［目次］
▼ 携帯扇風機使用時によくある疑問
―携帯扇風機の捨て方は？
―携帯扇風機は飛行機内に持ち込める？
暑い季節に大活躍するひんやりグッズと言えば、「携帯扇風機」ではないでしょうか。携帯扇風機は別名「ハンディファン」、首から掛けて首元に風を送るタイプは「ネックファン」「ネッククーラー」などとも呼ばれます。ですが、いざ「携帯扇風機を買おうと思っても非常に多彩な商品があり、どれを選べばよいか迷ってしまうかもしれません。
そこでこのページでは、携帯扇風機の選び方を詳しく解説。また、Francfranc（フランフラン）やAujen、ドウシシャなどの人気商品も紹介します。さらにたくさんの人が気になるであろう「携帯扇風機の捨て方」にも触れていきます。ぜひ、参考にしてみてください。
携帯扇風機の
メリット・デメリット
携帯扇風機はお出かけ先でも、「今すぐ涼みたい…」というときにサッと使える便利グッズです。「携帯」という名前のとおり、扇風機でありながらも非常にコンパクトな設計になっておりバッグに入れたり、首に掛けたりして気軽に持ち歩けます。さまざまなときに顔や首に風を当てて、クールダウンできるのが大きな魅力と言えるでしょう。
ただ難点としてもいくつか…。まず、のちほど詳しくご説明しますが、飛行機に乗る際は「機内持ち込み」はできますが「預け入れ手荷物」には入れられないと思っておいてください。それは、携帯扇風機のほとんどは給電方式にリチウムイオン電池による「充電式」が採用されているからです。
また、内蔵されているバッテリーの容量によってはいざ使おうとしたときに、「充電切れ」になっていることもあるでしょう…。続く選び方を参考に、ご自分にとって最適な携帯扇風機を選んでみてください。
携帯扇風機の選び方
携帯扇風機には大きく分けて、手持ち扇風機・首かけ扇風機・卓上扇風機の3つの種類があります。自分に合ったタイプを選ぶのがおすすめです。それぞれの特徴を知れば、自ずと選択肢が絞られるはず。さっそく見ていきましょう。
手持ち扇風機（ハンディファン）｜
ピンポイントに風を当てられる
手持ち扇風機は、別名「ハンディファン」とも呼ばれる携帯扇風機になります。文字どおり手に持って使うので、風を当てたいところを狙いやすいのがメリット。例えば顔や首など、ピンポイントに当てて使いたい場合におすすめです。
首かけ扇風機（ネックファン、ネッククーラー）｜
両手が塞がらなくておすすめ
「ネックファン」や「ネッククーラー」などとも呼ばれる、首掛け扇風機。両手が塞（ふさ）がらないので、屋外でスポーツをしたりキャンプをしたり、庭いじりをしたりといった「ながら作業」のお供におすすめの携帯扇風機です。ただ、顔からの距離が近いぶん、髪が長い人は巻き込みに注意してください。
卓上扇風機｜
オフィスのデスクで使いやすい
卓上扇風機は、言うまでもなく持ち歩きには不向きな携帯扇風機です。一方で、オフィスのデスク上のちょっと空いているスペースには置きやすくておすすめ。ほとんどの卓上扇風機には、専用のスタンドやクリップが付属しており、安定感も良好のはず。ちなみに給電方式がUSB充電式なら、パソコンにつなぐことが可能なので電源に困ることも少ないでしょう。
携帯扇風機の給電方式には、主に電池式と充電式の2タイプがあります。前者は乾電池を購入したり取り替えたりする手間がかかる一方で、携帯扇風機そのものの価格は低めに設定されていることがほとんど。「まずはお試しに…」と考えている人におすすめです。
後者はコンセントやUSB充電器、パソコンのUSBポートなどから携帯扇風機の本体に内蔵されているバッテリーに充電するタイプ。先ほどの電池式と比べると、携帯扇風機そのものの価格は高めですが、乾電池を購入しなくてよいぶんランニングコストは抑えられる点がおすすめとなります。
最近の携帯扇風機はただ送風するだけではなく、便利な機能を搭載したモデルも多く登場しています。機能性にこだわって選んでみるのも、1つの手としておすすめです。
ミスト噴射機能｜
より涼しさを感じられる
携帯扇風機の専用タンクに水を補給し、ミストを発生させると同時に送風。気化熱の原理を利用して、水が蒸発する際に熱を奪い冷却効果が生まれることでより涼を感じられる仕組みになっています。携帯扇風機に対して、とにかく「涼しさ」をお求めの人はぜひともチェックしてみることをおすすめします。
アロマ機能｜
リラックス効果が期待できる
付属のスポンジなどにアロマオイルを数滴垂らせば、風と一緒にお気に入りの香りがパアッと広がります。シーンに合わせて香りを変えて楽しむことも…。好きなときに、好きな香りとともに、「癒やされたい」「リラックスしたい」という人におすすめの携帯扇風機の機能です。
モバイルバッテリー機能｜
万が一に備えられる
給電方式に充電式を採用している携帯扇風機の中には、モバイルバッテリーとして使えるものもあります。外出先でスマホのバッテリーが切れそうなときはもちろんのこと、災害時など万が一の事態にきっと役立つはず。あって損はないと言える機能です。
チェック
携帯扇風機は構造上、風を切る音がまったくしないというワケにはいきません。が、一般的に「DCモーター」が搭載されていれば、より運転音が抑えられるそう。静音性を重視する人は、DCモーター搭載の有無をチェックしておくのがおすすめです。
携帯扇風機の中には、風量を「強」「中」「弱」など数段階に切り替えられるモデルもあります。例えば炎天下の屋外では「強」にしたり、冷房が効いた室内では「弱」にしたりといった細かい調整が可能となります。このように使用シーンに合わせて携帯扇風機の風量が切り替えることができれば、さらに利便性がアップするのでチェックポイントにすることをおすすめします。
携帯扇風機を選ぶときは、掃除のしやすさも確認しておきましょう。例えばファンを覆っているガードが外せれば、ファンに付着したホコリを取り除きやすくなるのでおすすめ。ただし、すべての携帯扇風機においてガードが外せるというワケではありません。無闇なお手入れは故障の原因にもなり得ます。お手入れの際は、商品の説明に従って行ってくださいね。
携帯扇風機のおすすめ10選
Francfranc（フランフラン） フレ ハンディファン
Francfranc（フランフラン）のハンディファンは、手持ち扇風機と卓上扇風機の2WAY仕様。屋内外を問わず、さまざまなシーンで使える利便性の高さがおすすめのポイントです。風量は5段階に切り替え可能となっています。
ちなみに風量を「微弱」で使用した場合、たっぷり9時間も使えるそう。フェスやイベント、スポーツ観戦といった夏のお出かけにきっと重宝してくれるでしょう。
- 種類：手持ち・卓上
- 給電方式：充電式
- ミスト噴射：—
- アロマ：—
- モバイルバッテリー機能：—
- 風量の切り替え：あり（5段階、リズム風）
Aujen 携帯扇風機
Aujenの携帯扇風機には、6段階の風量調節機能が搭載されています。さらにフル充電後は最大35時間連続して使用できるという、大容量バッテリーを採用。より長く涼しい風を楽しめることでしょう。
なお、充電方法はパソコンやモバイルバッテリー、ACアダプターの3種類。オフィスで使うぶんにもおすすめと言えるでしょう。従来モデルより軽くて薄い6枚羽根を採用したことで、「超静音性を実現した」とも謳（うた）っています。
- 種類：手持ち・卓上
- 給電方式：充電式
- ミスト噴射：—
- アロマ：—
- モバイルバッテリー機能：—
- 風量の切り替え：あり（6段階）
ドウシシャ ピエリア ポケットファン
「ポケットファン」という名前のとおり、とてもコンパクトな手持ちの携帯扇風機。薄型で、内ポケットやバッグに収まるようなサイズ感です。しかもDCモーターを採用しているので、静音性をより追求しているところもおすすめとなるポイントです。
さらに、モバイルバッテリー機能も搭載。外出先で「スマホの充電が切れそう…」というときにきっと役に立つはずです。
- 種類：手持ち
- 給電方式：充電式
- ミスト噴射：—
- アロマ：—
- モバイルバッテリー機能：あり
- 風量の切り替え：あり（3段階）
RHYTHM（リズム） ハンディファン
独自の二重反転ファンを採用し、コンパクトなサイズながら大風量を実現した携帯扇風機になります。後ろのファンで空気を集め、前のファンで空気の流れを整える仕組み。風が真っ直ぐ届くので、短時間で顔や首、体を冷やせることでしょう。
また付属のネックストラップを使えば、首掛け扇風機にも早変わり！ さらに持ち手を折り曲げれば、卓上扇風機としても使える3WAY仕様。さまざまなシチュエーションで使いたい人におすすめです。
- 種類：手持ち・首掛け・卓上
- 給電方式：充電式
- ミスト噴射：—
- アロマ：—
- モバイルバッテリー機能：—
- 風量の切り替え：あり（4段階）
Feesun ハンディファン
こちらは、小型家電製品を中心に販売している日本企業「Feesun」の商品です。独自の特許技術をいかした「DCブラシレスモーター」を採用しており、運転音を10dB（蝶の羽ばたきと同程度）前後にまで抑えたそう。モーター音が気になる人におすすめの携帯扇風機です。
また、持ち手部分には便利なミラー付き。身だしなみのチェックにも活用できるでしょう。
- 種類：手持ち・卓上
- 給電方式：充電式
- ミスト噴射：—
- アロマ：—
- モバイルバッテリー機能：—
- 風量の切り替え：あり（4段階）
créer（クレエ） ハンディファン
créer（クレエ）の携帯扇風機は、1台5役をこなす優れもの。手持ち扇風機、首かけ扇風機、卓上扇風機としてはもちろんのこと、スマホスタンドやモバイルバッテリーとしても使えます。
ちなみに首掛け扇風機用のネックストラップには、負担を感じにくいやわらかい素材を採用。トレンドのニュアンスカラーを含む6色展開で、ファッション感覚で選べるのも楽しいですね。
- 種類：手持ち・首掛け・卓上
- 給電方式：充電式
- ミスト噴射：—
- アロマ：—
- モバイルバッテリー機能：あり
- 風量の切り替え：あり（3段階）
crosnight 首掛け扇風機
ハンズフリーで使える首掛けタイプの携帯扇風機です。送風口が合計32箇所もあるので、顔や首の周りだけでなく後頭部にいたるまで360度すべてに涼しい風を感じられると評判。羽根のない「ブレードレス設計」を採用しており、髪が巻き込まれにくいのもおすすめのポイント。さらに最大9時間連続使用できる、超大容量バッテリーを搭載しています。
- 種類：頸掛け
- 給電方式：充電式
- ミスト噴射：—
- アロマ：—
- モバイルバッテリー機能：—
- 風量の切り替え：あり（3段階）
Dansoon（ダンスーン） ネックバンドファン ローリング
ダンスーン(Dansoon) Dansoon（ダンスーン） ネックバンドファン ローリング
一見、携帯扇風機とは思えないデザイン性の高さで人気を集めている、Dansoon（ダンスーン）の「ネックバンドファン ローリング」。ぐるっと巻いてコンパクトに収納可能な、新しいスタイルの首掛けタイプの携帯扇風機です。さらに持ち歩きに便利な専用ポーチ付き。羽根のないタイプなので、髪の毛の巻き込みが心配な人におすすめできます。
- 種類：首掛け
- 給電方式：充電式
- ミスト噴射：—
- アロマ：—
- モバイルバッテリー機能：—
- 風量の切り替え：あり（3段階）
KASOOPU 携帯扇風機 卓上扇風機
こちらの携帯扇風機で一番のおすすめポイントは、「冷却プレート」が搭載されているところ。「冷却プレート」を首にある大きく太い血管の近くに当てれば、スピーディーにクールダウンできるとのこと。さらに送風により、汗の不快感を爽やかに緩和させられるはず。炎天下でも、快適さを求めることができるでしょう。
- 種類：手持ち・卓上
- 給電方式：充電式
- ミスト噴射：—
- アロマ：—
- モバイルバッテリー機能：—
- 風量の切り替え：あり（3段階）
Panasonic（パナソニック） パーソナルファン
パナソニック(Panasonic) Panasonic（パナソニック） パーソナルファン
パナソニックの「パーソナルファン」はUSBからの給電もしくは、単3形電池のどちらでも使える小型扇風機です。USBからの給電が可能なため、デスクの周りで使用したい人にもおすすめ。実際「仕事中に涼むのに使用」しているという人もチラホラ…。風量は3段階に切り替えられます。自分好みの涼しさに調整できるのもうれしいポイントです。
- 種類：卓上
- 給電方式：電池式・充電式
- ミスト噴射：—
- アロマ：—
- モバイルバッテリー機能：—
- 風量の切り替え：あり（3段階）
携帯扇風機使用時によくある疑問
携帯扇風機のうち給電方式が充電式のモデルには、リチウムイオンバッテリーが内蔵されています。リチウムイオンバッテリーは熱や衝撃に弱いと言われており、過充電や圧迫、発熱などによって発火する恐れもあります。
一般的な小型家電と同じように廃棄してしまうと、それが出火原因になることも…。事実、環境省によれば「廃棄物に混入したリチウム蓄電池が出火原因となった事例が多数報告されている」ということ。よって、携帯扇風機を処分するときは必ず、お住まいの市区町村のごみの出し方に従ってください。
結論から言えば、前述のとおり「機内持ち込み」は可能です。ただし、「預け入れ」はNGとなります。なぜなら、充電式の携帯扇風機の多くはリチウムイオンバッテリーが内蔵されており、リチウムイオン電池に発火の危険があるため。貨物室に入れている時に発火しても、誰も気づかない。過去に、それが原因で事故を起こしたというケースもありました。よって、貨物室に預ける荷物に入れてはいけないということになりました。
機内であれば、発火してもすぐに対処することができるということで、OKになったようです…。なので必ず、持ち込み手荷物に入れるようにましょう。（出典：バッテリー類の航空機内持ち込みについて｜成田空港）
まとめ
このページでは携帯扇風機の選び方に加え、Francfranc（フランフラン）やAujen、ドウシシャなどの人気商品を厳選して紹介しました。なお、一般社団法人 日本気象協会によれば、今年（2023年）の夏も「猛暑となりそう」とのこと。さらに早い時期から、「厳しい暑さが予想される」そうです。熱中症対策の一環として、携帯扇風機の購入を検討してみてはいかがでしょうか。
