音楽を楽しめるため、人気を集めています。
ポータブルスピーカーの選び方
ポータブルスピーカーに明確な定義はないため、ポータブルスピーカーと呼ばれる製品のサイズや重さに決まりはありません。まず、大きさや重さを確認しましょう。
Bluetoothスピーカーには、さまざまな大きさな製品があります。屋外への持ち運びに適したサイズのものもあれば、自宅の中での使用のほうが向いているものもあります。
ポータブルスピーカーは内蔵のバッテリーで駆動します。持ち運び先での使用時間を考えて、十分な駆動時間がある製品を選ぶとよいでしょう。
バッテリー駆動時間は製品によって異なり、最大数時間から数十時間となっています。また、充電に必要な時間も製品によってちがうため、一緒にチェックしておくことをおすすめします。
ポータブルスピーカーは、基本的にBluetoothによるワイヤレス接続に対応しています。また、より高音質を狙ってWi-Fi接続に対応した製品もあります。
さらに、ステレオミニジャックで有線接続できるものもあり、こうした製品ならワイヤレス接続に対応していないテレビなどの機器の音を出力することもできます。
ポータブルスピーカーと接続する予定のスマートフォンやタブレットなどの、再生機器に合った接続方法の製品を選びましょう。
ポータブルスピーカーをキッチンやお風呂などの水回りや、プールやビーチなどのアウトドアで使う場合、防水設計された製品を選ぶことをおすすめします。
防水性能は「IPX~」で表されます。この数字が4だと生活防水レベル、最高の7になると完全防水設計となります。選ぶときの目安にしてください。
キャンプ場や校庭、ビーチなど、砂埃が舞う場所で使う予定があるなら防じん設計されている製品を選ぶのがおすすめです。精密機器のため、防じん設計されていない製品の場合故障の原因となる場合があります。
おすすめのポータブルスピーカー10選
ソニー SRS-XB13
ソニーの大人気ポータブルスピーカーです。XB10からスタートしたこのシリーズも、第3世代まで進化し、よりコンパクトかつ高音質、しかも長時間駆動が可能になっています。
本体には直径46mmのフルレンジスピーカーが一つ真上に向けて搭載されており、大きさからは想像できない広がりを感じさせます。充電端子はUSB type-Cで、スマホなどと共用可能。充電器を探すストレスがなくなるでしょう。
- 幅 × 高さ × 奥行き:76 × 95 × 76mm
- 重量:253g
- バッテリー駆動時間:約16時間
- 接続方法:Bluetooth
- 防水性能・防じん性能:IP67
BOSE SoundLink Revolve II
大人気のオーディオメーカー「BOSE」のBluetoothスピーカーです。ポータブルスピーカーと呼ぶにはギリギリの重さ(660g)ですが、その分衝撃に強くつくられており、自動車で行くキャンプなどアウトドアでの使用もおすすめです。
音の傾向はBOSEらしく、しっかり低音が響くパワフルなもの。360度に音が広がっていく設計なので、空間全体が音で包まれるような体験ができるでしょう。確かに高価ですが、継ぎ目のないスッキリとしたデザインの本体は品質感にあふれ、所有欲も満たされそうです。
- 幅 × 高さ × 奥行き:82 × 152 × 82mm
- 重量:660g
- バッテリー駆動時間:約13時間
- 接続方法:Bluetooth
- 防水性能・防じん性能:IP55
JBL GO3
ポップなデザインが特徴的な、コンパクトなポータブルスピーカーです。スピーカーは43 × 47mmのフルレンジスピーカー一つで、低音を増強するパッシブラジエーターが搭載されサイズ以上に迫力あるサウンドを楽しめるでしょう。
IP67の防じん・防水設計になっているため、屋内だけでなく海やプールなどアウトドアでも気兼ねなく使えます。また、側面のUSB type-Cポートも防じん・防水設計なので、カバーをしなくても本体を丸洗いできます。
- 幅 × 高さ × 奥行き:87.5 × 75 × 41.3mm
- 重量:209g
- バッテリー駆動時間:約5時間
- 接続方法:Bluetooth
- 防水性能・防じん性能:IP67
Anker(アンカー) Soundcore Mini 3
コンパクトなボディに、フルレンジスピーカーを一つ搭載しています。15時間連続再生可能なスタミナ設計やUSB type-Cへの対応、IPX7の完全防水設計など、最新のトレンドもしっかり抑えられています。
Ankerの「Soundcoreアプリ」に対応しており、イコライザーで好みの音に調整可能なうえ、Bluetooth5.0なので接続も安定しています。機能に対して価格がリーズナブルなので、コスパ重視の人にもおすすめです。
- 幅 × 高さ × 奥行き:72 × 84 × 72mm
- 重量:230g
- バッテリー駆動時間:約15時間
- 接続方法:Bluetooth
- 防水性能・防じん性能:IPX7
Marshall(マーシャル) WILLEN
1962年に誕生して以来、世界中の名だたるミュージシャンから愛されてきたイギリスのアンプメーカー「Marshall(マーシャル)」のポータブルスピーカーです。音楽フリークにとっては、このデザインだけでも「買う価値アリ」と考えるかもしれません。
2インチ(約5cm)のフルレンジスピーカーを搭載するのは標準的ですが、低音を増幅するパッシブラジエーターを2つ備えており、重厚なサウンドを実現しているとのこと。さらに、このスピーカーを2つ以上持っていれば、連動させてより迫力ある音で再生することも可能です。
- 幅 × 高さ × 奥行き:100 × 100 × 40mm
- 重量:310g
- バッテリー駆動時間:約15時間
- 接続方法:Bluetooth
- 防水性能・防じん性能:IP67
Sonos ROAM1 JP1
スタイリッシュで高音質なスマートスピーカーで有名な「Sonos(ソノス)」は、米国に本拠を置くメーカーです。Bluetoothより高音質なデータ転送が可能なWi-Fi接続をメインに考えられており、さらにiPhoneやMacbookなどApple製品との相性がよいことが特徴です。
こういった特徴のため、最も実力を発揮できるのはWi-Fi環境が整った自宅での使用と言えるでしょう。Apple Musicなどの音楽をWi-Fi経由で直接再生できるため、より良い音で音楽が楽しめるでしょう。
- 幅 × 高さ × 奥行き:62 × 168 × 60mm
- 重量:430g
- バッテリー駆動時間:約10時間
- 接続方法:Wi-Fi、Bluetooth
- 防水性能・防じん性能:IP67
Anker Soundcore 3
AnkerのベストセラーBluetoothスピーカー「Soundcore」が第3世代となり、スピーカーの出力が12wから16wに増強され、さらにUSB type-Cポートが搭載されるなど全方向に進化を遂げています。
さらに、前モデルまでは対応していなかったSoundcoreアプリに対応。イコライザーを調整することで、好みのサウンドを実現できます。特に低音の増強に力を入れている製品なので、迫力ある低音を重視したい人におすすめです。
- 幅 × 高さ × 奥行き:174 × 59 × 57 mm
- 重量:500g
- バッテリー駆動時間:約24時間
- 接続方法:Bluetooth
- 防水性能・防じん性能:IPX7
ソニー SRS-XB23
スマートなデザインのBluetoothスピーカーです。スピーカーユニットが2つ搭載されており、1台でもステレオ再生が可能ですが、2台組み合わせることでより迫力あるサウンドが楽しめる設計です。
音楽サブスクなど圧縮された音源で失われやすい高音を保管する技術「DSEE」や、低音を増強する「EXTRA BASS」モードを搭載し、今まで以上の高音質での再生が可能となっているとのこと。ペットボトルホルダーに入るサイズなので、自動車の車内での使用にも向いていそうです。
- 幅 × 高さ × 奥行き:76 × 218 × 76mm
- 重量:580g
- バッテリー駆動時間:約12時間
- 接続方法:Bluetooth
- 防水性能・防じん性能:IPX7
JBL FLIP6
JBLのFLIPシリーズは、この価格帯のBluetoothスピーカーでも有数の高い人気を誇るシリーズです。「FLIP 6」は6世代目となり、より機能が充実し、それでいてコンパクトになりました。
大型の楕円形サブウーファーと、高音域専用のツイーター、音を増幅するパッシブラジエーターを一つずつ備えることで、低音から高音までよい音で再生することができるでしょう。また、専用アプリを介して2台のFLIP6をステレオスピーカーとして利用することも可能です。
- 幅 × 高さ × 奥行き:178 × 68 × 72mm
- 重量:550g
- バッテリー駆動時間:約12時間
- 接続方法:Bluetooth
- 防水性能・防じん性能:IP67
Bang & Olufsen Beosound A1 2nd Gen
石ころのようなデザインが特徴の、高品質なBluetoothスピーカーです。ストラップも付いており、持ち運びやすいかたちですが558gとやや重め。そのかわり、その音質の良さには定評があります。
大きめのボディをいかして、3.5インチのウーファーと3.5インチのツイーターを内蔵。無指向性で、空間全体に音が広がっていきます。専用アプリと接続することで、細かな音質の調整が可能。IP67防じん・防水設計なので、バスタイムでの使用もおすすめです。
- 幅 × 高さ × 奥行き:133 × 46.5 × 133mm
- 重量:558g
- バッテリー駆動時間:約18時間
- 接続方法:Bluetooth
- 防水性能・防じん性能:IP67
まとめ
ポータブルスピーカーがあれば、スマートフォンやタブレットなどで聞いていた音楽を、より良い音、より大きな音で楽しめます。Bluetooth接続に対応しているため、配線の手間も省けます。
ここで紹介した、ポータブルスピーカーの選び方やおすすめ製品を参考に、ぜひお気に入りのポータブルスピーカーを見つけてください。