[目次]

▼ インバーター発電機とは? 仕組みも解説

▼ インバーター発電機とポータブル電源との違い

▼ インバーター発電機はキャンプや防災にも便利

▼ 定格出力や燃料をチェック

▼ 起動手順のわかりやすさや出力ポートの数も大切

▼ 家庭用なら静かさを重視しよう

▼ 主なメーカーから選ぶのも1つの方法

▼ インバーター発電機のおすすめ10選

▼ インバーター発電機を使用するときの注意点

▼ まとめ


家庭用に使われている発電機には主に、「インバーター発電機」や「サイクロコンバーター発電機」、「スタンダード発電機」があります。「スタンダード発電機」はシンプルな構造で出力が高く耐久性に優れており、「サイクロコンバーター発電機」はスタンダード発電機よりも質の高い電気を出力できるとされています。ですが、どちらも精密機器に使用できるような質の電気の供給は難しいという欠点がありました。一方で、それを可能とするのが「インバーター発電機」になります。

皆さんが家庭で使用している電化製品は、発電所から供給される安定した電気を使用することを前提としてつくられています。特にコンピューターなどが内蔵された電化製品は、不安定な電気を使うと故障につながる可能性が…。そうした点でコンセントが使えないときにも電化製品を使いたい場合には、インバーター発電機がおすすめというわけです。

このページでは、災害に伴う急な停電に備えたい人や、キャンプのようなアウトドアシーンを今まで以上に楽しみたい人に向けて、インバーター発電機を選ぶときのポイントを解説。さらに、ヤマダやホンダといった発電機の主なメーカーをはじめとするおすすめの製品を紹介します

インバーター発電機とは?
仕組みも解説

発電機, インバーター発電機
skynesher//Getty Images

インバーター発電機とはその名のとおり、「インバーター」と呼ばれる装置が搭載された発電機のこと。ガスやガソリンを燃料として発電し、その電気の質は「家庭用コンセントと同程度」とされるほどです。よってインバーター発電機は、「電化製品や、コンピューターなどが内蔵されたデリケートな精密機器でも安心して使用できる」と言われています。

コンセントから供給されるような質の高い電気の特徴には、周波数が安定していることが挙げられます。そうした状態の電気を発電機でつくり出すのに大きな役割を果たすの「インバーター」。インバーター発電機で電気がつくられるまでは、以下のような工程があります。

  1. 交流で発電
  2. その電気を「コンバータ」という装置で直流電気に変換
  3. 「インバーター」で交流の電気に再び交換。その際に電力の周波数を整え(正弦波と呼ばれる滑らかな波形の電気にする)、出力を安定させる

つまり、発電時の周波数にばらつきがある不安定な電気をインバーターが周波数の変動を抑制することで、出力が安定した状態の良質な電気が供給できるという仕組みになっているのです。

インバーター発電機と
ポータブル電源との違い

ポータブル電源
ArtMarie//Getty Images

最近では、「ポータブル電源」も人気です。このアイテムとインバーター発電機との違いは、電気を供給する方法が異なります。本体に内蔵した大容量のバッテリーに、ソーラーパネルや家庭用コンセントなどから電気を蓄えて使用するのが「ポータブル電源」になります。ゆえに、自ら発電するインバーター発電機よりも出力が低いものが多く、蓄電した分の電力しか使うことができません。

ですが、本体のダイナモが可動して発電するわけでないので、運転音はそれほど大きくありません。熱くなったバッテリーを空冷するためのファンは稼働しています。さらに、インバーター発電機に比べればそれほど大きくありません。また、排気がないという点からも屋内で使用する場合には便利と言えます(ですが、「就寝時に電気毛布でポータブル電源を使用したのですが、ファンの音で寝つけなかった」という声もあります。なので、そんなデリケートな人にはバッテリー温度が上がったときだけファンが動き出す仕様など、静音性にこだわったものをお選びください)。

インバーター発電機は
キャンプや防災にも便利

キャンプ場のインバーター発電機
welcomia//Getty Images

周波数が不安定で粗削りなカーブを描く交流電気を、周波数がなだらかなカーブを描いて変化する良質の交流電気で供給できるのがインバーター発電機の大きな利点です。電化製品やパソコンのような精密機器などを安心して正しく稼働させるためには、こうした質の高い交流電気が必要というわけです。よって、停電時やコンセントが近くにないアウトドアなどで電化製品を使いたい場合には、可能な限りインバーター発電機を使用することをおすすめします。

定格出力や燃料をチェック

定格出力はインバーター発電機の
運転を左右する
スマートフォン, 充電
d3sign//Getty Images

「定格出力」とは、発電機が安定して出力し続けられる電気の量のこと。この定格出力を超えるとインバーター発電機の運転が停止する場合がありますので、インバーター発電機を選ぶときの重要なチェックポイントと言えるでしょう。自分の用途に合った定格出力を持つインバーター発電機を探すようにしてください。

例えば、災害に伴う停電時に電化製品を使用する場合は、定格出力が1.5kVA(1,500W)以上あるインバーター発電機がおすすめです。例えば「消費電力だけでも、平均的にはエアコンは660W、ドライヤーは1200W、電子レンジは1500Wがかかる」とされています。よって複数の電化製品を使用する可能性が高い場合は、定格出力が大きいインバーター発電機がおすすめです。

一方で、インバーター発電機は、定格出力が小さいものほど小型のものが多くなります。そのためレジャーに持っていくような場合には、1kVA(1000W)程度やそれ以下の定格出力のインバーター発電機が持ち運びやすくおすすめです。

ただし、使いたい電子機器が決まっている場合は、前述のようにあらかじめ消費電力や起動電力を調べ、それに合った規格のインバーター発電機を選ぶようにしてください。

なお、定格出力におさまるかどうかは、あらかじめ使用したい電子機器の「起動電力(起動するときにかかる電力)」の合計値を計算しておきましょう。起動電力は、電子機器によっては「消費電力(稼働中にかかる電力)」の3~4倍を必要とするものもあります。ちなみに一般的な家庭用コンセントでは、「一つのコンセントあたり使用可能な電力は1500Wまで」と言われていますので、この数値も一つの目安とすることをおすすめします。

またインバーター発電機の出力は、「kVA(キロボルトアンペア)」という単位で表示されることが多く、1kVAは1000VAや1000Wに相当します。覚えておくと、インバーター発電機を選ぶときに便利でしょう。

燃料はガソリンかガスか
ガソリン
Rafael Ben-Ari//Getty Images

◇ガソリンタイプ|DIYや災害時の備えに

ガソリンを燃料とするインバーター発電機のメリットは、連続使用時間が長いところが挙げられます。デメリットとしては、長期保存できないガソリンをどう備蓄するかといった問題や、エンジンオイルの交換といったメンテナンスの手間がかかるという点があるでしょう。

また、出力が大きいという点も大きな魅力です。なので、複数の機器を一度に使いたい人には特におすすめのインバーター発電機と言えます。さらに電動工具の中には1000Wを超えるものもあるため、電動工具を使ったDIYをする人にもおすすめでしょう。

◇ガスタイプ|キャンプなどアウトドアシーンに

家庭用のカセットコンロに用いられる、カセットガスで可動するインバーター発電機もあります。ガスタイプのインバーター発電機のメリットは、燃料を手軽に購入できるところ。デメリットとしては、ガソリンタイプより出力や連続使用時間が下がる点が挙げられます。

なので、大量の電力を必要とする電化製品を使わない場合や、長時間連続して使用しない場合は、カセットガスで動くインバーター発電機がおすすめとなります。

起動手順のわかりやすさや
出力ポートの数も大切

ケーブル
Kinga Krzeminska//Getty Images

災害時や屋外でインバーター発電機を使う場合、説明書で手順を一つ一つ確認しながら起動させるのは難しいはず。そんな場合は、インバーター発電機の本体に起動手順が書かれているものが助かります。この点も選ぶときのチェックポイントにしておきましょう。ただし、取り扱い説明書には注意事項も記載されていますので、初めて使う前には必ず目を通すことを忘れずに。

また、出力ポートが複数あるインバーター発電機だと便利です。最近の電化製品の中には、USBポートから電源供給を受けられるものもあります。例えばスマートフォンや、ヘッドフォンがそれに当たります。そこで、「AC出力ポート(コンセントタイプ)」だけでなく、車載専用の機器に用いられている「シガーソケット」や、スマートフォン・タブレットなどを接続できる「USBポート」のあるインバーター発電機であれば、1台でさまざまな機器に給電できるようになるため、おすすめです。

家庭用なら
静かさを重視しよう

インバーター発電機の運転音は製品により異なるため、購入時には「何dBか(騒音レベルや音の大きさを示す単位)」をチェックするのがおすすめ。例えば、70dBはにぎやかな街中、80dBは地下鉄の車内などと同程度の騒音になると言われています。言うまでもなく家で使う場合は、dBの数値が低いものや静音設計のものなど、なるべく静かなインバーター発電機を選ぶことをおすすめします。

主なメーカーから選ぶのも
1つの方法

ヤマハ発動機(ヤマハ)

1955年に創業したメーカーで、エンジン技術を武器にバイクやマリン製品など幅広く展開しています。インバーター発電機は青いボディが特徴で、定格出力が0.9 kVAのものから5.5 kVAのものまで幅広くラインナップ。日本国内の排出ガス規制値や、世界で最も厳しいとされているカリフォルニア州(米国)の排出ガス規制の規制値をクリアしているとのこと。低騒音設計や製造過程でのノンフロン化、発泡材を使用しない梱包など環境への配慮もなされています。

本田技研工業(ホンダ)

自転車用補助エンジンの製造から1948年に始まり、バイク・クルマを展開するメーカーです。1998年より、発電機にインバーターを搭載したモデルを発表しています。独自の二重防音構造で、防音性を高めているのが特長です。低騒音・低燃費を実現する「エコスロットル(使用機器の負荷に応じてエンジン回転数を自動制御する機能)」をはじめ、エンジンオイル量が規定以下になると知らせてくれるアラーム機能など、知見を活かしたさまざまな機能が搭載されています。

工進

ポンプのメーカーとして1948年に誕生し、現在は約160の国と地域で事業を展開しています。発電機はカセットガスで発電する「GV-ig」や初心者向けの「GV-SE」、プロも使用できる「GV-i」と、主に3つのシリーズをそろえています。発電機と言うと「業務用」「工事現場」といったイメージが先行することから、より多くの一般家庭で活用していただくために、「GV- SE」シリーズは本体を白とグレーのシンプルな配色にして、一般家庭になじむようなデザインの発電機を目指したそうです。

インバーター発電機の
おすすめ10選

ヤマハ 発電機 EF1600iS

発電機 EF1600iS

ヤマハ 発電機 EF1600iS

¥112,591
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定格出力は1.6kVAながら、乾燥重量(オイルやガソリンなどを入れていない状態の重量)は20kgとパフォーマンスに優れたインバーター発電機です。操作パネルとスターターを同じ面に集約し、扱いやすさを重視。負荷に応じて必要最低限のエンジン回転数を設定する「エコノミーコントロール」も採用しています。

別売りの専用コードセットを接続することにより、同モデルを2台つなげて運転することができ、最大で定格出力3.0kVAまで使用可能。用途に応じてさまざまな使い方をしたい人におすすめです。

  • 定格出力:1.6kVA
  • 使用燃料:ガソリン(燃料タンク4.2L)
  • 連続運転時間:約4.2~10.5時間 ※10.5時間はエコノミーコントロールをONにして、負荷が定格の1/4になった場合
  • サイズ:幅49× 奥行28× 高さ44.5 cm
  • 出力ポート:交流用コンセント2個、直流用コンセント1個
  • 騒音値:エコノミーコントロールをONにして定格負荷の1/4のときは51.5dB、定格負荷のときは61dB

ホンダ インバーター発電機 EU16i

インバーター発電機 EU16i

ホンダ インバーター発電機 EU16i

¥179,800

こちらも乾燥重量20.7 kgながら定格出力1.6kVAを誇る、パワフルなインバーター発電機です。使用する機器の消費電力に合わせて出力を制御できる、エコスロットル機能も搭載しています。燃費を抑えたり長時間使用したりしたい人におすすめです。コンセントを引っ張られても、インバーター発電機本体が倒れにくいように工夫もされています。

  • 定格出力:1.6kVA
  • 使用燃料:ガソリン(燃料タンク3.6L)
  • 連続運転時間:約3.4~8.1時間 ※7.1時間はエコスロットル作動時に負荷が定格の1/4 になった場合
  • サイズ:幅29 × 奥行51.2 × 高さ42.5cm
  • 出力ポート:交流用コンセント2個、直流用コンセント1個
  • 騒音値:エコスロットル作動時に定格負荷の1/4のときは81dB、定格負荷のときは91dB

工進 インバーター発電機 GV-9SE

インバーター発電機 GV-9SE

工進 インバーター発電機 GV-9SE

¥47,800

エコモードが搭載されており、使用時には騒音値は58.1dB。通常時も62.6dBのため、低騒音と言えるインバーター発電機です。USB出力ポートやシガーソケットが備わっているため、さまざまな電子機器に電気を供給することを想定している人におすすめ。

エンジンのオイル不足の場合にはそれを知らせるランプが点灯し、かつ自動的にインバーター発電機のエンジンを停止。さらにインバーター発電機の発電中に異常があった際にはランプが点灯・点滅し、電気の供給を中断する機能もあるので安全性も優れていると言えます。

  • 定格出力:0.9kVA
  • 使用燃料:ガソリン(燃料タンク2.6L)
  • 連続運転時間:3.4~7.3時間 ※7.3時間はエコモード使用時
  • サイズ:幅37.5 × 奥行24 × 高さ44.5cm
  • 出力ポート:交流用コンセント2個、直流用コンセント(シガーソケット )1個。USB出力へ変換できるUSBポートも付属
  • 騒音値:エコモード作動時に定格負荷の1/4のときは58.1dB、定格負荷のときは62.6dB

インバーター発電機 DK1800iSDF

インバーター発電機 DK1800iSDF

インバーター発電機 DK1800iSDF

¥129,900

こちらのインバーター発電機は、ガソリンとLPガス、2つの燃料で使用できます。日頃からLPガスを使っている人におすすめで、急な停電時にも心強いでしょう。インバーター発電機のエンジンは防音ボックスでカバーされているうえ、本体の防護カバーの内側にも防音シートが貼られており、騒音を抑えた仕様になっています。

約18kgとやや軽量のインバーター発電機で、AC出力コンセントだけでなくUSBポートもついています。別売りの並列運転コンセントボックスを接続することで2台を並列して運転でき、3.2kVAと高い定格出力を発揮できるのも魅力です。

  • 定格出力:1.8kVA(ガソリン使用時)、1.6kVA(LPガス使用時)
  • 使用燃料:LPガス・ガソリン
  • 連続運転時間:約4~8時間 (ガソリン使用時)、0.9kgで約1時間(LPガス使用時)
  • サイズ:幅48× 奥行29 × 高さ43cm
  • 出力ポート:交流用コンセント、 USBポート
  • 騒音値:-

ホンダ インバーター発電機 EU9i

インバーター発電機 EU9i

ホンダ インバーター発電機 EU9i

¥80,695

乾燥重量は13.0kgで、ホンダのインバーター発電機の中では最軽量のモデルです(2022年3月時点)。12Vバッテリーの直流出力ポートが付いているので、別売りのコードを使用すればクルマやバイクなどにも充電できます。ほかのホンダのインバーター発電機と同様にエコスロットル機能も備えているため、機能性も欲しいけれど軽さを重視したい人におすすめのインバーター発電機です。

  • 定格出力:0.9kVA
  • 使用燃料:ガソリン(燃料タンク2.1L)
  • 連続運転時間:約3.2~7.1時間 ※7.1時間はエコスロットル作動時に負荷が定格の1/4 になった場合
  • サイズ:幅45.1 × 奥行24.2 × 高さ37.9cm
  • 出力ポート:交流用コンセント2個、直流用コンセント1個
  • 騒音値:エコスロットル作動時に定格負荷の1/4のときは78dB、定格負荷のときは86dB

ナカトミ インバーター発電機 EIVG-900D

インバーター発電機 EIVG-900D

ナカトミ インバーター発電機 EIVG-900D

Now 38% Off
¥33,872

約12.7kgとインバーター発電機の中ではコンパクトで非常に軽量なモデルのため、キャンプのようなレジャーシーンにおすすめと言えるでしょう。インバーター発電機の燃費消費や騒音を抑えるエコモード機能も搭載。オイル不足や過負荷時にはLEDランプで知らせてくれます。

  • 定格出力:0.9 kVA
  • 使用燃料:ガソリン(燃料タンク1.8L)
  • 連続運転時間:約2.3~3.6時間 ※3.6時間はエコモードをONにした場合
  • サイズ:幅45 × 奥行26 × 高さ38cm
  • 出力ポート:交流用コンセント2個、直流用コンセント1個、USBポート2個
  • 騒音値:エコモードがONときは約63dB、定格負荷のときは約70dB

三菱重工 三菱ポータブルカセットガス発電機 MGC900GB

三菱ポータブルカセットガス発電機 MGC900GB

三菱重工 三菱ポータブルカセットガス発電機 MGC900GB

¥130,000

燃料の保管がしやすい、カセットガス式のインバーター発電機です。ガソリン式よりも燃料の取り扱いがしやすく、持ち運んで使うアウトドアでのレジャーシーンのようなときにおすすめのインバーター発電機と言えるでしょう。日頃からカセットガスをストックしている人にもおすすめです。

  • 定格出力:0.85kVA
  • 使用燃料:カセットガス(イワタニカセットガス)
  • 連続運転時間:約1時間(2本)
  • サイズ:幅40 × 奥行33 × 高さ39cm
  • 出力ポート:交流用コンセント2個、直流用コンセント1個
  • 騒音値:-

インバーター発電機 BS30i

インバーター発電機 BS30i

インバーター発電機 BS30i

¥96,000

3 .0kVAの高い定格出力を誇るインバーター発電機ですが、騒音値は約63dB(通常の会話と同等レベル)です。負荷に応じてエンジンの回転を必要最低限に制御してくれる、エコノミーコントロールも搭載されています。

さらに、過負荷保護装置や過熱保護装置などの安全機能も備わっているため、安全面が気になる人におすすめのインバーター発電機です。

  • 定格出力:3.0kVA
  • 使用燃料:ガソリン(燃料タンク3.7L)
  • 連続運転時間:約4.5時間
  • サイズ:幅48× 奥行29 × 高さ43cm
  • 出力ポート:交流用コンセント3個、シガーソケット1個
  • 騒音値:約63dB

ヤマハ インバーター発電機 EF900iSGB2

インバーター発電機 EF900iSGB2

ヤマハ インバーター発電機 EF900iSGB2

¥112,800

カセットガス2缶で稼働するインバーター発電機です。燃料保管の手間をとらないインバーター発電機を好む人におすすめとなります。カセットガスで稼働するインバーター発電機は出力が低い傾向にありますが、並列運転機能があるため別売りのケーブルで接続すれば最大1.8kVA(1台から供給できるのは最大1.5kVA)の供給が可能です。

  • 定格出力:0.9 kVA
  • 使用燃料:ガス(イワタニカセットボンベ)
  • 連続運転時間:約1時間
  • サイズ:幅40× 奥行33 × 高さ39cm
  • 出力ポート:交流用コンセント2個、直流用コンセント1個
  • 騒音値:91dB

マキタ(Makita) ポータブルインバータ発電機 EG1600IS 

ポータブルインバータ発電機 EG1600IS 

マキタ(Makita) ポータブルインバータ発電機 EG1600IS 

¥126,520

電気制御によって波形のひずみを抑え、良質な電気を供給できると謳(うた)うマキタのポータブルタイプのインバーター発電機です。よって、コンピューター内蔵製品にも安心して使えるでしょう。またエンジンの回転数を自動で制御する、「エコノミーコントロール」を搭載。これにより、効率のよい発電と長時間の電気供給、低燃費を実現しています。

ちなみに電気の周波数は50Hz/60Hzを、スイッチ1つで切り替えられます。さまざまな電化製品に対応できるインバーター発電機を探している人は、ぜひともチェックしてみてください。

  • 定格出力:1.6kVA
  • 使用燃料:無鉛ガソリン
  • 連続運転時間:約10.5~4.2時間(1/4負荷~定格負荷) ※エコノミースイッチオン時
  • サイズ:幅49×奥行28×高さ44.5cm
  • 出力ポート:交流用コンセント2個、直流用1個
  • 騒音値:—

インバーター発電機を
使用するときの注意点

周波数をチェックしよう

日本における電気の周波数は、東日本では50Hz、西日本では60Hzと国内で異なります。電化製品にはどちらの地域でも使用できるものもありますが、中にはその地域の周波数にしか対応していないものも存在します。発電機にも50Hz用、60Hz用とされているものがあります。接続する電化製品と周波数が合っていないと、そもそも動かなかったり、故障したりしてしまう可能性が大きくりますのでご注意を…。

ですが、その周波数の切り替えが1台でできるタイプもあることも、インバーター発電機の特徴です。その場合はスイッチで切り替えることとなるので、インバーター発電機に電化製品を接続する前は、その電化製品が対応している周波数を正しく選択しているかチェックしましょう。

使用する場所に気をつけよう

インバーター発電機の運転時には、排気ガスが発生します。その排気ガスには一酸化炭素が多く含まれるため、屋内で使用し続けると一酸化炭素の濃度が上がって頭痛や吐き気などを引き起こし、重度になると死に至る可能性もあります。インバーター発電機は屋内での使用を避け、空気の流れがよいところで使うようにしましょう。

まとめ

インバーター発電機は1台あると災害時に安心なうえ、DIYやキャンプ、バーベキューなどのアウトドアレジャーでも楽しみの幅を広げてくれます。このページで紹介した選ぶ際のポイントやおすすめ製品を参考に、自分の使い方に合ったインバーター発電機を探してみてください。