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インフレーターマットとは、空気でふくらむアウトドア用のマット。キャンプなどアウトドアでの快適な眠りに役立つと評判です。エアベントを開けるだけで自動的に空気が入っていくので、設営がとても簡単なことが特長です。
シングルやダブルサイズの商品があり、用途によって厚みもさまざま。車中泊やオートキャンプはもちろん、登山キャンプやキャンプツーリングに使えるコンパクトなものも登場しています。
このページでは、インフレーターマットを選ぶポイントを説明。さらに、コールマンやスノーピーク、サーマレストなどの人気メーカー商品を中心に、おすすめのインフレーターマットを紹介します。
インフレーターマットとは?
インフレーターマットとは、キャンプなどのアウトドアアクティビティでベッドマットレスの代わりに敷くマットのことで、空気でふくらませて使用します。厚みがあるので、地面に多少の凹凸があっても快適に寝られます。
ほとんどの商品がバルブを開くだけで自動的に空気が入る仕組みになっていて、ポンプで空気を入れる手間がかからず手軽に使えます。空気を抜けばコンパクトになって持ち運びに便利です。
エアーマットや銀マットなどのアウトドア用のマットと比べると、クッション性の高さや、設営の手間の少なさがインフレーターマットのメリットです。一方で、価格がやや高く、重量も重めな傾向があります。
マットは厚みがあるほど、より良い寝心地が期待できる
インフレーターマットの厚みは、5~10cm程度の商品がほとんどです。厚みが増すほどに地面の凹凸が気になることがなくなり、あらゆる状況で寝心地がよくなります。
寝心地を重視したい人は厚み5cm以上、できれば8cm以上のものを選ぶことがおすすめとなります。一方、徒歩やキャンプツーリングなどで軽くてコンパクトなマットが必要な人は、5cm程度の薄手のものを中心に検討するとよいでしょう。
サイズが大きいほどゆったり眠れる
1人用のインフレーターマットは幅50~70cm程度のものが多く、幅60cm前後が主流です。体格にもよりますが、65cm以上あると寝返りが打ちやすくなるので寝やすさを重視するなら幅が広いマットを選ぶとよいでしょう。
2人で寝る場合は、少なくとも幅120cm以上のマットがおすすめです。ダブルサイズは真ん中で半分に折り畳んでコンパクトに収納できる商品が多いですが、収納サイズをチェックしてから買うことをおすすめします。
なお、長さも180cm~200cm程度とさまざまです。こちらは、寝る人の身長と収納サイズを考慮して選ぶことをおすすめします。
軽さ・収納しやすさも重要
寝心地の良さだけを追求するなら、厚みがあって、サイズの大きなインフレーターマットが最強です。ですが、その分大きく重くなるため、徒歩でのキャンプやキャンプツーリングには向きません。寝心地と重さのバランスが大切です。
自動車を使わないキャンプの場合は、厚み5cm程度のものを中心に選ぶと1.5kg程度の軽いものが多く見つかるはずです。また、収納時の大きさも購入前に必ず確認しておくことをおすすめします。
おすすめのインフレーターマット10選
人気のアウトドアブランド「コールマン」はさまざまなインフレーターマットを販売していますが、これはもっともスタンダードな1人用のインフレーターマットです。
長さは195cm、幅は63cmと標準的で、厚みをやや薄手の5cmに抑えることで重さを1.8kgに抑えています。収納ケースが付属していて、収納、持ち運びに便利です。
- サイズ(長さ × 幅 × 厚さ):約195 × 63 × 5cm
- 収納時サイズ:約15 × 70cm
- 重さ:1.8kg
品質の高さが支持されている、アウトドア用スリープギアブランド「サーマレスト」。こちらは、幅76cmと余裕あるサイズにつくられたXLサイズのインフレーターマットです。
冬のキャンプにも耐えられる高機能素材が使われており、地面の冷たさを体に直接伝えません。それでいて重さは約1.8kgに抑えられていて、使い勝手が犠牲になっていないのもよいところです。
- サイズ(長さ × 幅 × 厚さ):約196 × 76 × 5cm
- 収納時サイズ:約19 × 79cm
- 重さ:1.8kg
少ない空気で膨らませることのできる、軽量タイプのインフレーターマットです。生地が薄手で縦方向に半分に折りたたんでから収納できるため、収納時に非常にコンパクトになります。
重さはわずか820gほどなので、徒歩でのキャンプやキャンプツーリングにも対応できます。軽くてコンパクトなインフレーターマットを探している人におすすめです。
- サイズ(長さ × 幅 × 厚さ):約183 × 71 × 6cm
- 収納時サイズ:約9 × 33cm
- 重さ:0.82kg
キャンパーから絶大な人気を誇る、日本のアウトドアブランド「スノーピーク」のインフレーターマットです。幅が77cm、厚みも6.2cm確保しながら、軽量ウレタンフォームを使用することで重さを1.9kgに抑えています。
膨らみが足りないときは収納ケースが簡易ポンプになるほか、穴が空いてしまったときのリペアキットも付属するなど、細かい配慮が行き届いている商品です。
- サイズ(長さ × 幅 × 厚さ):約198 × 77 × 6.2cm
- 収納時サイズ:約20 × 85cm
- 重さ:1.9kg
インフレーターマットは5cmと10cmのものが多くなっていますが、こちらはその中間となる厚み8cmの製品で、収納時のコンパクトさと寝心地のよさを両立しています。
同じ商品を2つ連結できるようになっており、裏面には滑り止め加工もされているのでダブルベッドにもなります。弾力性に優れたウレタンフォームを使用していることもあり、2.7kgとやや重めなのでオートキャンプに向いているでしょう。
- サイズ(長さ × 幅 × 厚さ):約192 × 65 × 8cm
- 収納時サイズ:約22 × 63cm
- 重さ:2.7kg
地面の凸凹と冷たさを感じさせない、厚み約10cmのインフレーターマットです。極厚のフォームを内部に使うことで、まるで自宅のベッドのような快適な寝心地を実現しています。
収納袋が簡易ポンプになるので、空気の量を微調整して好みの寝心地に調整することもできます。一方、収納時のサイズが大きく重さもあるので、基本的にオートキャンプでの使用となるでしょう。
- サイズ(長さ × 幅 × 厚さ):約198 × 68 × 9.7cm
- 収納時サイズ:約21 × 72cm
- 重さ:2.7kg
幅が110cmある、ダブルサイズのインフレーターマットです。ダブルサイズとしてはやや小さめで厚みも3.5cmと薄手ですが、口コミでは軽自動車での車内泊にちょうどよいサイズと評判です。
薄手のためダブルサイズでも2.2kgと軽く、収納時のサイズもシングルサイズとあまり変わりません。コンパクトなダブルサイズのインフレーターマットを探している人におすすめです。
- サイズ(長さ × 幅 × 厚さ):約182 × 110 × 3.5cm
- 収納時サイズ:約32 × 60cm
- 重さ:2.2kg
厚み4.5cmとやや薄手のインフレーターマットですが、肉厚のスポンジを使っておりふかふかの寝心地を実現しています。幅はダブルベッドと同じ140cmで、2人で寝ても狭くありません。
大きなダブルサイズですが、長くても1時間放っておけば空気が自動で入ります。カバーは取り外しでき、汚れたら洗濯機で丸洗い可能です。同じシリーズのインフレーターマット同士で連結できるので、大きなテント内に敷き詰めるのにも向いています。
- サイズ(長さ × 幅 × 厚さ):約192 × 140 × 4.5cm
- 収納時サイズ:約22 × 75cm
- 重さ:5.2kg
シングルサイズを2つ連結して、ダブルベッドとして使えるセットです。幅は63cmで2枚並べると126cm、セミダブルベッドよりやや大きめサイズになります。
厚みは標準的な5cmで、折りたたんだときの大きさも比較的コンパクト。1人でキャンプに行くときはシングルサイズで、2人でキャンプに行くときはダブルサイズで…といったように、柔軟に使えるのもいいところです。
- サイズ(長さ× 幅 × 厚さ):約195 × 63 × 5cm(1枚あたり)
- 収納時サイズ:約20 × 70cm(1枚あたり)
- 重さ:3.5kg(1枚あたり)
たっぷりとした厚みがある、ダブルサイズのインフレーターマットです。厚みが約10cmあるため地面に多少の凹凸があっても吸収でき、アウトドアとは思えない快適な寝心地を実現できます。
重さは約5kgと重量級ですが、収納時のサイズは意外と小さく、シングルサイズを2つ持参するより省スペースです。自動で空気が入りますが、足りない場合は収納袋を利用して追加で空気を入れることもできます。
- サイズ(長さ × 幅 × 厚さ):約198 × 132 × 9.7cm
- 収納時サイズ:約30 × 70cm
- 重さ:5kg
最後に
インフレーターマットを選ぶポイントは、厚みと展開時のサイズ、そして持ち運ぶ際の大きさ・重さです。オートキャンプでトランクに余裕があれば多少大きなものでもよいですし、登山キャンプやキャンプツーリングなら慎重に検討する必要があるでしょう。
ここで紹介したインフレーターマットはどれも評判のよい商品なので、ぜひ、購入の参考にしてください。