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「ドアホン」が進化を遂げています。最近ではスマホと連動し、外出先からも訪問者に対応したり、玄関先の様子をチェックしたりできるモデルも登場しているのです。そんな最新モデルに交換したいけれど、取り付け工事などに悩んでいる人もいるのではないでしょうか? そもそも、ドアホンの種類は非常に多岐にわたるため、何を基準に選ぶべきか迷ってしまうこともあることでしょう。
そこでこのページでは、ドアホン選びのポイントを解説します。また、パナソニックなどのおすすめのドアホンを厳選してご紹介。さらに、ドアホンの取り付け方やドアホンの音が鳴らない、聞こえないときの対処法にも触れていきます。
ドアホンの取り付け方。
工事は必要?
自分で交換できる?
「ドアホンを新調したいけれど、自分で取り付けられるものなのか?」と、疑問を抱いている人もいることでしょう。備え付けのものも多く、「交換するには専門の業者に工事を頼まなければならない」と思っている人も少なくないのでは?
そもそもドアホンは、親機(室内側)と子機(玄関側)を何らかの方法でつなぎ、訪問者が室内にいる人を呼び出したり、通話したりできる仕組みです。親機と子機をつなぐ方法には、大きく分けて「ワイヤレス」、「電源コード式」、「電源直結式」の3タイプがあります。このうち「ワイヤレス」と「電源コード式」においては自分で取り付けることもできます。
ワイヤレスはその名のとおり、親機と子機の通信が電波で行われるので配線をいじる必要がなく、比較的簡単に取り付けられるでしょう。一方で電源コード式は、通信用電線の処理を行わなければならず、不慣れな人にとっては難しいと言えるでしょう。
ちなみに、どちらの場合も壁にドアホンを設置する土台を取り付けるため、ネジ穴をあける作業が発生します。工具を扱い慣れていない人は十分に注意してください。
なお電源直結式は、建物の配線から直接電源をとらなければならないため、電気工事士の資格が必須です。電源直結式のドアホンを購入した際は、必ず業者に依頼しましょう。
ドアホンはタイプで選ぶ
ドアホンの購入費用をなるべく安く抑えたいなら、カメラが付いていない一般的なドアホンがおすすめです。訪問者の顔はわかりませんが、例えば不要な勧誘やセールスに対して玄関先ではなく、ドアホンを通して対応できる点がメリットと言えるでしょう。
一方で、やはりセキュリティ面が気になるという人には、カメラ付きタイプ(テレビドアホンとも)がイチオシです。誰が訪ねて来たかがパッと見てわかるので、「そもそも不審な人物には対応しない」といった対策がとれるでしょう。
画面のサイズをチェック
カメラ付きタイプのドアホンを選ぶなら、画面のサイズもチェックしておきましょう。画面のサイズが大きいほど、訪問者の顔を確認しやすくなります。また、広角レンズが搭載されていれば、訪問者だけでなくその周辺の様子も確認できるので、安心感が高まります。
録画機能があれば
訪問者を記録できる
テレビドアホンに録画機能が付いていれば、留守中に誰が訪ねて来たかをチェックできて心強いですね。さらに中には、留守中の訪問者をランプで知らせてくれるタイプもあり、履歴の確認に役立ちます。
LEDライト付きは夜間も安心
例えば、日中は仕事のため夜間に宅配便を受け取ることが多いなら、LEDライトが付いているものがおすすめです。周囲が暗くても、訪問者の顔がバッチリわかるでしょう。特に、「訪問者の顔がよく見えなくて不安という人におすすめの機能です。
スマホ連動機能付きなら
留守中も心強い
最近ではスマホと連動し、不在時の訪問者に対応できるものも登場しています。外出先から荷物の受け取りが行えてとても便利。家を頻繁に空けることが多いなら、スマホ連動機能の有無をぜひチェックしておきましょう。
ドアホンのおすすめ10選
パナソニックのテレビドアホンには、留守中の訪問者を自動で録画・保存する「録画機能」が搭載されています。さらに増設モニターを利用すれば、例えば2階からでも来客対応が可能。家中どこにいてもOKです。
また、住宅用火災警報器と接続させれば、ランプの点灯と通知音で知らせてくれる「住宅用火災警報器連動」機能も完備。万が一の非常時にも備えられるでしょう。
- 工事の有無:あり(電源直結式)
- 録画機能:あり
- LEDライト:あり
- スマホ連動:—
家中どこにいても、来訪者を確認できると謳(うた)うドアホンです。モニター親機とカメラ玄関子機との間の配線工事は必要なものの、ワイヤレスモニター子機は配線不要で、室内のどこにいても応対ができます。
また、LEDライトが搭載されており、夜間でも来訪者の顔を約50cm先までカラーで確認できると言います。録画機能も内蔵されているので、留守中に訪ねて来た人についてもバッチリ確認できます。宅配便などが届いたときに都度、ドアホンのところまで行くのが煩わしい…と思っている人は、候補に入れてみてください。
- 工事の有無:なし(電源コード式)
- 録画機能:あり
- LEDライト:あり
- スマホ連動:—
リングのビデオドアベル4には、赤外線とカメラセンサーが搭載されています。これらがモーションを感知すると、Ringアプリに通知されるのが特徴。スマホから、玄関先の様子をリアルタイムでチェックできます。
さらに、Alexa(アレクサ)に訪問者との応答をリクエストすると、画面付きEchoデバイスやFireTVシリーズを通して話すことも可能です。留守がちな人は、ぜひこのドアホンに注目してみてください。
- 工事の有無:なし(ワイヤレス)
- 録画機能:あり
- LEDライト:—
- スマホ連動機能:あり
商品名のとおり、配線をいじる必要がないワイヤレスタイプなので誰でも簡単に設置できるのがメリットと言えます。電波の到達距離は見通し120mで、屋内外問わず安定して通信できるでしょう。
自宅の玄関先はもちろんのこと、事務所の受付や店舗レジの呼び出しにも活用できます。ドアホンの中でも特に、シンプルタイプをお求めの人は候補に入れてみてはいかがでしょう。
- 工事の有無:なし(ワイヤレス)
- 録画機能:—
- LEDライト:—
- スマホ連動機能:—
ドアホンの購入や設置にかかるコストをカットしたい場合は、リーベックスのワイヤレスチャイムがおすすめです。配線工事をする必要がないうえ、ワイヤレスなので自分で取り付けられるのがメリットです。
玄関側に設置する送信機のほうは、防雨・防沫形(あらゆる方向からの飛沫を受けても有害な影響がない)タイプのなため屋外でも問題なく使用できるでしょう。
- 工事の有無:なし(ワイヤレス)
- 録画機能:—
- LEDライト:—
- スマホ連動:—
誰かがチャイムを押すと、スマホに自動的にサイレントビデオ通話が送信される仕組みです。セキュリティ面の配慮もされています。例えば通話音声を「おじさんの声」などに変えられるため、1人暮らしの女性にも心強いでしょう。また、Amazon AlexaやGoogle Assistとの連携も可能です。
さらに、PIR人体検査とレーダー探知を搭載しており、本製品の6メートル以内に人が近づくとスマホにプッシュ通知が届きます。セキュリティ対策を強化したい人は必見でしょう。
- 工事の有無:なし(ワイヤレス)
- 録画機能:—
- LEDライト:—
- スマホ連動:あり
録画機能搭載の高性能なテレビドアホンでありながら、シンプルなデザインで人気です。カメラレンズの角度は上・下・左・右・斜めに動かせるため、設置場所に合わせて調整できます。ワンタッチで、1.5倍のズーム操作が可能な点にも注目です。
さらに、夜間でも視認性が良好な「3.5型カラーモニター」を搭載。周囲が暗くても、訪問者の様子をしっかり確認できて心強い存在となるでしょう。
- 工事の有無:あり(電源直結式)
- 録画機能:あり
- LEDライト:—
- スマホ連動:—
スマホだけでなく、Google Nest HubやGoogle Nest Miniなどと連携し、訪問者に対応できるのがメリット。画角が縦長なので、訪問者の全身や地面に置かれた荷物のチェックも可能です。
さらにペットや荷物、車、認識済みの人物などを判別し、「誰が玄関先にいるのか?」まで詳細に教えてくれます。Google Nest Awareの定期購入を追加すれば、最大60日分の動画履歴を確認できるのも魅力のひとつと言えるでしょう。
- 工事の有無:なし(ワイヤレス)
- 録画機能:—
- LEDライト:—
- スマホ連動:あり
Charlemainのワイヤレスチャイムは、付属の両面テープまたはネジでお好きな場所に設置可能。自宅の玄関先はもちろんのこと、事務所や店舗、介護現場などでも活用できます。防水設計なため屋外や浴室での使用もOKです。
電波に関しては、見通し最大280mの範囲まで問題なく届きます。例え玄関側の子機から離れた場所にいても、訪問者が来たことがきちんと認識できるでしょう。
- 工事の有無:なし(ワイヤレス)
- 録画機能:—
- LEDライト:—
- スマホ連動:—
「自発電モジュール」と「自発電ブラケット」が内蔵されており、バッテリーフリーで使用できるのが特徴です。配線工事も不要で、両面テープあるいはネジで簡単に取り付けられるのもうれしいポイントです。
室内側の受信機が2セット入っているため、例えば1階と2階それぞれに設置すれば、家中どこからでも訪問者に対応できます。なお受信機は、コンセントに挿すだけで使用可能となります。
- 工事の有無:なし(ワイヤレス)
- 録画機能:—
- LEDライト:—
- スマホ連動:—
ドアホンの音が鳴らない
聞こえないときの対処法
ドアホンの音が鳴らないときや聞こえないときは、まず、音量の設定を確認してみましょう。確認してみたら、「実は音量が小さく設定されていた」ということがよくあるからです。
そこで音量の設定に問題がないことが判明した場合は、親機と子機をつないでいる通信ケーブルの接続不良が起きている可能性が考えられます。
通信ケーブルは親機と子機の両方に内蔵されており、ネジで締めてつないでいますが、これが外れていたり緩んでいたりするとドアホンが正常に作動しないことがあります。ドアホンのカバーを外し、通信ケーブルの状態をチェックしてみましょう。
どちらにも当てはまらない場合は、親機や子機の故障や劣化などが挙げられます。
ドアホンの耐用年数は10〜15年程度と言われており、これに該当するドアホンが鳴らないときは買い替えのサインと言えるかもしれません。
まとめ
ドアホンの取り付け方や選び方、おすすめ製品などを紹介しました。
ひとくちにドアホンと言っても、シンプルなタイプやカメラが付いているタイプ、スマホと連動できるタイプなど、さまざまなドアホンが販売されています。どれを選べばよいか迷ったら、このページを参考に自分にとって使い勝手のよいドアホンを探してみてください。