ラギッドアウターと呼ばれるなかでも、タイドアップやトラウザーズ合わせが決まるのがフィールドジャケットです。武骨な生地やディテールをもっていますが、英国王室御用達の逸品があったりと、エレガントなイメージも兼備。ここでは特に、都会的なアイテムに絞ってご紹介します。
Photograph / Shutterstock(アフロ)
2014年、英国のサマセット州が洪水に襲われた際に、現地を訪れたチャールズ英皇太子。有事があれば、すぐさまフィールドジャケットをはおり、そして現地へと赴くジェントルマンです。
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「HACKETT LONDON」/ ハケット ロンドン
ジャケット7万5000円(ハケット ロンドン)●お問い合わせ先/ハケット ロンドン 銀座 TEL 03・6264・5362 パンツ3万7500円(インコテックス)●お問い合わせ先/エストネーション TEL 03・5159・7800 シューズ7万2000円(パラブーツ)●お問い合わせ先/ビームス ハウス 丸の内 TEL 03・5220・8686
英国きってのウェルドレッサー、ジェレミー・ハケット氏が創業者に名を連ねる「ハケット ロンドン」。古きよきブリティッシュトラッドを守り続けるブランドだけあって、オイルドクロスのジャケットも構築的なシルエット。足元はサイドゴアブーツを合わせて、街着仕様のバランス取りを。
「SCOTCH & SODA」/ スコッチアンドソーダ
ジャケット3万1000円(スコッチ アンド ソーダ)●お問い合わせ先/スコッチ アンド ソーダ 原宿店 TEL 03・6712・6919 パンツ3万5000円(ベルナール ザンス)●お問い合わせ先/ザ ソブリンハウス TEL 03・6212・2150 シューズ3万8000円(ディメッラ)●お問い合わせ先/エストネーション TEL 03・5159・7800
クラフツマンシップあふれるものづくりをおこなう、オランダ発の「スコッチアンドソーダ」。ヌメリのあるコットンクロスのジャケットは、ボディに4つポケットがついてミリタリー色も感じさせる一着。裾の裏側は生地が折り返され、ポケットのようになっていて機能的。裏地のオレンジがアクセントに…。
「HUNTER」/ ハンター
ジャケット5万2000円(ハンター)●お問い合わせ先/ハンタージャパン カスタマーサービス TEL 0120・563・567 パンツ3万3000円(インコテックス)●お問い合わせ先/スローウエアジャパン TEL 03・5467・5358 シューズ12万円(ジェイエムウエストン)●お問い合わせ先/ジェイエムウエストン 青山店 TEL 03・6805・1691
「ハンター」といえばレインブーツのイメージですが、実はアパレルラインの充実度はかなりのもの。デザインも今っぽく洗練されています。こちらはナイロン地のジップパーカですが、ウエストの絞りやハの字ポケットなど、実にモダンです。もちろん裏地には止水テープが貼ってあり、完全防水仕様なわけです。
「MAISON KITSUNE」/ メゾン キツネ
ジャケット13万5000円(メゾン キツネ)●お問い合わせ先/メゾン キツネ カスタマーセンター TEL 0120・667・588 パンツ3万2000円(GTA)●お問い合わせ先/八木通商 TEL 03・6809・2183 シューズ4万6000円(ソロヴィエール)●お問い合わせ先/ザ ソブリンハウス TEL 03・6212・2150
遊びあるフレンチトラッドを追求する「メゾン キツネ」からは、発色のいいフィールドジャケットが登場。襟元はボア仕様、ネル地の裏地がつき防寒性は抜群です。また、インナーヴェストは取りはずして、単品としても使えます。足元はレザースニーカーをチョイス、大人っぽくまとめています。
Photograph / Hitoshi Fujimaki(FLAME)
Styling / Masahiro Tochigi
Composition & Text / Ryuta Morishita
Edit / Kazumoto Kainuma
Photos:AP / アフロ