今や懐かしい2000年代初頭のテクノロジー21選
Netflixはそもそも、郵送DVDレンタルサービスを行っていた会社からスタートしたこと、皆さんはご存知でしたか?
2000~2009年という2000年代最初のディケイド(10年間)は、実にシンプルな時代でした。当時、アメリカではパリス・ヒルトンやリンジー・ローハンなどのお騒がせセレブたちがタブロイド紙の表紙をたびたび飾り、自由を謳歌していた時代でもあります。
そのころと言えば、ソーシャルメディアもTwitterやFacebookが登場したばかり。マーケティング用語で言う「イノベーター」もしくは「アーリーアダプター」の人々は、TwitterでつぶきながらFacebookでせっせと友だちを増やすことに精を出していたことでしょう。また、この10年における前期、アメリカでは音楽を共有しながら友だちとコミュニケーションができるMyspaceというSNSが、人気を誇ってもいましたね。そして自宅で映画を観るときには、近所のレンタル店でDVDを借りるのが定番となっていました。
それがどうでしょう。こうして2021年となった現在を見回してみてください。これらのテクノロジー以上に変わったことはありますか? もちろん、地球環境の悪化やこのパンデミックも、無視してはなりません。ですが、この科学の発展に関しては、実に目覚ましいもの…信じられないほど急速に進化を遂げています。
そこで、古き良き2000年代に私たちが愛用していた電子機器の数々をここで振り返ってみましょう。
ブラックベリー
「バラ科キイチゴ属の一群の種、およびその果実」ではありません…。
iPhoneやAndroidが登場する以前は、カナダのブラックベリー(旧リサーチ・イン・モーション)社が開発した携帯端末「BlackBerry(ブラックベリー)」が携帯でインターネットを楽しむための、実に頼りになる端末でした。おまけに、カッコよかった…。スマートフォンの先駆け的存在です。
ニューヨーカーの多くが手にしていて、日本では憧れの存在となっていました。ちなみに日本では、NTTドコモが法人向けに販売。手軽にインターネットが利用できるいただける個人向け「ブラックベリーインターネットサービス」を2008年8月から提供開始していました。
そして現在は…? 一度は2020年8月末での終了がアナウンスされました。ですが2020年8月には、「2021年前半に5Gに対応して復活する」と発表されました。が、2021年8月を過ぎ…いまだ登場はしていません。楽しみです!
…と、このように郷愁を誘うデジタル機器の数々をご覧ください。
アップル「iPod」
アップルは2002年7月、数千もの楽曲を持ち歩くことができる「iPod」の初代モデルを世へ送り出しました。
多くの音楽好きがこの白いポータブルプレイヤーと、純正イアホンを耳にしていました。そんな時代を経て、iPhone全盛の時代となっています。
GPS
Google Mapsがモバイルに対応する以前は、誰もがフロントガラスにこのような大きな機器を取りつけていました。
アップル「iMac」
2001年に発売されたMacのデスクトップは、大きく丸いシェルが特徴で、明るいカラーバリエーションを豊富に取りそろえていました。
アップル「iPod Nano」
アップルは2009年、スリムで洗練された「iPod」の小型モデル「iPod Nano」(第5世代)を鮮やかなカラーバリエーションで発売しました。
こちらの「iPod Nano」には、カメラも搭載されていました(カメラ搭載されているのは、2009年に発売された第5世代のみとなります)。
任天堂「Wii リモコン」
2006年に発売された「Wii リモコン」は、バーチャル・リアリティー的な体験の先駆けであり、テニスやゴルフなどのスポーツをアクティブに楽しむことができました。
アップル「iBook」
アップルは2000年に、当時最新のクラムシェル型ノートPC「iBook」を発売します。このモデルは、多くの人々が憧れの目で見つめていました。
ちなみにEsquire JPの編集長もこれを愛用し、未だ廃棄することもできず、自分の部屋に飾っているようです…。
モトローラ「MotoRAZR」
モトローラのピンクの携帯電話「MotoRAZR」を披露したのは、かのパリス・ヒルトンでした…。
日本でも発売され、一時期話題のモデルとなりましたね。
DVD
そう言えば、ついこの間まで週末には、自宅で映画を観ようとレンタル店へ足を運び、DVDを借りに行ったものでした…。あのブルーの小さなバッグが懐かしいです。
「ストリーミング」という言葉は、英語で「水が川を流れること」を意味しています。今やストリーミングサービスの主力であるNetflixは、ストリーミング開始前はなんと、DVDを自宅に郵送するサービスをアメリカで手がけていました。
まさに、「ゆく河の流れは絶えずして…」ですね。
マイクロソフト「Xbox 360」
2000年代初頭に、話題を呼んだゲーム端末機「Xbox 360」。前モデルと異なり、白い端末やコントローラーが印象的でした。
アメリカ同様に、日本でもシューティングゲーム「Halo」が人気となりました。
任天堂「ゲームボーイアドバンス」
折りたたみ型のポータブルゲーム機「ゲームボーイアドバンス」は、いつでもどこでもポケモンで遊ぶことを可能にしました。
老若男女に愛された、ポータブルゲーム機として私たちの記憶に残っていることでしょう。
3Dテレビ
2000年代後半にかけて、3D映画と3Dテレビ番組は大流行しました。
ですが、残念ながらこの流行はまもなく廃(すた)れていきます。今では、4Kテレビなどがトレンドとなっています。
ポータブルDVDプレイヤー
外出中に映画を観たくなったときは、このポータブルDVDプレイヤーにディスクを入れて外出先でも楽しんだものでした。
デジタルカメラ
Facebookなどに投稿する写真を撮影するときには、このような不格好な手持ちカメラを使っていたものです。
そして、そのデータを移すのに四苦八苦していたものです…。
アップル「iPod Shuffle」
音楽ストリーミングサービス「Spotify(スポティファイ)」のプレイリストがお馴染みになる以前、私たちはこの「iPod Shuffle」で、お気に入りの曲をランダムに楽しんでいました。それを聴きながら街を歩くときの高揚感を、今では懐かしいことでしょう。
HDTV
HDTV(高精細度テレビ)技術は1990年代に開発されましたが、一般消費者が手軽に入手できるようになったのは2000年代前半のこと。
現在、人々はHDTVから4Kへのアップグレードを進めています。
ソニー「プレイステーション・ポータブル」
臨場感あふれるグラフィックをモバイル端末で実現した「プレイステーション・ポータブル」は、2004年に発売されました。
発売当時、大きな画面とバリエーション豊かなゲーム作品たちが話題となりました。
アマゾン「Amazon Kindle」
2000年代半ばから後半、アマゾンは自分のライブラリにボタン1つでアクセスすることを可能にしました。つまり、読書用タブレットであるこの「Amazon Kindle」が誕生したわけです。
薄型スクリーンコンピューター
アップル「iMac」が薄型になったのは、2002年のこと。そうしてこの新たなデザインは、次々に他のPCメーカーが模倣(もほう)するようになりました。
タワー型PC
仕事場でデスクトップPCを使っていた人なら、デスクの下にあるタワー型の本体に膝をぶつけたことが一度はあるのではないでしょうか。